ついに飛び出す怪情報「習近平退陣」、そのウラで「反習近平勢力」が結集か コメント「そうあって欲しいが」「差し迫った脅威は中国の工業技術の進化とそのスピード、軍拡、チャイナマネーによる支配も」

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ついに飛び出す怪情報「習近平退陣」、そのウラで「反習近平勢力」が結集か
5/18(水) 6:03配信 現代ビジネス Yahoo!ニュース

(一部抜粋)

「政変」は今度こそ現実になるか

 李首相が習主席に対して不服従の態度を明確に取り続けながらも、その政治的地位はむしろ安泰であってむしろ上昇している。

 その意味するところは要するに、今の習主席は政敵を圧倒するほどの力を持っていないこと、習主席よりもむしろ李首相の方に党内の人望と支持が集まっていること、そして李首相はまさに「反習近平」の態度を露骨に表すことによって「反習近平勢力」の結集を促していることである。

 今後においても習主席の失政や権威失墜がそのまま続くなら、李首相を中心とする反習近平勢力の結集は一定の規模とレベルに達した暁には、海外の中国人「老灯」が願望している「北京政変・習近平退陣」は今度こそ現実の展開になるかもしれない。

 「最後の戦い」の舞台となるのは夏の北戴河会議である可能性もあれば、秋開催予定の党大会である可能性もあろう。いずれにしても、中国の政治を襲う巨大の嵐はそろそろやって来るのである。

石 平(評論家)

全文は以下(現代ビジネス)
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/95336

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2022/05/20
習近平と李克強「全国人民代表大会」「政治協商会議」で執拗に繰り返した〈穏〉の意味 - 幻冬舎 GOLD ONLINE

20大を控え「安定」の強調

一見些細な事象に見えるが、昨年に続き、全人代開幕式で習近平国家主席の前にだけ2つの茶杯が置かれた(連載『2021年中国全人代、もうひとつの側面を読み解く』参照)。20大での習氏の国家主席・党総書記3期目続投が既定路線になっていることを象徴するものと関心を引いた。

他方、李克強首相は元来「史上最弱の首相」と称されることが多く、同氏の地方視察報道も教宣担当の王沪寧常務委員が抑えているなどの噂が絶えないが、両会期間中も、以下のような理由から、李氏の表情が冴えないと言われた。なお、王沪寧氏は江沢民、胡錦濤、習近平3代の国家主席に仕えた「三代にわたる皇帝の師(三朝帝師)」の異名を持つ。あまり表舞台に出ず、裏で権力を操っているとされる人物だ。

①部下の怠慢やスキャンダルが相次いで明らかにされ、前国務院秘書長や前国土資源部大臣(部長)ら共青団系の李氏側近が相次いで辞職、降格処分となった。

②報告では厳しい経済状況下で、低い成長率目標を設定せざるを得なかった。

③首相退任間近で(全人代後記者会見で首相として今年が最後の全人代になると明言)、退任後の自身の処遇・利害に関わる問題が出てきた。


本年両会の特徴として、20大を控え、「安定(穏)」が期間中を通じて強調された点が挙げられる。李氏は報告で「穏」に76回も言及。他方、習氏は両会期間中に開かれた解放軍と武装警察部隊代表会議(中央軍事委員会副主席らが出席)で、「軍は作戦の準備をしっかり行い(抓緊)、地方の社会的大局の安定維持に助力し、様々な突発的事態を迅速かつ効果的に処理する必要がある」と、「穏」の確保を強調した。これらは逆に、社会不安定化要因の発生を懸念する事情があることを暗示するものかもしれない。

李氏は報告の中で冒頭、および2021年経済・外交を回顧する文脈で、「過去1年の成果は習近平を核心とする党中央の指導の結果」と総括。報告のその他の部分でも、李氏が行う演説としては、(上記③を意識してか)珍しく習氏礼賛が目立った。

例えば、習氏の党における核心地位と、習近平新時代中国特色社会主義思想の指導的地位の「2つの確立」を深く認識し、思想・政治・行動を「習近平を核心とする党中央」と高度に一致させることを各級政府に指示するなどだ。ただ、筆者が中国メディアの演説実況中継を見た限りでは、李氏の演説当該部分のトーンは決まった経の文句を早口で唱えるだけのようだった。


コメント

この記事もそうであるが、今、中国で起きている権力闘争の中身は、どの記事も推測の域を出ないであろう。本当のことは、公にすると不利に働くことも考えられるので、どちらの勢力も公にはしないだろう。ただ、”共同富裕”を撤回するような発言は、習近平が決して有利ではないことを表していると受け取ることも出来る。
いずれにしろ、西側諸国を敵に仕立てて国民を煽り支持を得ようとする姿勢は、どちらの勢力も変わらないと思う。
1980年当時、鄧小平が日本を訪問し中国の技術的な遅れを痛感し改革開放政策に舵を切った。鄧小平の要請にこたえパナソニックをはじめ多くの日本の企業が中国に進出し、現在のGDP世界2位の基礎を築くこととなった。これは、アメリカやドイツの企業も同じで、中国に対し敵意を持っていれば、決して進出はしなかったであろう。西側と敵対することは、決して繁栄につながらないことを、今、ロシアが示しているのだが。


