「ウイグル族弾圧はデマ」、個人装い「中国寄り」投稿拡散…日本標的に組織的情報工作か コメント「Twitterやフェイスブックだけではない」「過剰な反応が何を意味しているかは実に分かりやすい」「情報をよく精査して慎重な判断を」


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「ウイグル族弾圧はデマ」、個人装い「中国寄り」投稿拡散…日本標的に組織的情報工作か
6/5(日) 11:41配信 読売新聞オンライン Yahoo!ニュース

 個人を装い、中国政府寄りの主張を英語などで不正に拡散させていたとして昨年、米ツイッター社が2160のアカウントを凍結し、その中の少なくとも45アカウントから日本語で発信されていたことが、読売新聞の調査でわかった。中国による新疆ウイグル自治区の少数民族弾圧を「デマ」だとする内容だった。同社は組織的な情報工作を指摘しており、日本が標的になっていることがうかがえる。

アカウント凍結

 欧米諸国などは自治区でウイグル族が労働や不妊手術を強制されるなど、人権侵害を受けていると指摘しており、米国は昨年以降、「ジェノサイド(集団殺害)」と非難。これに対し、中国は「完全にデマだ」と主張している。

 米ツイッター社は、複数のアカウントや偽のアカウントを使って情報を増幅する行為などを利用規約で禁止している。ウイグル問題に関する中国寄りの投稿について昨年12月、「国家的関与が疑われる」として規約違反でアカウントを凍結したと発表していた。

多言語で

 読売新聞は、2160アカウントの凍結後、閲覧が停止された投稿とリツイート(転載)の計約6万7200件のデータの一部を同社から取得。内容を調べた結果、大半は英語で中国語やフランス語もあったが、日本語のものが少なくとも52件確認された。

 発信元は45アカウントで、架空とみられる英語や中国語の個人名だった。

 最も多かったのは、ウイグル族を名乗る人が出演し、人権侵害を否定する動画が添付された投稿のリツイート。投稿には動画の中での発言の日本語訳が記され、人権侵害を指摘した米CNNの報道について「記者が偽ニュースを作り出した」などとしていた。

 中国政府系のメディアの日本語記事のリツイートも確認された。自治区の発展をアピールするシンポジウムで、出席者が「一部の勢力が事実を無視し、自治区の人々が美しい生活を享受する権利を中傷し、破壊しようとしている」などと発言する内容だった。

内容と日付同じ

 こうした発信は内容と日付がほぼ同一で、31アカウントが4時間以内に同じような投稿をリツイートしたケースもあった。

全文は以下(読売新聞オンライン)
https://www.yomiuri.co.jp/world/20220605-OYT1T50064/

関連

2020/06/12
Disclosing networks of state-linked information operations we’ve removed - Twitter Safety
https://blog.twitter.com/en_us/topics/company/2020/information-operations-june-2020
(翻訳)
今日、私たちは32,242のアカウントを国家関連情報業務のアーカイブに公開しています。これは業界で唯一のものです。本日アーカイブに公開したアカウントセットには、中華人民共和国 (PRC) 、ロシア、トルコにそれぞれ帰属する3つの異なる操作が含まれています。これらの操作に関連付けられているすべてのアカウントとコンテンツは、サービスから完全に削除されています。加えて、我々は2つの主要な研究パートナー:オーストラリア戦略政策研究所 (ASPI) とスタンフォードインターネット天文台 (SIO) と本開示からの関連データを共有しました。

いずれの場合も、プラットフォーム操作ポリシーに対するさまざまな違反を理由にアカウントが停止されました。



2022/05/24
「逃げる者は射殺」 中国のウイグル族「再教育施設」内部資料が流出 コメント「確度の高い資料」「事実の解明と人権の回復に時間の余裕はない」「もっと各マスコミが報道して欲しい」- KOKUMINnoKOEjp
https://kokuminnokoe-jp.blogspot.com/2022/05/blog-post_47.html

2022/02/12
防衛省が「情報戦」へ担当設置 中露念頭 
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コメント

世論操作には多少の効果があるかも知れませんが、ファクトチェックを充実させることと、論理を積み上げれば、本来なら過度に恐れる必要はないはずです。
ただ、衆議院選挙などで、当落線上の議員を意図的に落とすよう動かれると、対処が厳しいですね…
特に都市部など浮動層が多い選挙区では、注意が必要かと思います。
このあたりの問題は、「気分」に左右されやすいとされる日本人にとって、案外弱点かも知れません。
投票の判断材料を充実させたり、もっと論理を重視させるよう、私達日本人にも、変革を迫られているように思いました。


