ジョンソン英首相、党首を辞任 首相には秋までとどまる方針 コメント「本当に残念」「影響は大きいのでは」「英国の姿勢が継続して行くことを期待したい」


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ジョンソン英首相、党首を辞任 首相には秋までとどまる方針
7/7(木) 18:41配信 BBC NEWS JAPAN Yahoo!ニュース

イギリスのボリス・ジョンソン首相が7日、与党・保守党の党首を辞任すると表明した。次の党首が就任する秋までは首相にとどまる方針。党首選は今夏に行われる見通し。

ジョンソン首相は7日午後12時半過ぎ、官邸前で演説し、「議会の保守党が、新しい党首が必要だと考えている、その意思が明らかになったため、新党首を選ぶプロセスは直ちに開始する必要がある」と述べた。新党首と新首相が決まるまでは「自分が仕える」とし、「2019年の総選挙で保守党に投票してくれた皆さんに、感謝したい」と語った。

その上で首相は、「自分がこの数日、有権者の信任に引き続き自ら応えるため、これほど激しく戦ったのは、自分がそうしたかったからだけではなく」、総選挙で保守党を支持し、自分の政府に「巨大な信任」を授けてくれた大勢の有権者への「責務を果たすのが、自分の仕事で使命で義務だと思っていた」からだと述べた。

「これほど成果を上げ、これほど大きい信任を得ている時に、政権を交代するなど、エキセントリックなことだ」、「経済状況がこれほど内外で厳しく、何カ月にもわたり徹底的にたたかれてきたにもかかわらず、世論調査の(与党)支持率はほんの数ポイントしか落ちていない」と同僚たちを説得しようとしたが、「説得できなかったのは残念だし、たくさんのアイディアや事業を完遂できないのはつらい」とも述べた。

ジョンソン氏は、自分は続投すべきだという主張が保守党内で受け入れられなかったのは、横並びを重視する英政界の「群居本能」のせいだとも述べた。

「目にしたのはウェストミンスター(英政界)の強力な群居本能で、群れが動く時には政界も動く」と、ジョンソン氏は述べた。

全文は以下(BBC NEWS JAPAN)
https://www.bbc.com/japanese/62075991

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ジョンソン首相は日米との関係をかなり強化して来たしEUからの脱退後にTPPの加盟にも熱心に取り組んで来た。軍事、経済両面に於いて今後更に頼りになる筈だっただけに残念でならない。 特に日本との関係強化は際立っていたし、日米同盟以外で日英の強化も必須という流れの中での降板は日本にとって痛手とならなければ良いのだが。 ウクライナ問題でも露へかなりの強硬な姿勢だったことでウクライナにとってもかなり痛手ではないか。 次なるトップは外交、経済政策面だけは引き継いで貰いたいと希求する。


ジョンソン首相の辞任は本当に残念である。今、ウクライナ情勢の中でウクライナへの支援を積極的に進め、また北欧諸国にもNATO加盟前に万が一ロシアから攻撃があった場合、イギリスが守ると表明していた。G7でも大きな役割を果たし、日本とも強固で良き関係を築き上げてきた。 これから先イギリス政権があまり不安定化しないこと、これまでのウクライナ支援への姿勢が変わらないことを願うばかりである。G20外相会議も控えている中、本当にジョンソン首相退任の影響は大きいのではないか。ロシア・プーチンにとっては喜ばしいことなのかもしれないが・・・。 今後の世界情勢の中で欧米諸国との連携をしっかりと結び、アメリカはじめとした先進国の中での大きなリーダーとして、新たなイギリス首相と強き政権が誕生することを祈る。


ジョンソン首相の辞意は英国のウクライナ支援が滞る可能性があるのでロシアにとってはうれしいニュースだ。 しかし、バイデン大統領の支持率も良くなくこのままいくと11月の中間選挙で議会を掌握できるかでウクライナ問題が大きく変化する可能性を秘めている。長引くウクライナ問題より国内の景気を優先するようになれば、ロシアの思うつぼだし、アメリカは日本にウクライナ支援の一部をお願いしてくる可能性もあり、西側諸国の連帯にも変化があれば、事態はますますわからなくなってくる。とりあえずは、英国人が誰を首相に据えるのかの判断に期待したい。


