TPP、英国加盟で合意 協定発効以降、新規加盟は初 コメント「大歓迎」「英国が加盟することでより体制が強化」「故安倍元首相の遺産の一つがCPTPP」「妥協のない水準を維持してもらいたい」


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TPP、英国加盟で合意 協定発効以降、新規加盟は初
3/31(金) 8:40配信 毎日新聞 Yahoo!ニュース

環太平洋パートナーシップ協定(TPP)に参加する日本など11カ国は31日、英国の加盟を認めることで合意した。2018年に協定が発効して以降、新規加盟が認められるのは初めて。英国の加盟により、TPP経済圏はアジア太平洋地域から欧州へと拡大することになる。

31日にオンラインで開いた閣僚級会合で合意した。英国は早ければ7月にニュージーランドで開催される閣僚級の「TPP委員会」で協定文書に署名する見通し。署名後、各国の承認手続きを経て、英国の加盟が正式決定する。

全文は以下(毎日新聞)
https://mainichi.jp/articles/20230331/k00/00m/030/001000c

関連

TPP等政府対策本部 - 内閣官房
https://www.cas.go.jp/jp/tpp/tppinfo/kyotei/index.html

2023年3月31日
CPTPPへの英国加入プロセスに関する閣僚共同声明
2023年3月31日、CPTPP参加国各国及び英国の閣僚等は、オンライン形式の会合を行い、「CPTPPへの英国加入プロセスに関する閣僚共同声明」を発出しました。
https://www.cas.go.jp/jp/tpp/tppinfo/2023/pdf/20220331_cptpp_seimei_jp.pdf


関連

米国が抜けた後のTPPをまとめ上げたことはもっと評価する報道が有っていいでしょう。日本のメディアは政府を評価することにおよび腰ですよね。批判の方が楽ですからね。事実、TPP反対的報道は多かったですが、いまや無かったことみたいになってますし。


これは喜ばしい事じゃないんでしょうか?
イギリスなら、中国や韓国に比べてはるかに歩調を合わせられるし、認識も共有できると思う。
もともとTPPは対中国の側面もあったと思いますから、中国を牽制するという意味でもイギリスの加盟はプラスになると思う。


日本が主導する TPP への新規加盟は、協定が発効されてから英国が初めてとなるようですが、日本にとっては大きな利益となるのではありませんか。
また、英国が加盟した後には、中国と台湾との加盟が焦点になるとのことですが、中国にとっては TPPに加盟する基準のハードルが高すぎるのではないでしょうか。言い換えれば、仮に中国が TPP 加盟を果たしたにしても、協定を遵守するかどうかには疑問が残るだけでなく、強大な経済力と軍事力を背景として、中国に有利な方向へと一方的に解釈する可能性が高いと言っても過言ではありません。
いずれにしても、中国に対して強硬姿勢の英国がTPP に加盟すれば、日本にとっては「力強い味方」になることはもとより 台湾の加盟にとっても追い風になることは間違いないと思います。
英国の TPP 参加、大歓迎です!


欧米の1国でも加入できることは非常に大きいと思います。
これはもっと大きく扱うべきニュースでしょう。
中共の加入をこの記事では取り扱っていますが、現状では論外の話でしょう、対中共を念頭にできた組織なのですから。
むしろ台湾が加入できるようにもっと積極的に進めるべきだと思います。


イギリス様ようこそTPPへ。これからもよろしくお願いいたします。安倍さんの考えていたグローバルな枠組みで世界が発展していくことを1人の日本国民として大変誇らしく思いますしこれからも期待します。最近の岸田首相の言動も良い方向に向かっているので岸田さんにはこの方向で進んで行ってもらいたいです。


故安倍元首相の遺産の一つが、CPTPP。
米国が抜け、瓦解しそうになったCPTPPを纏め上げたのが安倍さん。その過程で、安倍さんだから、トランプさんも邪魔立てしなかった。
米国と1対1で貿易交渉すると、確実に「米国有利、自国不利」の協定を締結させられる。日本が貿易交渉で、何度も何度も煮え湯を飲まされ、高い授業料を払ってきた苦い経験がある。だから「マルチ=多国間」で協定を締結する必要があった。農業国や酪農国が入っていれば、条件次第では「農業国・酪農国⇒米国」となり、米国の農業・酪農にダメージが生ずる。だから、あまりにも酷い条件には出来ない。それを狙って参加する国が、WIN-WINとなる経済協定を作り上げた。
このルールを受入れ、遵守する自由主義国家は大歓迎。逆に、ルールを守らない中国や韓国はお断り。米国と1対1で貿易交渉をすれば良いし、経済制裁を甘受すれば良い。
安倍さん、GOOD JOB。


英国政府はTPPを、ブレグジット以降における英国の新たな国際交易の窓口として活用する方針で、今後食料品と自動車を含めた全般的な産業で 関税引き下げというメリットを得ると共に、技術とサービスなど新たな産業の機会が創出され、全域に新たな雇用が創出されるものと期待されている。
これを受けて易々と先を超された中韓は良い気持ちにはなれないだろうが、今後日本に次ぐGDPの高さで英国のTPP内での影響力が増すと共に、ロシアへの強硬姿勢の立場をとる西側代表の英国が先に加入した事で、益々ハードルが上がったと言える。
そもそも知的財産権をめぐる厳しい加入条項をクリアできる可能性も低いだけでなく、西側の経済安全保障の高まりを受けて、TPPにもその影響が出てこないとも限らず、更にその可能性は難しくなっているといえよう。


TPPは、英国が加盟することで、より体制が強化されるだろう。
日本とニュージーランドだけでは難しかった、中国に対する防波堤がより強化されることになる。英国は、中国に対して原理原則で立ち向かうだろう。中国の加盟には、英国を含む全加盟国の承認が必要なのだ。
中国は、言葉と行動が全く異なる。
約束をしても、守らない。良い例は、香港の一国二制度だ。英国は、そのことで苦い思いを味わっている。
中国の強権体質は、自由で民主的な貿易体制とは異質だ。そのことに眼を閉じて、巨大な市場に目がくらんだら、TPPの未来は真っ暗になる。


環太平洋パートナーシップ協定(TPP)に加盟する日本など11カ国は、英国の加盟を認めることで大筋合意したとのことです。英国の加盟により、TPP経済圏はアジア太平洋地域から欧州へと拡大することになります。これにより、世界全体の国内総生産(GDP)に占めるTPP加盟国の合計は12%から15%に拡大し、TPPの影響力が一層高まることが予想されます。一方で、中国や台湾、エクアドル、コスタリカ、ウルグアイなども加盟を申請しており、特に中国との加盟交渉が焦点となっています。参加国は、TPPが掲げる「高水準のルールに基づく自由貿易」を維持するため、中国の国有企業への補助金や技術移転などを厳しく審査する必要があるとされています。


イギリスの参加は大きいですし、アメリカ離脱後のTPPを纏めてきたのは日本です。これは素直に日本は頑張ったと思います。TPPの高水準でのルールは決して曲げる事はないのが価値のある集まりになります。
台湾は参加は問題ないでしょうが、中国がかなりの障壁です。イギリスの参加で中国に物申す国が増えました。妥協のない水準を維持してもらいたいです。


イギリスを中国、台湾よりも先に加盟させておけば、香港の件で中国に遺恨のあるイギリスは高確率で中国加盟に反対すると考えられるので加盟拒否の流れに持って行きやすい。
そもそも中国はTPPの参加要件を満たしていないため、それだけでも拒否する大義名分は整っているが、排除する理由や要件は1つでも多い方が確実である。
そして、台湾は何としても加盟させなければならない。


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