ウイグルに関して、中国が相当神経を尖らせている。
過剰な反応が何を意味しているかは実に分かりやすい。
我が国のマスメディアや専門家、コメンテーターの中にも、、反米的な者たちがいて、
バックに組織や支援者がいて、確かな思惑があるのだろう。
ウクライナ侵攻に関しても、明らかにロシア寄りの発言をする者たちも一定数いる。
個人的な理由か、何か利権が絡んでいるか、、反米欧という考えが見え隠れし、誰かの指示を受けている可能性もある。
情報を歪曲する者もいる。
何事も、鵜呑みにすることは危険であり、情報が正しいか疑う習慣を付けることが重要。
多くのメディアや専門家、政府関係者が似たような情報を示していたとしても、、
事実を誇張か何か色に染めて、
軽く煽動しようとしているケースもなくはないだろう。
情報が溢れかえる現代では、情報をよく精査して、慎重な判断を個々ですることが賢明である。


噂話と同じで、フェイクや情報操作にも自分の判断力が大事。ただ、日本人の無関心ぶりは、さすがに今問題だとも認識している。自然災害などには協調性があるのに、何故に政治や国の危機には無関心で他人事なのか。都市伝説を信じてるわけではないが、やはり戦後の教育と政治家のアメリカのしもべっぷりでこうなった要素は大きい。戦争や武器を持つことに全く賛同はしないけれど、危機意識を持ち常に情報や知識を入れ、何が正しいのか、今の状況はどうなのか、個人レベルをもっとあげないと、日本は自爆すると思う。結局は敵は敵ではなく自分達次第、、という事だと思っている。


中国政府が公にできない方法でこれだけ否定しようとする事が「これ以上追及されたくない事実がそこにある」と言っているように見えました。
本当に否定できるのであれば現地への取材や観光も国内外問わず受け入れているはずです。
ただ、SNSでやり取りされる情報はどうしても自分が信じたいものに片寄ってしまうものだと思います。
中国とのかかわりが深い方や親族が中国系の方などは今回のようなSNSの情報を真に受けてしまう方もいることでしょう。
言論や思想の自由が認められている日本だからこそ、常にグローバルな視点で物事を捉える視野の広さを意識できるよう私も気を付けたいです。


プロパガンダを流すのが当たり前なのは、どういう思想や主義主張な方向性のが多いのかを考えれば、ある程度の判断は出来ると思うのですがね。
だから歴史を学ぶのは大切なのです。過去にやって来た事、その積み重ねで考えれば中露寄りが如何に???なのかは理解しやすいのでは?
まあ、簡単に流される人が多いのも事実なのも困った話し。
大阪の人間ではないけど、件の都構想で毎日新聞の虚報による印象操作で流された人も多かったのでは?
自身のキチンとした考えの元に、じゃないのは問題です。
でも、ここは一般市民一人一人がよくよく考えないと同じ事は起こりますね。
そんなのに釣られるのは自分なら絶対イヤなのですが、世の中そこは気にしない人も多いのかも…


多かれ少なかれ、昔からどの国も諜報活動や外交の一つとして敵対国の世論を分裂させたり懐柔したりしてるもので、今の時代はそれをSNSでやるようになった。
テレビでコメンテーター使ってあれこれするのは、あからさま過ぎるしマスコミはそういうもんだとフィルターかけられちゃってもう通用しないが、SNSは個人の意見だったりや権威を詐称する事が出来たりで、そういうフィルターがかからない場だから広めやすいのだろう。
掲示板しかなかった時に比べて、媒体も多いから身を隠しやすいし。


今流行りの「制脳権」。日本の戦国時代でも、ドイツナチスでも、使われました。
戦は力だけでなく、プロパガンダも重要なのですが、SNS時代になってさらに重要度は高まっていますね。
たとえ自分の考え方についても、疑いを持ち従来の自分の考えに捉われずむしろ正反対な視点も含めて多角的な視点で、客観的に判断することを心がける必要があります。
学術的な研究者は、他人の論文だけでなく、常日頃から自分の説にツッコミどころないか注意深く考察していますが、普通の人でそんなことする人は少ないので、なかなか難しい。どこかに研究論文が発表されたらそれを鵜呑みにするような人がほとんどです。


