米無人機とロシア軍機が衝突 黒海上空の国際空域 米発表 コメント「米軍の無人機は国際空域で通常任務」「もはや対岸の火事ではない」「事実を認めて大人の対応を望む」


Photo 米軍無人機 MQ9リーパー By U.S. Air Force photo/Staff Sgt. Brian Ferguson - This image was released by the United States Air Force with the ID 071104-F-2185F - wikimedia 

米無人機とロシア軍機が衝突 黒海上空の国際空域 米発表、対立激化も
3/15(水) 2:21配信 JIJI.COM Yahoo!ニュース

 【ワシントン時事】米軍は14日、米空軍の無人機MQ9が黒海上空の国際空域でロシア軍機と衝突したと発表した。

 米無人機は墜落した。昨年2月のロシアのウクライナ侵攻以来、米ロ両軍機による衝突は初めて。米ロの対立が一段と激化する可能性がある。

(中略)

米欧州軍は声明で「危険で、プロフェッショナルではない行動だ」と非難した。

米国務省は衝突を受け、ロシアの駐米大使を召喚。一方、ロシア国防省は声明で「戦闘機は兵器を使用せず、無人機と接触もしていない。無人機は急激な動きで制御不能となった」と否定した。 

全文は以下(JIJI.COM)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2023031500066

関連




2023/03/15
アメリカの無人機とロシアのジェット墜落について知られていることと知られていないこと - abc17news(英文)
https://abc17news.com/news/ap-national-news/2023/03/14/whats-known-and-not-about-us-drone-and-russia-jet-crash/

アメリカ
米国防総省と米欧州軍司令部は、ロシアのSu-27 2機がMQ-9に燃料を投棄したと発表した。彼らによると、ロシアのジェット機は30〜40分間、無人機の周りや前を何度か飛行し、その後ロシアの航空機の一つが「MQ-9のプロペラを直撃し、米軍は公海上にMQ-9を降ろさなければならなくなった」という。
米欧州・アフリカ空軍司令官のジェームズ・ヘッカー空軍大将は、ロシア軍機の行動は 「両機を墜落させるところだった」 と述べた。国防総省報道官のパット・ライダー准将は、この衝突でロシアの戦闘機も損傷した可能性が高いが、Su-27は着陸できたと述べた。どこに着陸したかは明らかにしなかった。
米国防総省は、無人機はウクライナのいかなる領土とも 「はっきりしている」 と述べたが、詳細は明らかにしなかった。米国防当局者は、クリミア半島の西側で黒海上空で活動していると述べた。この関係者は匿名を条件に、ミッションの詳細を語った。
衝突が事故なのか意図的なものなのかは不明だが、双方ともロシア機がドローンを迎撃しようとしていたことには同意している。

ロシア
ロシア国防省は、米軍の無人機がロシア国境付近を飛行しており、ロシア当局が立ち入り禁止を宣言した地域に侵入したと発表した。ロシア軍が戦闘機を緊急発進させ、米無人機を迎撃したという。「米無人機は急な操縦の結果、高度を失って制御不能な飛行を行い、水面に衝突した」と主張している。
ロシアはクリミア半島近くの広範囲を飛行禁止とした。2014年のクリミア併合以来、そして昨年のロシアによるウクライナ侵攻のずっと前から、ロシア政府は米軍機がロシアからの通知を無視して国境付近を飛行していたと非難してきた。
国家は国際空域や国際水域で日常的に活動しており、いかなる国も自国の国境外の領土の制限を主張することはできない。
国防省は、ロシア機が緊急発進して無人機を迎撃したが、兵器を使用せず 「接触しなかった」 と発表した。

---

この衝突は外交的な抗議を引き起こした。
米国務省はアナトリー・アントノフ駐露大使を呼び、カレン・ドンフリート国務次官補 (欧州担当) と会談した。
「我々は、米無人機の撃墜をもたらしたこの安全で専門的でない傍受に強く反対する意思を伝えるため、再び上級レベルでロシアと直接交渉している」 と国務省のネッド・プライス報道官が明らかにした。
また、ホワイトハウスのカービー国家安全保障担当報道官は、米国は 「この安全で専門的でない傍受について懸念を表明する」 と述べた。
ライダーによると、ロイド・オースティン国防長官はこの件についてロシアの国防長官と話していないという。
(一部抜粋)(自動翻訳)



