ゼレンスキー氏、日本に到着 「今日、平和は近づく」とツイート コメント「来日して参加、本当に驚いた」「強い意志と熱意に脱帽」「平和な日本を見て何を思うのか」「停戦に向かうことを祈る」

Photo 広島空港に到着したゼレンスキー大統領と出迎える木原官房副長官。 20日、広島 出典:在日ウクライナ大使館twitter(@UKRinJPN)より

ゼレンスキー氏、日本に到着 「今日、平和は近づく」とツイート
5/20(土) 10:48配信 BBC NEWS JAPAN Yahoo!ニュース

ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は日本時間の20日午後3時半ごろ、広島空港に到着した。サウジアラビア・ジッダで開かれたアラブ連盟サミットに出席していたゼレンスキー氏は、ジッダから日本へ向かった。

ゼレンスキー大統領は、フランス政府機で広島県三原市の広島空港に到着した。タラップを降り、木原誠二内閣官房副長官ら日本政府関係者や、セルギー・コルスンスキー駐日ウクライナ大使らウクライナ大使館関係者の出迎えを受けると、素早く車に乗り込み空港を離れた。

大統領はツイッターで、「日本。G7。ウクライナのパートナーや友人たちと、大事な会議がたくさんある。我々の勝利のため、安全保障と協力関係の強化だ。今日、平和は近づく」と英語で書いた。

その後、イギリスのリシ・スーナク首相はG7会場に到着したゼレンスキー大統領を抱きしめて歓迎し、「着いたね!」と声をかけて喜んだ。今日は良い1日だったか質問されると、ゼレンスキー氏はほほ笑み、うなずき、「ありがとう」と答えた。スーナク氏は15日にロンドン近郊の首相別荘でゼレンスキー氏を歓迎している。

日本政府は20日朝、ゼレンスキー大統領が主要7カ国首脳会議(G7サミット)に出席するため、広島を訪問すると発表した。「ゼレンスキー大統領から、今次サミットへの対面参加にかかわる強い希望が表明され」たことから、同大統領はウクライナ情勢をテーマにしたG7首脳とのセッションに参加するほか、G7首脳と招待国首脳による平和と安定に関するセッションにもゲストとして参加するという。さらに、岸田文雄首相とも会談する予定。

20日夕方には、G7と欧州連合の首脳に加え、インドや韓国、ブラジルなど招待国の首脳、国連のアントニオ・グテーレス事務総長や国際通貨基金のクリスタリナ・ゲオルギエヴァ専務理事らが、グランドプリンスホテル広島で集合写真を撮影した。この約90分前に広島空港に降り立った、ゼレンスキー大統領の姿はなかった。

19日の時点で、ウクライナ大統領府はウクライナのメディアに対して、ゼレンスキー氏が「数日中に」日本でアメリカのジョー・バイデン大統領と会談すると明らかにしていた。

今年3月に岸田首相がウクライナを訪問した際、ゼレンスキー氏をG7に招待。ゼレンスキー氏はオンラインで参加するつもりだと当時の記者会見で話していた。

ロシアによるウクライナ侵攻後、ゼレンスキー氏がアジアを訪れるのは初めて。開戦後に訪れる外国として、日本はウクライナから最も遠く離れた国となる。

全文は以下(BBC NEWS JAPAN)
https://www.bbc.com/japanese/65655069

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2023/05/20
ゼレンスキー氏が広島入り、首脳声明を前倒しで発表 G7サミット2日目 - BBC NEWS JAPAN
https://www.bbc.com/japanese/65656070
サミット首脳声明を発表
広島サミットの成果をまとめた首脳声明がこの日、予定を前倒しされて発表された。最終日の21日に出されるはずだったが、ゼレンスキー氏が広島入りしたことを受け、同氏を交えた最終日の討議に備えるためとみられる。

英文で40ページにわたる首脳声明は、G7によるウクライナ支援や、中国の経済的威圧への対応、核不拡散、人工知能(AI)などの問題に触れている。

ウクライナ情勢については冒頭で言及。「ウクライナに対する外交、財政、人道、軍事支援を強化し、ロシアとその戦争を支援する国々の負担を増加させる」ことと、戦争の負の影響に対処している世界の他の国々を支援することに、G7として関与していくとした。

