日伊首脳会談、両国関係を「戦略的パートナーシップ」に格上げ 国際秩序の維持・強化で連携 コメント「世界的な安全保障体制」「同じ思想や体制や技術レベルの国々と防衛産業の関係構築は双方の利益に」


Photo イタリア・メローニ首相と握手する岸田首相 - Giorgia Meloni(@GiorgiaMeloni)ツイッターより 

日伊首脳会談、両国関係を「戦略的パートナーシップ」に格上げ
1/10(火) 23:35配信 毎日新聞 Yahoo!ニュース

 欧州を訪問中の岸田文雄首相は10日、2カ国目の訪問先のイタリア・ローマでメローニ首相と会談した。岸田氏は会談後の共同記者発表で、両国関係を「戦略的パートナーシップ」に格上げすると表明。「法の支配に基づく国際秩序の維持・強化で連携を強めることで一致した」と述べた。

全文は以下(毎日新聞)
https://mainichi.jp/articles/20230110/k00/00m/010/280000c

関連




2022/12/10
イギリス・イタリア・日本、次期戦闘機を共同開発へ - BBC NEWS JAPAN
https://www.bbc.com/japanese/63926650
次期戦闘機の開発作業はすでに始まっている。レーダーに探知されにくい高速ステルス性を持ち、最先端のセンサーを搭載する新型戦闘機は、人間の操縦士が極度のストレスにさらされたり、事態に対応しきれない状態の時に人間を支えるAI機能も使えるようになることを目指している。

さらに、必要な場合はパイロットの指示がなくても操縦可能で、超音速ミサイルを発射することができるようになる可能性もある。

しかし、これほど複雑な航空機の建設には巨額の費用が必要となる。たとえば、F35戦闘機の開発は米国防総省にとって最も高価なプロジェクトだった。それだけに、イギリス政府は提携相手を探していた。

先に共同開発への参加に合意していたイタリアに加え、新たに日本が参加することになったのは、大きな意味を持つ。イギリスは現在、活発化する中国の動きを懸念して、インド・太平洋地域の同盟諸国と連携強化を図っているからだ。

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世界的な安全保障体制
先の大戦以降、日本はその安全保障を大きく米国に依存する体制だったと思う。次期戦闘機は欧州との共同開発となったし、インド空軍も日本に飛来する時代になった。
この訪問で、当面何か喫緊の懸案をという話にはならないだろうけれども、大きな話では世界の安定方向には進むと思う。
基軸として西側各国で自ら侵攻或いは戦闘を仕掛ける国は限定的だと思う。チームレッドの国々と、インド・パキスタンの小競り合い、中東各国の微妙なバランスを除けば、概ね日本は各国との協力関係において良好ともいえる。その良好な関係を維持するにおいて、こうした外交努力というのは大事だと思う。
帰国後は防衛費増強、子育て支援、増税説明と通常国会での論戦が大変でしょうから、今のうちにきちんと各国との新年ご挨拶と、広島サミットへの協力要請を。


「グローバリズム」という言葉で世界は一つになろうとしたが、結局無理だった。経済的な結びつきだけでは、主義や思想の壁は超えられない。これがはっきりしたのが、21世紀前半からロシアのウクライナ侵攻までの流れだと思う。
日本は最近、英国とも近付き、クアッドで豪州、印度と仲間になり、伊とも戦略的パートナーシップを結ぶことになった。インドを西側陣営に近づけた事も大きな成果だし、自分たちと思想の近い国と、より緊密な関係になれたことは、日本の安全保障を考えた上では重要な事だ。
経済的な結びつきも、こういった思想の近い国を中心に発展していくべきだと思う。
中国の人口もロシアの資源も、もちろん魅力的だと思うが、思想の違いが最大のリスクになる事を、今回の事で学ばなくてはならない。


