不自然に多い、中国漁船の「うっかりケーブル切断」事故の謎 コメント「この国のすることはいつも事故」「中共の民兵組織は漁民に偽装」「意図的でないことを示すものはない」


Image 切断された海底ケーブル。馬祖列島と台湾本島を結ぶ。 -「Submarine Cable Map」を加工して使用。

不自然に多い、中国漁船の「うっかりケーブル切断」事故の謎
2/28(火) 18:17配信 Newsweek Yahoo!ニュース

<2月上旬、中国沿岸から20キロ足らずの台湾・馬祖列島と台湾本島を結ぶ海底ケーブルが2本切断。通信インフラを狙ったグレーゾーン攻撃か?>

アメリカが気球を警戒して空を見上げている間に、中国は海で行動を起こしていたようだ。2月上旬、中国の沿岸から20キロ足らずのところにある台湾の離島、馬祖列島と台湾本島を結ぶ海底ケーブルのうち2本が切断された。

2月2日に中国籍の漁船が、8日にもやはり中国籍の貨物船が、馬祖列島の近くを航行中に切断したとみられる。2本目の直後に台湾の国家通信放送委員会(NCC)の翁柏宗(ウォン・ポーツォン)副主任委員兼報道官は記者団に、意図的であることを示すものはないと述べた。

確かに海底ケーブルが損傷すること自体は珍しくないが、立て続けに2本も切断されるのは、偶然ではない可能性が高い。

馬祖列島の住民およそ1万2700人は現在のところ、限られたインターネットアクセスしか利用できずにいる。台湾の民間通信事業者の中華電信(CHT)は島内の店舗に24時間使える無料Wi-Fiを設置し、電話や通信用に予備のマイクロ波伝送装置を稼働させた。

修理のための船が現地に到着するのは早くても4月20日で、作業には時間がかかりそうだ。CHTによると、付近の海底ケーブルは2021年に5回、昨年は4回、破損して通信障害が起きている。

今回は2本とも切断されており、被害はより深刻だ。通信速度が少し低下するだけで、日常生活は麻痺してしまう。住民がこのような障害とどう向き合うのか、馬祖列島が台湾本島とどのように通信を続けるのか、中国政府は注視している。

中国は彼らが「中国側から離反している」と見なすこの地域を前々から軍事的にも重視している。1958年に中国人民解放軍は、いずれも福建省沿岸で中国大陸に近接している馬祖列島と金門島を砲撃し、海峡の緊張が高まった。

昨年8月にはナンシー・ペロシ米下院議長(当時)が台湾を訪問したことへの抗議と称し、人民解放軍が台湾本島を取り囲むように海と空で軍事演習を展開した。その規模と行動から、かなり前から計画していたと考えられる。

近年、中国の船舶が周辺海域の島々を結ぶ海底ケーブルを頻繁に破損させていることは、注目に値する。世界中で380本の海底ケーブルがどこを通っているのか、漁船の網などが誤って破損しないように、詳細な位置を記した地図まであるのだ。

■不釣り合いに多い事故

国際ケーブル保護委員会によると、ケーブルの損傷事故は世界で年間100~200件あり、そのうち漁船が関係する事故は50~100件。残りは建設工事などによるものだ。つまり、馬祖列島と台湾本島を結ぶケーブルの損傷事故は不釣り合いなほど多い。

しかも、従来の事故は主に、沖合に停泊して海底の砂を採取する中国の掘削船に関連して起きている。海底ケーブルの直径は17~21ミリで庭のホースくらいの太さだ。これを中国の船舶が航行しただけで、立て続けに2本を「偶然」破損させたというなら、信じられないほどの不運が重なったことになる。

From Foreign Policy Magazine
エリザベス・ブラウ(アメリカン・エンタープライズ研究所研究員)

全文は以下(Newsweek)
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2023/02/post-100974.php

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コメント

偏にこの国のすることはいつも事故だ、意識的にやってない・・ある国を陥れるためには、どのような事でも意図的にやってのける。
気球然り事故や自然現象に見せかけて行動することは、どのような時にも有り得ることだと思う。 
他国の海中通信ケーブル切断など、必ず批判されることはわかり切っている。それを如何に合法化するかのみ、言い訳はきっちり考えていると思う。犠牲になる国は、常に守りを強く持つべきだと思う。