ロシア・ウクライナ戦争でも分かるとおり、数多のデマで情報が錯綜した状態になると。間違った情報を信じることまではしなくとも、正しい情報までも信じて良いかどうか分からなくなりますからね。
有効性が確立されてしまっている以上、他の国も中露に一方的にやられっぱなしと言うわけにもいきませんし、国家に関する正しい情報がますます得られにくくなる時代なのかなと思います。


結局は自分の意見を持つ事、リテラシーを高めるという事に尽きるのでは。「嘘を嘘と見抜けないならネットは使えない」と言った御仁がおられるが、これは本当に名言。SNSというツールが一般化している中で、世論操作に利用しようとする輩が出て来るのはある意味当然とも言えるし過剰に恐れる必要も無い。その前提で利用すれば良いだけだし、教育現場でもネットやSNSとの関わり方を教えたら良い。そもそもツールがネットに移行しただけで、テレビや新聞だって昔から似たようなモノだ。週刊誌なんてとてもメディアとは呼べないと思うが、それでも掲載された飛ばし記事を信じてしまうような人も多い。全ての人が明確な自分の意見とリテラシーを持っていれば何も恐れる事はない。


情報工作は至る所のサイトやらスレッドやらでも日常茶飯事に行われている事が明らかだ。
敵勢力が国内外にて個人なり、大なり小なり組織編成されるなりして、国内のネット環境にアクセスし、どうにかして都合のいい流れを作ろうと日々躍起になっている。
現実に起こっている事実を認識できる者ならば、そのいずれも論外なもの、少し注視すれば容易に判断できるもの、そもそも明らかに言葉使いがおかしいものであり、むしろ敵がどういう者達か知る為の判断材料として見るべきである。
もっぱら朝と中であることは言うまでもない。


ロシアや中国って長期的に地道な戦略を凄いマメにやってると思う。
たとえば沖縄の米軍を追い出すためのネガティブキャンペーンはずっと継続してやっているし、
政治経済に関しても日本が悪い、ロシアや中国は正しい、日本人は戦争犯罪国で反省するべき国だという意識操作の活動は地道に続けている。
いますぐ結果が出るようなものではないが、日本人の潜在意識に少しづつだが確実にすりこませている。
日本も諸外国に対して地道な努力を続けていく必要があると思う。


他の方もコメしてますが、確かに中国のやり方は強引ですが、それを見ても無関心の日本人も問題ありですかね。
ウクライナを見ても分かりますが、我関せずでは国は滅びますね。
一人一人が、今自分の出来る事をやらないと近未来の日本は厳しいと思います。
私も自分の出来る範囲内で全力を尽くそうと思います。
孫や曾孫のためにも。


ここYAHOOコメントでもそうだが、やたらと中国やロシア寄りのコメントがある。
例えば今のウクライーナへの侵略でも「ウクライーナの外交努力が足りない」とか「NATOが拡大したのが悪い」などとプーチンの代弁者みたいなのが結構居る。
中国やロシアが何を思おうと人権弾圧や侵略は絶対悪であり、どんな理由を以ても正当化することはできない。
ネットだけでなく報道でもW徹のような中露の手先のような者たちが居るから質が悪い。情報に接する時は、ネタ元などのチェックは勿論の事、屁理屈に惑わされないよう善悪の分別を持つことが大事だと思う。


絶対にヤフコメも「影響力工作」があるでしょ。これからスマホにマイナンバーが搭載されるようになったらSNS登録時にマイナンバーとの義務付けしたらいいんだよね。誹謗中傷の裁判する時も本人特定が迅速になって良いよね。


Twitterで投稿するのが工作の全てではない。メディアに工作のツイートを元に記事を書かせて、さもそれが多数の意見かのように情報発信させるのがやり方。ツイート自体はアンカー的な役割になっている。
投稿数の少なさは、逆に日本人がメディアに操作されやすい証左かもしれない。


中国人が日本版のSNSに投稿しているのはTwitterやフェイスブックだけではないからね。
このヤフーニュースのコメントにも中国人がかなり見ていてコメントを書いていて、いいねやよくないのボタンを押してると思う。
たまに中国共産党に批判的な事をコメントすると少し違和感のある日本語で反論してくる人がいてるからね。
だから、どのSNSも日本人だけがツイートやコメントしてるのでなくいろんな国の人も日本版のSNSを見てツイートやコメントをしていると思う事は必要。


https://news.yahoo.co.jp/articles/a630deefcf839242556afc48e21da7e9718a997a/comments

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