首脳声明は続いて、19日に発表された、核軍縮に焦点をあてた「広島ビジョン」を強調。「核兵器のない世界」を目指す覚悟を表明した。ただ、明確な約束はしなかった。

中国については、「デリスキング」(リスク低減)を呼びかけた。これはサミットに出席中のウルズラ・フォン・デア・ライエン欧州委員長が提唱している政策で、アメリカが考える中国との「デカップリング」(切り離し)を穏健化したもの。中国の経済的発展を妨げる意図はないとした上で、個別にも集団的にも、経済的活力に投資するための措置を講じ、重要なサプライチェーンにおける過度の依存を減らすとした。

一方で、中国が海洋進出を続ける東・南シナ海情勢を深く懸念しているとし、力や威圧による一方的な現状変更の試みに強く反対するとした。

また、台湾海峡の平和と安定の重要性を改めて強調。それらは国際社会の安全と繁栄に不可欠だとし、台湾をめぐる問題の平和的解決を促した。

招待8カ国の首脳らも合流

この日は、議長国の日本が招待した8カ国の首脳らも相次ぎ広島に入り、岸田首相が出迎えた。

オーストラリア、インド、ブラジル、韓国、ベトナム、インドネシア、コモロ(アフリカ連合代表)、クック諸島(太平洋諸島フォーラム代表)の各国。

日本は今回、七つの国際機関も招待しており、国連のアントニオ・グテーレス事務総長や、国際通貨基金(IMF)のクリスタリナ・ゲオルギエヴァ専務理事らも次々と広島を訪れた。




コメント

これだけ長引く戦闘が続きながら屈服せずにウクライナ側が耐えているのはこの大統領のリーダーシップが大きく影響している。ロシアも侵略する戦う相手はウクライナでも兵器は多国籍軍、兵士の士気も下がっているようだし停戦に向かうことを祈ります


ウクライナがこの状況で停戦をしたら、何年か後、今回の特別軍事作戦の失敗から学んだロシアが体制を立て直しウクライナを確実に併合する。ゼレンスキー大統領を含めウクライナ国民が、ロシアに抵抗して自由を勝ち取る機会は今しかない!ロシアを負かして戦後復興の賠償金も支払ってもらわないといけない。自由主義陣営は、ウクライナの勝利に向け、支援を続ける必要がある。


サウジがバランスを取る外交をしている。
ゼレンスキー氏をこの会合に招いたのも皇太子の手腕によるものだろう。
彼が中東の安定のために、世界における地位の向上をも考えていることが推測される。
世界における次世代の指導者たちが力強く世界をリードする時も近付いている。
依然として、国際社会から見れば、中東には問題が多々あるが、アラブ地域が古き慣習から脱して、世界の平和と安定に寄与することを期待している。


日本に来る事によって、G7首脳の意見も聞く耳を持っているといいが。。。。
サウジを中心とした中東の考えは、クールだろうなと思う。
中東地域自体が第一次世界大戦時に苦境を欧州に強いられて来てるし。
ウクライナも今は独立国とはいえ旧ソ連。
複雑なものを感じる国もある。
その中東が、フランスを介してでもG7へのゼレンスキー氏の送り込みに協力してくれているのには、思うところがあるからだろう。


ロシアはもし負けたとしても撤退するだけなので国の存続が危ういわけでもなく、財政難になるでしょうけど賠償金など払う気もないように思います。
戦争犯罪裁判や賠償責任を追及するためには、ロシアを完全に反省させないとできず、可能なのでしょうか。
今後の展開が大切な気がします。


ゼレンスキーさん最近良い顔してきてるよね。
初めて見た時と全然違うように見える。
ウクライナ軍の最高司令官って感じの本当男の顔だよ。
積極的に外交してるし、日本にまで来られるなんて。素晴らしいと思います。


良い意味で歴史に残るような、国際平和について大きな前進となるサミットになってくれればと思います。
各国の思惑はあるでしょうが、平和への願いを共通の思いとして国々の代表に感じてもらい、世界に発信される機会となりますよう。