中国のドローンが日本の領空を毎日侵犯する狙いは、頻繁な空自のスクランブルによりパイロットを疲弊させ、燃料ロスも図っていると見るのが妥当なのか?
ドローン対ドローンで迎え撃つシステムが構築されているのかを確認しているのか?
日本も中国の領空に自動制御のステルスドローンを飛ばしてみると良いのでは?
中国はステルスドローンを探知できるのか?
スクランブルまでの時間や対応頻度、指揮命令系統などデータが流れる様も情報収集しておくと色々と役立ちそう。


恐らくはケーブル切断の意図をもってやっているものもあるだろうし、あるいは海底の赤サンゴをごっそり引き上げるための強引な漁をやっているというのもある。


中共産の民兵組織は、漁民に偽装しているからね。
底引き漁業で悪意を持って、ケーブル切断工作を行なって、台湾侵攻の確認作業をしているんだろう。
どの地点にどのケーブルがあって、切断するとどこまで影響するのか把握した。
中共産の不利ならない範囲で海底ケーブルを台湾侵攻と同時に切断する気だよ。
もし、大陸間海底通信ケーブルを切断したら、米国は相当切れるだろうなぁ。
恐らく、容赦なく、台湾防衛に関与するだろう。
問題は、能天気な岸田政権が、危機感なく、他人事で米国と習近平の顔色見ながら、検討士している。
G7議長国らしからぬ行動だ。

狙いはSOSUSとか潜水艦探知網の分断ではないかと思う。こうやって海底を引っかき回しながら探ってるんだろうね。
まぁ事故の訳がないよね。


北米や南米に気球を飛ばし〝故意〟では無いと言う。各国の海底ケーブルも善く善く調べたら、イザ戦争と成った場合に備えて、爆発物程度仕掛けられている可能性が在るだろう。その程度は故意にヤル国だと思うよ。


権威主義国含めインフラは予想外の事故で損傷が起きないとは限らない。
勿論、自然災害かも知れないし不幸にして人為的行為が間接要因で起きるかも知れない。
いずれにせよ、冗長性と代替性は安定運用の基本、経済効率の追及だけで評価するのは控えるべき。
固定電話も一例、無くすには惜しいインフラ。


現時点では具体的な明確な目標が決められていないとしても、とにかく「今できること」を探し出して、それを実行する。そしてそれを飽くことなく繰り返す。
規模の大きくない行動でも、長い期間に渡ってそれを繰り返し蓄積することで、いつかそれが功を奏す時が来る。またそうした一つ一つは小さな行動を組み合わせることで、大きな効果を狙う。
その長い目を持つ点、さらに抜け目のない点は、中共の特筆すべき性質。


台湾有事に向けての演習の一貫と見るべきかも知れない。我が国でも国内の中国共産党員がインフラを破壊するテロを起こすかも知れない、スパイ防止法を制定しないのは何故なのか?反米左翼勢力に阻まれているからなのか?
日本の光ケーブルも海底に埋める必要があるのではないか?トマホークを400発配備するらしいが、足元も固める必要がある。


5G基地局から排除されるほど携帯電話の情報収集には長けています。
気球は電力の問題から特定個人への簡易基地局でしょう。TikTokのようなアプリでソフトの情報操作をしつつ、ハード面で気球やケーブル遮断し情報収集と遮断が狙いでしょう。
多分来る事に対しての小手調べ。


バックアップの衛星通信は、どの程度用意されているのだろうか??
ケーブル布設船が少ないのは、新規の工事がほぼ終わったから、新造する船会社が無いのかな?  
外国では小さい島に領有権を示すために光ファイバーを引く事も行われているのだそう・・


×:「意図的であることを示すものはない」
〇:「意図的でないことを示すものはない」


https://news.yahoo.co.jp/articles/4b2d360ac08640c368a9b6e55309a06b8d3b8380/comments

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