コメント

米軍の無人機は国際空域で通常任務を行っていたという。そこへロシアの2機のスホイ27が機体に向けての妨害行為に及び、無人機の一つは墜落させられてしまった。こういった無用な挑発行為をロシアが行う必要などどこにもなく、まったく無礼であるとしかいえない。
安全保障の上でロシアは危険行為を繰り返している。そこには国際的秩序を乱すだけであり、何の意味も道理もない。
今後ロシアが繰り返しこのような行動を起こすようであれば、国際的な罰則が必要になってくるだろう。無人機に対してとはいえ、このような行為は許されるものではない。


ロシアの戦闘機がアメリカの無人機に燃料をかけ、わざと衝突させたと聞きました。
エスカレートしなければいいのですが。


この程度のことならば、双方ともに事態をコントロールすると思うが、今後も小競り合いは続くだろう。
ロシアとすれば、このことにアメリカが怯えて偵察等を控えることを期待しているだろうが、どうなることやら。
日本周辺でもロシア・中国が恫喝的な行動を続けて久しい。
もはや対岸の火事ではない。


ウクライナ戦争で、米ロは直接はやらない方針だったが、事故?とは言え、衝突となると対立も激化でしょうね。
心配だわ…


どんな戦争も振り返って見たら始まりは小さな衝突だったりするので、こういう事でもそう方慎重な対応をして頂けるとありがたいです。日本は見守ることしかできず、何もできないので。果たしてそれで良いのかは、昨年以降国民の感覚が変わりつつあるようには思います。


米軍の無人機とロシア軍の戦闘機とが黒海上空の国際空域で衝突したとのことですが、元々このような事態が発生する可能性が高かったと言えるのではないでしょうか。
また、ロシアは米軍の無人機について「急激な動きで制御不能となった」と主張していますが、制御不能になっているのはプーチン大統領本人ではありませんか。ロシアは、自分たちの行為は正当化するが、その責任を他国や他人に転嫁するという姿勢を改めるべきです。
いずれにしても、ロシアの意図的な行為によって、事態がエスカレートする、つまり、「制御不能な状況となる」可能性が高いことを認識する必要があると思います。それは、ロシアを始め中国と言う常任理事国の存在によって、機能不全に陥っている国連安保理を見れば明らかです。


ロシアは無人機だと承知だったはず。
米無人機が有人であったらこのような行動に出たのか。
いずれにせよ対立が深まることは避けられない。


これって、結構危ない事態に発展する怖れがあるんじゃないの?
大きな戦争も、小さな衝突が元で、意地の張り合いになることから生じる。
双方の冷静な大人の対応を望む。


黒海で、ロシア戦闘機と米国の無人機が衝突。ロシアのウクライナ軍事侵攻でウクライナ側の代表国の米国が。ロシアと米国の対立激化。このロシアのウクライナ軍事侵攻も約1年。未だ解決や終戦の動きがない両国。
その影響で欧州諸国や日本も飼料不足やエネルギー不足で物価高。国連は常任理事国の拒否権があるので、国連はあてにはならない。
米国追従一辺倒の日本は今後どうなっていくのだろう。


ロシアと中国に良くあるパターンだ。国際空域にあるにも関わらず過剰な迎撃パターンを取る
これは自国内で英雄になりたい願望が大き過ぎるパイロットのメンタルもある。西側諸国に比べて知的レベルはまだまだ遅れている。


ロシアには事実を認めて大人の対応を望みます。
アメリカに関しては、心配してないのですが、ロシアの態度によってはかなり態度を硬化する可能性もありますね。
第三次世界大戦。絶対に起こってはいけないものです。


https://news.yahoo.co.jp/articles/6d084765c09e7b76251b99a9ed2a35d704e27e26/comments

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