どういう結果になるのかはわかりませんが、李克強が後継になるとすれば、中国は従来の政策を変更し、西側に近いというか、西側の美味しいところだけを取る、習近平前の体制に変わるのかもしれません。ある意味、それは米国にとっては脅威でしょう。米国の下で、着実に力を付け、完全に勝てる段階で米国との秩序を覆すでしょうから。
10年前習近平になって、米中対立が発生したのは、米国にとっては有り難かったのではないかと思います。胡錦濤路線で行けば、2025年くらいにはGDPで抜かれていたかもしれません。これから5年間習近平がゼロコロナ政策をし続ければ、中国の経済は崩壊するでしょうから、米国はそれを望んでいるのではないでしょうか?
歴史は面白いもので、権力を有する国は、どんどん変遷してゆきます。恐らくその衰退は、歴史がそう導く人を選ぶのでしょうね。中国で言えば習近平のように。ロシアのプーチンのように。


今のままでは現体制の維持が間違いないでしょうね。よほど内部でのクーデター的なものがない限りは現状のままでしょう。ただ今のままゼロコロナ政策のままではあまりにも厳しいでしょうね。
一時的に上海はゼロコロナ達成だーって発表してましたが、完全に達成できるわけがない。今なお患者はいるわけだし、人々が外に出るようになれば多少なりともウイルスですから感染者は出るでしょう。それをまた抑え込もうとするのはかなり至難の業でしょうしね。自国経済の立て直しもかなり難しいものになるんじゃないかなとも思いますが、、、、


実現性は極めて少ないだろう。
自身の出身派閥の人を左遷したり、もともと自分の出身派閥とは異なる人物を抜擢したりと、人事を自由にやれるようになったということは、党内に目立った反対勢力はなくなったともいえる。
それは、現在の独裁状況を憂慮する人たちがいても不思議ではないが、それが多数を占められるようになるかといえば、難しいだろう。


二期十年の慣例に従って、習近平氏から後継へスムーズに権力移行を期待する声が高くなってきたと言うことだろう。プーチンと盟友関係にあっては習近平氏の三期目は中国のためにならぬとの冷静且つ合理的な判断が中国共産党が下せるのであれば、中国にとっても世界にとっても望ましいことではないかと思う。


そうあって欲しいが、恐らく無風で続投になるだろう。
10年で政権が入れ替わるのが恒例だったが、その前年にはいつも次期主席争いのニュースが大量に出ていた。双方それぞれの後ろ盾になる人物同士の権力争いで、どちらが優勢、支持を固めている、というものだ。
今回はそれが無い。
また、習近平は大物の後ろ盾で主席になったのではなく、太子党の支持、いわば世代の代表として主席になった。
江沢民は習近平を支持したが、習近平は早々に切り捨てて、後ろ盾の立場に無いし、誰かの後ろ盾に慣れる程の影響力を失った。
その結果、次期主席の後ろ盾になれる大物が国内にいない。


きんぺーが他と違うのは中国の憲法に自分の名前を刻めるほどに、共産党内部をしっかり固めてる事。
個人崇拝すら可能にしている点は、抜きんでて権力闘争に強い事の現れ。
ただ、国を傾ける程の失敗をやらかしたり腹心として序列の上に置いた人物が、裏切ったりすれば話は別。
コロナの拡大に対してゼロコロナの徹底を呼び掛け、突破を図るやり方の幕引き次第では泥船から逃げようとする側近や、失敗を利用しようとするライバルに動きがあるかもね。
もし目に見えて経済に打撃を与えているゼロコロナをも乗り切って権力を維持したら、きんぺーの権力は本物。


いまだに習近平主席が力を持っているのは事実だと思う。
ただ、いま、中国はゼロコロナ政策を継続する事での批判が根強い。
習近平主席はゼロコロナ政策維持の為、「政策を批判する動きと断固戦う」と言ってます。
一方で秋の党大会に向け経済の安定をあげてます。矛盾している。現場は多分、経済を無視してゼロコロナに躍起になる。
こうなると社会は安定しない。多分、ウィズコロナ論者と反習近平派とが結びつく可能性があります。そうなったときは、習近平政権は赤信号。


ウクライナ侵攻でロシアが弱体化してプーチン政権が倒れれば、あとは米中対立になるのは必至だろう。
アメリカのやり方からして経済でじわじわ締め上げてロシアを経済的に助けていたとリークして中国対世界の構図に持っていくだろう。
それを見越して習近平下ろしに入ったのではないか?
それか反習近平派にアメリカから何らかの情報が入ったのか。


この話が仮に本当であって,次期主席が三国時代の劉備のような人間であればいいが,反習近平と言うだけで,良いか悪いかは分からない。
ただ,一つ言えるのは,習近平の行っている「ゼロコロナ政策」は経済のさらなる悪化を助長している
そうなると反発はますます強くなるので,いずれダメになる(もうダメだけど)


我々日本人にとって差し迫った脅威は中国の工業技術の進化とそのスピードだ。
また軍拡と世界中に拡がるチャイナマネーによる支配も日に日に広がっている。
特に習政権になってからは国際秩序を完全に無視し、手前勝手な理屈で南シナ海に人工島を造る等やりたい放題だ。
中国は自由民主主義世界に対するあからさまな挑戦を始めた。
日米同盟・QUAD・AUKUSよりも強力で素早く動ける連携や同盟を作って機能させなければ中国の膨張はとまらないだろう。


https://news.yahoo.co.jp/articles/ba877f52b3579c4f8510e2b377d23c8bd7ee724d/comments

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