てっきりオンラインでの参加だと思っていたから速報テロップで来日して参加するとのニュースには本当に驚いた。
数時間前に中継でタラップを降りて来るゼレンスキー大統領の姿を見て、何故かスゴく感動した。
個人的にはゼレンスキー大統領の来日は大歓迎。
岸田首相はじめ各国の首脳達と有意義な意見交換が出来る事を願う。
また招待国の首脳達とも前向きな意見交換が出来る事も願う。
そして非常に難しい問題もあると思うが、特にインドのモディ首相とも有意義な意見交換が出来る事を切に願う。


ウクライナには西側陣営が最大限の支援をしている。アラブ(イランは非アラブ)諸国は、歴史的に欧米白人覇権主義の被害者という立場。
ロシアとの関係を保とうとするのもよく分かる。
また、産油国同士でもあることから、経済上の利害関係も共通しているし。


今中東産油国は中国と同じでロシアがウクライナに侵攻した為に原油価格も跳ね上がり、敢えてロシアを批判する理由は無い。良くも悪くも目先の利益がぶら下がっているから事を荒立てる事も無いと言う考えなのだろう。其れに最近はサウジ等は中国にも近づいており、東西を天秤にかけた外交を行っている。
しかし、軍備はアメリカ製を採用しておりバランスをとっている。まぁ、持てる者の強さが此処には有る。資源小国には出来ない芸当だと思う。其れでいて、将来の為に偏った外交をしないようにもしている。東にも西にも着かず離れずは彼等にとっては必要な事なのでしょう。ゼレンスキーはそう言う国も有ると言うことを容認する事だ。少なからず中東産油国は独裁国家で有り共産圏主義国家と体制は余り変わらない。各国がその独裁を批判すればたちまち反発を買うだろうし、宗教的にも難しい国が多い中東諸国を批判しても何の解決策にもならない。


「中東やアフリカは欧米の植民地支配の恨みがあるから」とのフレーズは最近よく目にするが、
ロシアとてシベリアや中央アジアに対しては欧米に勝るとも劣らない侵略・略奪・植民地支配を行ってきたわけで。
アフリカや中東の人々が、欧米の植民地支配を理由にロシアの罪を見逃すと言うのなら、
それもまた長年ロシアの支配に苦しんできた人々の苦しみを無視するエゴイズムとしか言いようがない。


ゼレンスキー大統領がどのようなメッセージを発信するのかも大事だが、ウクライナが被った被害の大きさ、現在も止むことのない殺人と破壊、を思ったなら彼がどのような言葉を発しようと、彼の胸中、ウクライナ市民の思いは十分に察しがつく。
そう考えると、彼の言葉を待ってどうこうするというよりも戦時中にもかかわらず遠路危険をおかして来日しG7やG20の面々に働きかけを行うという彼の強い意志と熱意に脱帽する。そうした上で彼の来日を暖かく受け入れたいと思う。
彼の来日は派手なイベントのためのパフォーマンスではなく、ロシアの攻撃下で勇敢に戦うリーダーの姿を彼に見ます。


絵に描いたように平和な日本を見て何を思うのか。ゼレンスキーは以前、日本とウクライナは似ていると言っている。領土を占領されている点において、日本とウクライナは同じだと。常に同じ脅威を持ち、ロシアを挟んで西と東に位置する、同じロシアの隣国であると。
実はこの日本の平和は紙一重で保たれているということだよ。
ロシアが今ウクライナにやっていることが日本では絶対に起こらないというのは、決して保証されているわけではない。
アメリカが守ってくれるじゃないか!
いや、今のウクライナを見よ。
アメリカはウクライナを守るから核を手放せと言ったので、ウクライナは核を手放した。
そして今ロシアと戦争が始まった。
アメリカはそっぽを向いた。
アメリカは武器は供与するが、ウクライナの戦いには参加しない。
これがアメリカという国だ。
日本は平和は武器により保たれるという現実を直視せよということだ。


https://news.yahoo.co.jp/articles/ed9ac365ce83307f7c4a021d122d7386022ce413/comments

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