海自イージス艦、弾道弾の迎撃試験成功…全8隻に防衛能力 コメント「加えてEORでの発射にも成功」「イージス艦艇数8隻という数字で防衛出来るのか」「中露北との軍事バランスを壊さない事が平和を維持する最大の方法」


新型迎撃ミサイル「SM3ブロック2A」を発射するイージス艦「まや」 出典:防衛省 海上自衛隊公式ツイッター(@JMSDF_PAO)より

海自イージス艦、弾道弾の迎撃試験成功…全8隻に防衛能力
11/22(火) 7:08配信 読売新聞オンライン Yahoo!ニュース

 防衛省は21日、海上自衛隊の新型イージス艦「まや」と「はぐろ」が米ハワイ沖で性能試験を実施し、弾道ミサイルの模擬標的の迎撃に成功したと発表した。この2隻の能力を確認したことで、海自が保有するイージス艦全8隻が、本格的に弾道ミサイル防衛任務に就く体制が整った。

 同省によると、「まや」は16日、米軍が中距離弾道ミサイルに見立てて発射した標的に新型迎撃ミサイル「SM3ブロック2A」を発射し、大気圏外で命中させた。

全文は以下(読売新聞オンライン)
https://www.yomiuri.co.jp/national/20221122-OYT1T50032/

関連




2022/11/21
新型イージス艦の機能確認 遠方でミサイル迎撃可能に - 産経新聞/iZa
https://www.iza.ne.jp/article/20221121-KXIITOWXDFPHDKW54RU5VWL7KA/
 海上自衛隊は21日、新型イージス艦「まや」と「はぐろ」が今月、米ハワイ周辺の太平洋で改良型迎撃ミサイルの発射試験を行い、成功したと発表した。日米共同開発で長射程化した迎撃ミサイル(SM3ブロック2A)とともに、前方展開したレーダーで早期に迎撃ミサイルを発射できる技術「エンゲージ・オン・リモート(EOR)」の本格運用を開始し、弾道ミサイルへの対処力を向上させる。

 今回の試験で、まやはSM3ブロック2Aを海自艦として初めて発射。これまでは開発段階の試験発射にとどまっていた。はぐろも別の迎撃ミサイルを発射し、弾道ミサイルを模した標的1発ずつに大気圏外で命中させた。


<解説>弾道ミサイル防衛用能力向上型迎撃ミサイル(SM-3ブロックIIA)の開発 - 平成29年度版防衛白書
http://www.clearing.mod.go.jp/hakusho_data/2017/html/nc027000.html


コメント

「まや」が探知した弾道ミサイルの情報をもとに、「はぐろ」が自艦のセンサーを使わずに迎撃する新機能が成立しているなら、陸上イージスのレーダーは陸上に設置してミサイルはイージス艦から発射でも対応することで安定した運用ができるのではないでしょうか。


ちょっと勘違いなされていますね。
今回試験したEOR (Engage on Remote)は前方艦のレーダーが検出し、後方の艦がSM-3を発射、途中で誘導を前方の艦が引き継ぐ撃ち方です。
(このやり方でミサイルのカバー範囲が広がるわけです。)
なので、陸上側に必要なのはむしろミサイル発射台となります。


この“8隻“と言う数字がどのように導き出されたのか、前提はどうなのかが重要だと考えますが。多方面からの攻撃や飽和攻撃をどこまで想定しているのでしょうか。足りているのでしょうか?素人目には疑問や不安を感じます。


まずBMDは北向けの装備です。
北の場合、自国攻撃の大義名分となるため連中からの先制攻撃は限りなく低いです。攻撃するとしたら、米軍に攻撃を受けた際の反撃として使用する可能性が非常に高いとお考え下さい。
その際に日本に対して同時に何回攻撃できるかですが、北の優先度は米国、韓国が高いため、日本向けの発射機はそこまで多くありませんし、1車両に1本載せられるかどうかのサイズであり、連射に時間を擁する状況(米に侵攻を受けている状態)から次弾発射は困難だと考えられます。
また、最近の演習を見るに、さほど優先度が高くなくBMDが整備されてしまっている日本向けのミサイルはほぼ姿を見せなくなり、(BMD整備が遅れている)韓国向けが殆どになっていることから、実際のミサイル発射機の編成も費用対効果が低い日本向けよりも効果が高い韓国、そして米国を狙うミサイルを優先するものと考えられます。