ジョンソン氏は他の人ならできないような大胆な政策を展開して来たし、パンデミック下でも未知のウィルスに対して率先して実験的な試みを即実行することを厭わなかった。 勿論、常に賛否両論はあっただろうが、日本の政治リーダーなどにはないようなリーダーシップは発揮したとも言えよう。 ただ、何かにつけて軽率な部分は否定できず、周りの人や国民も振り回されてきた感はあったかもしれない。 この退陣劇を見て感じるのは、イギリスという国の政治家達に厳然とある、嘘は許さない、政策以前の問題として政治的リーダーとなる者に「正直さ」という資質を徹底的に求める倫理観である。 同じ党内の議員達がこの点でこれだけ結束できるというのは、現在の日本の政治では考えられない。 緊張感漂う国会の様子や退陣の会見を聞いても、各々が自らの思いを率直に述べている。 嘘にまみれた世界には民主主義は育たないだろうという事を改めて感じた。


ジョンソン首相は就任した当初、EUからの離脱を成功させてイギリス国民から絶大な支持があったと思います。 それが今では側近たちが雪崩を打って離反し、首相を続けたくても続けられない状況まで追い込まれるとは残念です。 今となってはEU離脱も正解だったのか分かりませんし、自分たちが作ったルールを守ろうとせず、スキャンダルがあった身内に対してあからさまに肩入れしたりして信用を失ったので自業自得かもしれませんが…。 独善的な覇権主義が秩序を破壊していく中で有能なリーダーの辞任は自由世界にとってかなりの痛手ですが、次の首相がイギリスや自由世界にとって最善の人物である事を願います。


身から出た錆とは言えもう少し丁寧な対応を取っていればここまで悪化しなかった気もするが。 国民や仲間からの信頼がなくなり追い詰められての辞任は寂しいものだが、外交でなんとか形勢挽回を考えていたのだろうか。 しかし、ゴルバチョフがそうであったように、外交でいくら点数稼いでも。自国民からは不満たらたらであれば辞めざるを得なくなるのかもしれんな。 その点では岸田も気を付けるべきではないかと思う。


確かにコロナ対策でも、ウクライナ対策、更には太平洋における対中政策においてもジョンソン首相は卓越した指導力を発揮し、脱EU後のイギリスの存在感を見せつけたと思います。 ただ国民や同僚の信頼をここまで損なってしまってはね〜。 奥さんのこともそうだけど、プライベートにおいて自分を律しきれない人だったのかな…。


まさかプーチンより先にジョンソン首相が辞意表明とは、最も頼りにしていたゼレンスキー氏の嘆き声と、邪魔者が一人消えたとプーチンの高笑いが聞こえそうです。 ジョンソン首相はブダペスト覚書の履行責任より、全力でウクライナ支援した結果、自国民が不況で苦しみ支持低下を招きました。 英国が動揺しているうちにロシアの東部攻撃は激化するでしょう。 この戦争でプーチンの終着点は、ウクライナ首都キーウを陥落させ、親ロシア派による傀儡政権を誕生させる事ではないでしょうか。 なおG7はロシアの凍結資産がある限り、ロシアがデフォルトに陥っても回収不能にならず、ウクライナ復興費として没収する事も考えているでしょうが、問題なのは世界トップ人口の中国、インド、ブラジルなど親ロシア派がロシア経済を支えている事です。 今回の英国騒動は確実にNATOもウクライナ武器供与も影響し、ロシアに理があるのが気になります。


ジョンソン首相は、正義感の強い立派な政治家だと思う。反面、ついて行けない人もいるのかも知れない。ウクライナへ露が侵攻したことで、先頭に立ってウクライナを全面的に支援して来た。西側にとっては無くてはならない存在に見えたのだが。辞任が決まった以上、次の指導者に期待したい。首相が変わったからと言って、英国の姿勢が継続して行くことを期待したい。


ジョンソン首相は対ロシア政策でヨーロッパ諸国の中では一番厳しい対応を主張していました。英国内で問題があるのでしょうが、最重要課題は軍事独裁国家の残虐行為を許さないと言うことです。先の世界大戦を繰り返さないためにもジョンソン首相は良くやっていると思うが、イギリス人の価値観は違うのでしょうか? 物価高騰も重要課題に違いないが、小さな多くの子供も虐殺されるロシアの非道行為はその比では絶対無い。フランス・ドイツのようにロシアに対して融和策をとるような政権が生まれるとウクライナの明日はない。その結果中国・北・ミャンマーなどは好き勝手な行動をとるでしょうね。日本も非常に心配です。

https://news.yahoo.co.jp/articles/c847e2c0b1af1ac68310ad8b855f228a39f7dd3c/comments

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