新型装甲車 フィンランド製「AMV XP」に決定! ライセンス生産も 陸上自衛隊 コメント「世界の一流品と言える機材で順当」「離島防衛に役立たせるという報道も」


Photo 防衛省が採用を決めたパトリア製「AMV XP」装輪装甲車(画像:防衛装備庁)- 乗りものニュース

新型装甲車 フィンランド製「AMV XP」に決定! ライセンス生産も 陸上自衛隊
12/9(金) 16:14配信 乗りものニュース Yahoo!ニュース

陸自初の北欧製戦闘車両が誕生へ

 防衛省は2022年12月9日(金)、陸上自衛隊が導入を計画する次期装輪装甲車として、フィンランド製「AMV XP」に決めたことを発表しました。

 「AMV XP」はフィンランドのパトリア社が開発・生産する8輪駆動の装甲戦闘車両で、乗員3名のほかに12名の兵員を収容できます。

全文は以下(乗りものニュース)
https://trafficnews.jp/post/123233

関連

2022/12/09
次期装輪装甲車(人員輸送型)の車種決定について - 防衛省(PDF)
https://www.mod.go.jp/atla/pinup/pinup041209.pdf



コメント

バランスの取れた決定だと思います。
今現在実戦配備された物と試作されたものとでは当然完成度が違うでしょう。また、一回96式の更新機種の開発が失敗しているので新たに開発する余裕は無かったのでしょう。
コスト面でも現在進行形で生産されているものの方が読めるのではないでしょうか。
国産でという気持ちはわかりますが、これから先さらに競争は激しくなっていくでしょうから海外のメーカーとの提携などが必要になるでしょうし、本気で輸出を考えるのなら取引のオフセットとかどこまで技術を開示出来るのか国が主導して決めなければならないでしょう。


やはりパトリアAMVに決まりました。
三菱製と比べ基本性能(エンジン音が格段に静か、地雷や30mm機関砲を防げる防御面でも性能が上、三菱製より派生型も多く、水上航行もできる等々)とコスト面でもパトリアAMVが優秀と判断されました。
2023年度に次期装甲車29両を約230億円で要求していて、今後急速に数を増やしていき各地で見られると考えられます。
防衛省の考えでは、96式や軽装甲機動車、NBC偵察車を開発したコマツにライセンス生産をやらせて、三菱1社で戦闘車を生産や開発するのではなく、国内2社で戦闘車を生産する能力を維持したいとの考えを持っているという事でした。
96式と同じ数であるならば380両程度の取得ですが、今後、南西諸島や都市部にも不測の事態に対応するために多めに配備するとすればもっと多くの数が配備されるかもしれません。


こういう装備品はわかりやすいし絵になるけど、隊員靴下とか手袋とか、当たり前のものに困らなくなうようにそいういうところを拡充してほしい。
洗濯機ボロボロとかか、いや最新型の新品でなくていいんだけど、すぐ修理できるとか、中古でもすぐ手配できて継続できるとか、予算増えて買い物に走るよりもそういう実践的な用意周到さを実現してほしい。
ウクライナ見て分かったはずだが、兵士の士気、守り戦うモチベーションを育てないと。


数日前に某氏が言っていた通りになりました。Combat Proofされた新装甲車は良い刺激、変革のきっかけになるでしょう。
報道にはありませんが最大400台近い配備となるでしょう。そうなれば世界で最大の保有国となります。
他の報道で、離島防衛に役立たせるという報道もありました。
もともと、開発中の三菱の共通戦術装輪車を即応起動連隊に配備、それ以外の一般の部隊にこの装甲車が配備する計画だときいていましたが、水陸機動団にも配備するということでしょうか?
パトリアには水陸両用機能はありますが、既にAAV7を高額で買いましたし、防衛省と三菱も新しい水陸両用装甲車を開発中です。この選択は非常に賢明な選択ですが、全体のポートフォリオはどうなるのでしょうか?
それにしてもどこがラインセンス生産をするのでしょうか?小松?三菱?別な会社?
興味が尽きません。