伊とはこれからも長い付き合いになるのは岸田総理も充分承知しているだろう。
まだつい先月には次期戦闘機の開発では日英伊で合意がなされたばかりだから尚更だ、伊は世界で初のジェット機を飛ばした国でもあるし、その技術力は独と引けを取らないしなぁ…。
それに日本にとって伊と聞くと前の大戦前に締結された日独伊三国軍事同盟を連想させるし、余りに知られてないが遠路伊から潜水艦が日本に来てもいる程の繋がりがある。
こうして見ると、日本と伊は軍事的に切っても切れない因縁めいたものがあるのかもしれない。


同じ思想や体制や技術レベルの国々と防衛産業の関係構築は双方の利益になるよね
GPSを考えたら分かるけど軍事技術で革新的な製品や業界が産まれる
最近は情報保護協定などから入り経済安保協定になり友好関係の深化に繋がっていく
しかし、条約や協定を軽視する国があるので今は振り落として新冷戦に対処出来るよう組み換えている最中かな


イギリス、イタリア他欧州との連携を深める(経済、軍事等)事、オーストラリアやインドと手を結ぶことはウクライナの現状を見る限り正常な進化をしようとしているのだと思う。
ロシア、中国を大きく囲い込む形を形成出来る事により彼らの無秩序な軍事行動を抑え込め無事が出来るかもしれませんね。
国連がその効力を失っているいま、新しい秩序を作り出すシステムが必要であると思えます。
そして、その枠組みの中心の国々の中に入るためにも行動する事は良いと思う。


外交関係を築く事は大変良い事。国の予算を外国に使使うな、とか言う人が居るが、世界に依存しなければ日本の国体は成り立たない。
ところで、外交が大事だとか叫んでいた野党の方々は外交する時には何にも発しないのに、国防費増強の時だけやたら「外交が大事」ばかり叫ぶのは何故? 日本の国防を増強させたく無い為なのは見え見えなんだが。


中々感慨深い写真。
イタリア:メロー二首相は、ムッソリーニを崇拝し、ファシスト党の流れをくむ政党に属していた極右政治家。
反EUの急先鋒。
ですが現実にはEU援助無くばイタリア財政は成り立たず、ロシア擁護もタブー化。
経済重視での中国接近も方針転換せざるを得なくなった。
(G7唯一の一路一体構想参加国。港湾租借も容認していた。膨大な中国人労働者受け入れがコロナ被害拡大理由)
つまり欧州の右派も左派も、思想や理想は別として現実と向き合い、政治活動や行政運営を行う。
だから政権交代や連立政権が日常化しているのです。
(大幅な外交安保転換、非現実財政政策を国民は支持しない。左派もNATO脱退など言わない)
イタリア極右首相と満面の笑みを浮かべ握手する日本首相、防衛強化でも合意。
(F2戦闘機後継は日英伊共同開発合意)
時代は変わった。


メローニ首相は対中強硬派で、イタリアの親中政策の転換を図ろうとしている。EUも対中包囲網が形成されつつあるようだ。例の感染症について、EUは当初、中国からの入国規制は科学的根拠から消極的だったが、中国政府の横暴な態度に方針を転換した。日本と韓国は中国から制裁を喰らっているが、EUがそれに続けば、対中感情の悪化により益々中国は孤立化するのではないだろうか。


日独伊は敗戦国として軍事力は規制されているが、自動車を例にみても高い技術力を持っており、英米と日独伊が本気で軍事力を整えればロシアや中国は怖くてなにも出来なくなる。是非、日独伊の軍事力を整備して欲しい。


国際連盟は日伊英仏が常任理事国だった。
常任理事国に拒否権の特権は無いが、機能していた。
その後も日伊同盟は続き、ある幕末の少年兵の勇気は古代ローマ戦士のようだと称えられて、イタリアから古代遺跡の柱で作られた記念碑が贈られたという。


https://news.yahoo.co.jp/articles/2adf4bcde3bd1ec959c608acdadf26cb767dca5b/comments

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