中国の尖閣諸島侵攻から始まる台湾有事 ネット「台湾有事は日本有事そのもの」「台湾やウイグルの問題は隣の家の話では無い」


米第7艦隊の強襲揚陸艦から離陸するオスプレイ(4月17日太平洋上で、米海軍のサイトより)(c)JBpress

中国の尖閣諸島侵攻から始まる台湾有事
尖閣に地対空ミサイル「S-400」設置を狙う中国
4/21(水) 6:01配信 JBpress Yahoo!ニュース

 菅義偉内閣総理大臣は3月16日(日本時間17日)、ホワイトハウスでジョセフ・バイデン米国大統領と日米首脳会談を行い、共同声明を発出した。

 共同声明の重要なポイントは、覇権主義的な動向を強める中国に、共同して対抗する姿勢を強く打ち出したことである。

 中でも「台湾海峡の平和と安定の重要性」が明記されたことは時宜を得ている。台湾海峡有事は差し迫った危機なのである。

 3月9日、米インド太平洋軍のフィリップ・デービッドソン司令官は、上院軍事委員会公聴会で、今後6年以内に中国が台湾を侵攻する可能性があると証言した。

 23日には、次期米インド太平洋軍司令官に指名されたジョン・アキリーノ太平洋艦隊司令官は同じく公聴会で、中国による台湾侵攻の脅威は深刻であり、「大半の人が考えているよりもはるかに切迫している」と述べた。

 なぜ今、台湾海峡有事なのか。

■ 本気の中国、他人事の日本

 これについては、拙稿「北京五輪後に台湾侵攻狙う中国、ソチ五輪後にクリミア併合の二の舞を避けよ」(3月12日掲載、https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/64426)に書いたのでここでは省略する。

 いずれにしろ共同声明で「威圧の行使を含む国際秩序に合致しない中国の行動について、懸念を共有した」と中国を名指し、「台湾海峡の平和と安定の重要性を強調するとともに、両岸問題の平和的解決を促す」と明記した意味は大きい。

 中国は即座に反応した。

 共同声明に対し「強烈な不満と断固とした反対」を表明し、「中国の懸念に厳粛に対応し、直ちに中国内政への干渉をやめるよう求める」とする中国外務省報道官談話を発表した。

 加えて「あらゆる必要な措置を取り、国家主権、安全、発展の利益を断固として守る」と報復をも示唆している。

 台湾海峡危機を未然に防止するには、バイデン政権が戦争をも辞さず台湾を守るという覚悟を示す必要があり、今後のバイデン政権の対中姿勢次第であると拙稿にも書いた。今回、日米で台湾海峡有事に言及し、中国に対し力強く牽制したことは、北東アジア情勢の安定にも寄与するに違いない。

 問題は、この共同声明に基づく今後の具体的行動である。日本の政界の反応、メディアの報道ぶりを見ると、台湾海峡有事に対し、どこか他人事のように感ずるのは筆者だけだろうか。

 ピントが外れ、リアリティーが欠如しているとしか思えない報道も多い。軍事的知識の欠如や想像力の貧弱さから来ているのかもしれないが、今後の対応が懸念される。

■ 日本は巻き込まれるのではない

 台湾海峡有事に対する日本人の一般的認識は、中国が台湾に武力侵攻すれば、米軍が参戦し、日本が米軍を支援する。こういう単純な構図である。

 簡単に言えば、米軍の実施する戦争に日本がどう支援するかだと思っているようだ。

 従って、またぞろ日本が米国の戦争に「巻き込まれる」といったデジャブ的報道を垂れ流すメディアもみられる。

 良識的な新聞でも、「重要影響事態」「存立危機事態」など真剣に論評を加えるが、基本的には米軍が実施する戦争を日本が支援するという構図に変わりはない。

 だが、これは大きな誤りである。

 台湾海峡有事は、すなわち日本の有事である。それは米軍の参戦有無には関係がない。

 台湾侵攻作戦の戦闘エリアには、沖縄を含む日本の南西諸島が含まれる。否が応でも日本は戦争に巻き込まれる。

 作戦は尖閣奪取から始まり、日本の初動対応いかんによっては、沖縄の米軍が後方に下がる可能性がある。

 台湾攻略に中国が最も留意することは、可能な限り米軍を参戦させないことである。

 米軍が本気になれば、今でも中国は敵わない。だが米軍が初動で参戦できない状況を作為する、つまり米軍が参戦する暇もなく既成事実を作ってしまえば、後からの参戦は非常に難しい。