おそらく飽和攻撃に全て対応するのは難しいでしょう。被害を最小限に留める為の措置でしかない。東京と地方都市に同時に飽和攻撃されたら東京を全力で守る行動を自衛隊は取る事になります。ミサイルに関しては攻撃より迎撃が圧倒的に難しい。今の防衛費ではこれが限界でしょう。つまりミサイルを撃たせないようにする事が重要。日本も弾道ミサイルを持たないと。


2A連接おめでとうございます。
加えてEOR(Engage on Remote)での発射にも成功したようです。
2020年度に改修費用が予算化された、あたご型も2Aに対応するようで、イージスシステム搭載艦と合わせて2A対応型だけで6艦体制になる予定ですね。
イージスシステム搭載艦が出来上がったころ(2028年)に、艦齢40年を迎えるこんごう型(1991年進水式)の後継艦をどうするか、道筋がついている頃でしょうか。
あとSM-6を2018年度予算で試験用に購入したと思いますので、そちらの試験も気になるところです。(今回撃ったSM-3 2Aの予算化が2017年度だったので、来年度でしょうか?)


ミサイル迎撃訓練とか他国との合同訓練とか自衛隊員は頑張っている。
現場の自衛隊員はミサイルが尽きれば身を守る事も出来なくなるのですが、日本政府は彼らに十分な弾薬を買えるだけの予算を与えているのでしょうか
旧日本軍のように「現場で何とかしろ」と兵士を戦場に派遣して補給を蔑ろにするイメージがつきまとうのですが…


SM-3ブロック1Bが1発20億円、SM-3ブロック2Aが1発40億円だっけ?
当たるかどうかは別にして、1回サルボーするだけで、40億80億と諭吉が飛んでいくっていうね(苦笑)
自衛用核弾道ミサイル、自衛用核巡航ミサイル、原子力潜水艦を導入した方が抑止力として有効だし、明らかにコスパもいいよな。
北の将軍様が核開発にかけた費用が、累計4000~5000億って言われてるでしょ。
日本のイージス艦は、1艦で2000億円。
専守防衛って、コスパ最悪だわ。


イージス艦艇数8隻という数字で防衛出来るのか? 戦前の八八艦隊思想では無いだろうけど、これではミサイル飽和攻撃対策どころか、シーレーン防衛に脆弱。海自と海保の実質的相互補填を考えたらどうなんでしょう


現行最強システムが、何発当てて、何発外したのか、気になるところ。
最近の不規則軌道にも対応できるのかな。
がんばれ。海上自衛隊。


日本を守って頂いてる自衛隊に
心から感謝します。
早急に憲法改正、
防衛費増加を望みます。


事前に標的の軌道情報を知って行った迎撃試験って何の意味がある。実戦にはそんな条件がない。


弾道弾の迎撃防衛に大型イージス艦のアーセナルシップ構想は悪くはないんじゃないかと今でも思う


どんなにいい道具揃えても使わなければ意味ない。北のミサイルに遺憾砲のみでは話にならない。


朝日と毎日のディスる記事と読売のポジティブな記事は自分の中で話半分以下が実態と考える様にしている。


防衛能力の向上は国民に取ってはありがたい事ですが、イージス艦にだけ期待しても周辺国からの侵略攻撃には立ち向かえ無いでしょう。更なる軍事的増強が日本に必要でしょう。専守防衛や最小限の反撃能力などと言っていてはならず者国家からの侵略は防げません。日米同盟だけでなく、太平洋NATOの創設を急ぐべきです。中露北との軍事バランスを壊さない事が、今は平和を維持する最大の方法です。政府も国民もいつまでもお花畑で居られる状況ではありません。


迎撃ミサイルの命中率も上がり防衛能力が上がったのは大変いいことですが、その上に撃って来た相手を叩き潰す攻撃能力のさらなる向上を望みます。速やかに。


日本のEEZなどに試験と称して撃ち込んでくる飛翔体にはコチラも迎撃試験と言って撃ち落としてやれば良いと思います。


さあ8隻のMDイージス艦+米海軍VS 北朝鮮弾道ミサイル+20発核弾頭。やるなら今しかないかもよ。


試験は成功するが、北朝鮮のは撃ち落とさない不思議。


https://news.yahoo.co.jp/articles/5098c33babc08886dbba89b0687df9069a6e68cd/comments

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