まずは輸入で日本仕様化と保守整備は日立でやります。恐らくはライセンス生産も日立でやるはずです。日立は装輪装甲車のシリーズハイブリッド化に投資してます。これの適合化もやりたいはずです。パタリアもBAEと組んでHV化をしてましたがこれに日立が入る。
AMVシリーズは多用なバリエで有名です。NBC仕様は輸入で納めるでしょう。現状予定されるのはAPCとCCVの仕様ですが特殊仕様を少数で良ければ輸入で済みます。開発費なんて不要になる。かつて山田洋行もストライカーNBCでそれを主張してました。結局それが正解です。
本競合に参加した三菱機動装甲車は所詮はMCV系バージョン1,0です。しかし共通戦術は2,0です。世代差が既にある。価格で小松案に合わせた為に16式の流用で済ませる他に無い代償です。新型であって旧モデルです。また三菱は生産体制的にもWAPCの暇はない。一社独占もまた無い。予定通りですね。


パトリアAMVと三菱製機動装甲車では静粛性が全然違ったみたい。
三菱は遠くからでもエンジン音が聞こえたけど、AMVは静粛性で優ってた。
“音”もステルス性の一つとして重視されとるし、冷戦後度々NATO加盟国と交流演習してきたフィンランドのAFVが色んな所で良かったのだろう。
三菱もこれに挫けず、AMVとか他国AFVから良いところを勉強して自衛隊員の皆様が使い易くて強いAFVを造って欲しい。
自衛隊側も16式の最新ロットからやっとエアコンがついて来たけど、精神力で我慢して…なんて考えは早く捨てて、戦車と装甲車は全てエアコン付けるべき。
10式戦車のエアコンは飽くまで機器冷却用冷風のオコボレをダクトで供給してるだけみたいだし…そういうところが今まで狭い土俵の中で造られてきた国産AFVの限界で、官民、メーカーと使用側、みんなフィンランド製AFVから学び取って次に繋げるべきですな。


決定おめでとうございます。
既存の車両を導入すれば開発費は安く抑えられるし、PKO等の海外派遣のときに整備性等も一定以上は確保できそうですね。
16式との部品共有等でコストダウンも考えていた三菱は駄目だったかー。自国の防衛産業維持も同時並行でお願いします!


世界の一流品と言える機材で順当。
フィンランドがロシアから距離を置いた事も追い風になったのだろう、もう西側の国と言って良いし。
日立で保守とライセンス生産するのか?
茨城は装甲車両の聖地化が加速しそうだな。


日本は国産兵器にこだわるあまり、低性能な装備を非常に高価格で調達する事が多かった。実戦よりも防衛産業を保護することが目的だと言わざるを得ない。
世界の潮流を見れば、今時国産兵器にこだわる国などない。良いものであれば他国から買う、あるいはライセンス生産してアレンジする。
その方が高性能で最新の装備が安く買える。
しかも広く普及している兵器であれば、ウクライナ戦争がそうであるように、有事の際に同じ装備を保有する友好国から弾薬や部品などを緊急で借りることができる。これこそが本当の安全保障だ。


日本国は自衛隊員の生存確率向上を真剣に考えて、最善の選択を出来るようになった。これを皮切りに、陸上自衛隊は、個人装備の近代化を大胆に行って頂きたい。
あらゆる戦闘状態を想定結果、装備品を整備するのが普通だと思う。


国産が望ましいですが、武器輸出が出来ない現状では、コストが青天井となるので仕方がないでしょう…


パトリア社のamv は水陸両用車でもあり、モジュール式の設計になっておりとても優秀なので海外製でもアリだと思う


コマツ無き今、ライセンス生産は日立にして経験を積ませるつもりだろうね。とりあえず三菱の共用戦術(MAV派生)とハイローミックスは確定だな


https://news.yahoo.co.jp/articles/47da1087ec3fc031c306904684083e7f648df0e7/comments

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