 ロシアのクリミア半島併合を見れば分かる。

 他方、沖縄の米空軍戦力が存在している限り、台湾周辺の制空権獲得は難しい。制空権のない現代戦に勝利はない。

 逆に言えば、制空権がとれない限り、中国の台湾侵攻はないだろう。中国は何としても、初動で沖縄の米空軍戦力の無力化を図っておきたい。

■ 尖閣に地対空ミサイル設置を狙う中国

 米軍とのガチンコ勝負を避け、可能な限り流血の事態を回避しつつ、台湾周辺の制空権をとる作戦はあるか。当然、中国はこれを模索しているはずである。

 考えられるシナリオは、平時の内に海警を使って、尖閣に地対空ミサイル「S-400」を搬入し、尖閣で稼働させるという作戦である。

全文は以下
https://news.yahoo.co.jp/articles/a97464f1b63170241eb93efb1f42462987c0f550

JBpress
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/65011

コメント

中国がここまでチンピラ化している現在では世界中が協力して事に当たらないといけません。日本だけが「イチ抜けた」はダメです。中国のご機嫌を取れば許してもらえると考える親中派の方々は顔を洗って出直してください。


国会で最優先に議論すべき内容→当たり前の喫緊の課題です!
いい加減に目を覚まして行動してもらいたい!
竹島や北方四島のように一旦占拠されたらゲームオーバーですよ!!


中国は、徐々に目標である 革新的利益 を。
台湾、尖閣、一気に取りに行くか。
これは、必ず実行する。
尖閣においては、日本がしっかり守る。この姿を世界中に。
アメリカは、自衛隊の動き、特に犠牲者が出て初めて行動を開始するだろう。
なぜなら、アメリカにとって、安保による大義が出来たから。
同盟国を守るという大義。
それまでは、手を出さないと思う。
アメリカの出陣と共にフランス、イギリス、オーストラリアに声をかけて
連合艦隊を。


日本は米中対立に巻き込まれるのではなく、台湾有事は日本有事そのものだ。
と言う筆者に全面的に賛成する。
そして早ければ来年起こるかも知れないので、武器購入も間に合わない。
日本という国が無くなれば、元も子もない。
対中国の防衛は早急に検討すべき案件だと思う。


党はアイドル政治家なんて拵えてる場合ではないですよ。
アジアが緊張した状態にある中で、まともに議論し正しい行動ができる議員が何人いますか。
手を打たずにいまの様な状態をつくり上げたのは現状にいる政治家たちで、そんな甲斐性ない方々が近い将来の日本国民の行く末を左右する。
年寄りは判断が鈍るし、他国にものを言えない人は日本を護れないと思います。


中国共産党の尖閣諸島、台湾侵略に対して一番効果があるのは日本が核兵器を保有する事だろう。今、東アジアを制覇しようとする中国共産党が一番恐れているのが米国を盾に日本が核武装する事。日本が核武装する事で東アジアの軍事力のパワーバランスが一気に日本に傾くのを恐れている。日本政府がこのアクションを起こすだけで中国共産党は迂闊な行動をとれなくなってしまうだろう。


軍事力が強大化している中国に、日本のみで立ち向かうには困難がある。しかし、米国は尖閣諸島が侵攻され、自衛隊に犠牲が発生するまでは静観するだろう。それを防止する戦略は二つ。一つは肉を斬らせて骨を断つ、ある程度の犠牲を覚悟して断固戦い抜くという菅首相の強靱な意思と防衛力の強化。もう一つは日本も核武装すること。平和を永続させたいのであれば、核武装が最も効果的な抑止力となることは間違いない。今となっては米国が全く手を出せなくなった北朝鮮を見れば明らかだ。弱気な姿勢は敵性国家を、より一層助長させるだけだ。


論考は正にリアルな中国の台湾侵攻戦略である。台湾侵攻前に尖閣列島を抑えるのが中国にとって合理的かつ効率的な戦法である。日本は躊躇なく尖閣列島の領海権を確立し徹底して、中国船を実力排除すべきだと思う。


今の中国は北朝鮮以上に脅威と成りつつあります。
WHOなどの中立な機関おも莫大な資金源で黙らせる、情報を操作するなど
非常に危険です。
虎視眈々と情勢を冷静かつ大胆に隠蔽しながら進行しています。
監視の手を緩めず動きに注意が必要です。


最近の色々な報道番組で取り上げている中で、この記事にあるシナリオが一番、現実的だと思いました。6年以内に起こるかどうかは分かりませんが、起こる事を想定して準備はすべき。準備とは単にミサイルなどの武器だけではありません。法律もです。


実際その通りだと思うし、政府やマスコミに対し、またすべての国民に対しても、強く意識改革を促していくことは必要だと思う。
ただ、事態はもっともっと緊迫しているのではないか?
もはや尖閣を奪われていることは多くの国民がうすうす気づいている。
すでに台湾侵攻は始まっていると思った方が良いだろう。
今や戦時といっても良い状況であることを、しかるべき人物がしかるべきタイミングで
できるだけ早くしかるべき宣言をする時期にきていると思う。


日本も、アメリカの威に頼らず
有事の時の自衛や迎撃・報復ができるように
国内の軍備増強や開発に力を注いでいく必要がある
戦わなくても良いが、冷戦の時みたいな
抑止力の均衡は必要になる時が来ると思う。
台湾や、ウイグルの問題は隣の家の話では無いよ


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