クアッドが注力すべき中国の違法漁業と海上民兵 コメント「漁業でも無茶苦茶をやる」「性善説での話し合い、条約でどうにかなる国ではない」「国際社会に訴えるには個別案件の証拠をデータとして押さえる事が大切」


Photo 中国の海上民兵が人員を配置していると思われる中国の船の近くを航行するフィリピン沿岸警備隊の職員 2021年4月、南シナ海ウィットサンリーフ - フィリピン沿岸警備隊 / REUTERS

クアッドが注力すべき中国の違法漁業と海上民兵
6/13(月) 6:01配信 Wedge Infinity Yahoo!ニュース

 5月の東京における日米豪印4カ国によるクアッド首脳会議では、IPMDA(海洋状況把握のためのインド太平洋パートナーシップ)が発表された。世上あまり注目されていないようであるが、意義のある重視すべきイニシアティブと考えられる。

 その内容は、ルールに基づく海洋秩序に対する挑戦に対抗するために、違法漁業、瀬取り、密輸など、違法な活動を継続的にモニターすることを目的とするものである。衛星技術によってこの地域の幾つかの既存の監視センターを繋ぎ包括的な追跡システムを作るとしている。

 念頭にあるのは中国の漁船団による収奪的な漁業である。米国の当局者は「この地域における違法漁業の95%は中国によるものだ」と述べている。南シナ海その他海域におけるその活動はつとに報道されているが、2020年夏には300隻近い漁船団がエクアドル領ガラパゴス諸島の周辺海域に出現し、荒っぽい漁業を行い環境破壊の懸念を惹起する事件を起こしている。

 しかし、それだけではない筈である。中国の漁船には偽装漁船もあり、その実態は解明されていないが、海警の船舶と連動して、いわゆる海上民兵として政治目的のために行動する例がある。

 昨年3月からほぼ1カ月の間、中国の海上民兵とおぼしき多数の船舶が南沙諸島のウィットサン礁(フィリピンの排他的経済水域内にある)に集結する奇怪な行動をしたのも、その一つである。クアッドの共同声明には「海上保安機関の船舶及び海上民兵の危険な使用」を含む「威圧的、挑発的又は一方的な行動」に反対するとの文言はあるが、IPMDAと関連付けることは(恐らくは意図的に――反カ国色が強過ぎるとパートナーを募ることに支障が生ずる)避けている。しかし、海上民兵は最も警戒を要する問題の一つであり、これがIPMDAの継続的モニターの対象を外れることはあり得ないだろう。

全文は以下(Wedge Online)
https://wedge.ismedia.jp/articles/-/26911

関連

2022/05/24
日米豪印首脳会合共同声明 - 外務省
https://www.mofa.go.jp/mofaj/fp/nsp/page1_001188.html
海洋状況把握及び人道支援・災害救援
 我々は、地域のパートナーと協働し、人道及び自然災害に対応し、違法漁業と戦うために設計された、新しい海洋状況把握イニシアティブである「海洋状況把握のためのインド太平洋パートナーシップ(IPMDA)」を歓迎する。IPMDAは、技術と訓練を提供することで、我々の海や海洋の安定及び繁栄を促進すべく強化・共有化された海洋状況把握を支援するため、インド太平洋諸国及びインド洋、東南アジア、及び太平洋諸島の地域情報融合センターを支援し、これらと協議しながら取り組んでいく。IPMDAは、日米豪印が掲げる「地域をより安定させ繁栄させるために役立つ具体的な成果に向けた我々の共同の努力の促進」を体現している。

 2022年3月3日の首脳テレビ会議でのコミットメントを具現化するため、本日、我々は「インド太平洋地域における日米豪印HADR(人道支援・災害救援)パートナーシップ」の立ち上げを発表する。本パートナーシップはインド太平洋地域における災害に効果的に対応するための協力体制を更に強化するものである。



中国漁船100隻以上、フィリピン沖の南シナ海で確認…比外務省が抗議「国際法違反」 コメント「対中政策で優しい顔をみせても主権を平気で侵害」「数で嫌がらせは中国の常套手段」「本当に漁船か」- KOKUMINnoKOEjp
https://kokuminnokoe-jp.blogspot.com/2022/06/blog-post_13.html

コメント

『違法漁業、瀬取り、密輸など、違法な活動を継続的にモニター』
非常に大切だ。
そして日本がアジア安全保障会議で表明した
『巡視船を含む海上安全保障設備の供与や海上輸送インフラの支援』
と相まって、インド太平洋での傍若無人な振る舞いをする中国に一定の抑止をかける事になるだろう。
国際社会に訴えるには、個別案件の証拠をデータとして押さえる事が大切だ。
そして、太平洋島嶼国を含む中国被害に悩む国々にも届くように映像を含むデータを公表する事が大切である。
学会、フォーラム、国際会議、web上など様々な場所で中国の横暴を映像を持って公表し続ける事で、真綿で首を締め付けるようにゆっくりと着実に中国の暴挙を抑制できるはずだ。


既に他国の国土にいる陸上民兵っていないのかな?
いたら怖いよね


結局は性善説での話し合い、条約でどうにかなる国ではない。
軍事力ベースの圧力がないと、交渉には応じない。
だからこちらも自国領土、領海防衛のためにも軍事力強化が必要だ。しかし単独では共産独裁国のように自由に軍事予算は使えないし、核開発、所有は慎重であるべきだから、同盟組んでの集団安全保障のシステムが必要になるのだが、『戦争への道』『他国の戦争に加担、巻き込まれる』『今までは無くても大丈夫だった』と言って頑迷に反対する連中がいる。
こういった認知症レベルの過去への郷愁と現実逃避を主張する国内勢力こそが中華思想、ソビエト主義よりもっと危険だ。
生存権を共有する軍事同盟は最も強い信頼関係を表すものである。
どれだけ多くの国と同盟を結んでいるか、その内容がその国の存在価値、生存力を表すバロメーターの一つである。


自分だけ身勝手やってたら
地球はもたない
それがわからないかな


品格なき国が漁業でも無茶苦茶をやる、どうしょもないこれでは海の魚類が激減してしまいかねない。そうなったら自分の国だって困るだろうにそこまで考えが及ばないのか。
中国という国は軍事面でも問題を起こしているし世界のお荷物、世界のガンなっていると思います。


それでも、こんな国の観光客を、あてにする政府。もはや、中国の属国と呼ばれても仕方ない。


中国は違法なことも海警がサポ-トしながらやるから国でやっている無法国、何とか世界のルールを守らせるようにしないといけない。


https://news.yahoo.co.jp/articles/e81b9bd41e3b9616d79338d2d0aa48692ecfefbb/comments

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