安倍元首相銃撃事件の一因は、「リベラル」が展開した異常すぎる言論空間にもある コメント「安倍批判という組織の方針に拘束」「批判のためのこじつけ、でっち上げ報道をやりすぎて特定の思想を植え付けるメディアに成り下がっていないか」


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安倍元首相銃撃事件の一因は、「リベラル」が展開した異常すぎる言論空間にもある
7/13(水) 6:03配信 現代ビジネス Yahoo!ニュース

(抜粋)

「反安倍こそ正義」と言わんばかりに

 公正な立場から安倍総理の政策に対する疑問を展開するのは、マスコミの本来やるべき仕事である。だが、実際にはそうしたフェアな批判はほとんどなかったと言ってよいだろう。

 例えば、ずっと「疑惑」として引っ張られた加計学園問題の発端は、朝日新聞による文部科学省文書のスクープ記事だったが、これがとんでもないデタラメであったことは、いまだに国民の大半が知らないままである。

 「新学部『総理の意向』 加計学園計画 文科省に記録文書」との記事は、2017年5月17日の朝日新聞の一面トップを飾った。

 朝日新聞が報道の根拠とした文科省の文書には、「『国家戦略特区諮問会議決定』という形にすれば、総理が議長なので、総理からの指示に見えるのではないか」との文言が書かれていたのだが、朝日はこの部分を完全に無視して報道した。

 記事には文書の写真も掲載されていたが、この重要な文言が書かれた部分にはなぜか黒い影がかけられて、判読しにくい状態にさせられていた。

 実際には総理からの指示はないのだが、「国家戦略特区諮問会議決定」という形にすれば総理からの指示があったように見えるから、そうしようというのがその文書が意図するところだ。

 この件については自民党側からだけでなく、日本維新の会の足立康史衆院議員などからも「朝日の捏造」との批判が行われた。

 本来であれば、朝日新聞の捏造を他のメディアが指摘して、こうした捏造報道を互いに行えないようにしていくのが健全なマスコミのあり方である。だが、「反安倍こそ正義」との先入観に毒された日本のマスコミは、正しい事実ベースの報道を行なってこなかった。

 それどころか安倍総理の利益につながる報道をすることは許されないというムードが、日本のマスコミ各社の中に浸透していたことは疑いようもない。

 山口二郎・法政大教授が「安倍に言いたい。お前は人間じゃない!  たたき斬ってやる!」と発言した際にも、山口二郎氏を諌めるような言論を主流派メディアは展開しなかった。

 池内さおり・共産党衆議院議員(当時)が、安倍氏をヒトラーに喩える太鼓を作って叩いて非難していたことについても、これを問題視するような言論も主流派メディアは展開しなかった。

 安倍氏をヒトラーに喩える言論が筋違いであるのは、これだけ異常な「反安倍」の言論が世間に広がっていたことを見ればわかる。そもそもヒトラーは自分を否定する言論を許しはしなかった。


海外の首脳から寄せられたメッセージ

 日本の主流派マスコミはまた、安倍総理がいかに国際社会で高く評価されていたかについて、正しく報道したことはなかった。

 日米豪印を結ぶ「セキュリティ・ダイヤモンド」構想は、アメリカの安全保障政策を転換させ、今やクワッドとして結実している。

 G7の首脳の誰もが、対立することの多い議論の調停役として、また正しい議論のリード役として、安倍総理に大きな期待を寄せ、G7の中心に安倍総理が存在したと言っても過言ではない。

 ホワイトハウスは半旗を掲げ、ブリンケン国務長官が外交日程を変更して安倍元総理への弔意を表すために日本までやってきた。トランプ前大統領が葬儀への参列を希望していたことも明らかになった。

 イギリスのジョンソン首相は「未知の時代における彼のグローバルなリーダーシップは、多くの人の記憶に残り続けるだろう」と、シャルル・ミシェル欧州理事会議長は「私はこの偉大な人物に対する残忍な殺害を決して認めない」と、フランスのマクロン大統領は「自分の人生を国に捧げ、世界の安定のために働いていた」と、ツイートした。

 オランダのルッテ首相は「今日、我々は日本の民主主義にとってこの暗い一日を振り返るために閣議を一時停止した。私たちの友情と、私たちが共に行った仕事について、私は楽しい思い出を持っている」と述べた。

 オーストラリアのアルバニージ首相は、安倍元総理は「世界の舞台における巨人」で、「彼の遺産は世界に影響を与えるものであり、オーストラリアにとって深く、前向きなものである。彼がいなくなることは、とても寂しいことだ」と述べた。

 台湾では、台湾で一番高いビル「台北101」に「敬悼安倍首相 台湾永遠的朋友 感謝安倍首相 対台湾支持興友誼 ありがとう」のライトアップがなされ、政府機関のみならず公立学校でも半旗が掲げられた。

 日本・台湾交流協会には安倍氏を追悼する献花台に加えてメッセージボードが用意され、多くの一般市民が思い思いの哀悼コメントを書き込んだ。蔡英文総統が日本・台湾交流協会に弔問に訪れただけでなく、頼清德副総統は弔問のため来日した。

 安倍氏の訃報に深い悲しみを表明しているのは、西側先進国ばかりではない。インドではモディ首相が国民的な喪に服すと述べ、大統領府だけでなく、主要な公的な建物全てで半旗を掲揚した。

 ガンジス川には多くの人たちが安倍氏の遺影を掲げて集まり、花を供えた小さな陶器の皿を浮かべて追悼した。インド東部のプリのビーチには、安倍氏を追悼するサンドアートが作られた。

 ヨルダンのアブドゥラー2世国王は「世界は偉大な指導者を失い、ヨルダンと私は真の友を失った」と、オマーンのブサイディ外相は「(政治屋ではなく)政治家、オマーンの真の友人で、安倍氏と知り合えたことは大変名誉なことだった」とツイートした。

 ブラジルのボルソナロ大統領は日本との連帯のために3日間の喪に服すことを宣言した。グテーレス国連事務総長は「彼の協調の姿勢と多国間主義への献身をいつまでも忘れないだろう」と述べた。

 外国の首脳が非業の死を遂げれば、その死を悼む儀礼的メッセージを発するのは不思議なことではない。だが私がここに記したのはそうした儀礼的なメッセージを超えるものばかりだ(単なる儀礼的メッセージとも受け取れるものは敢えて割愛した)。これほど世界に敬愛された日本の政治家がかつていただろうか。

全文は以下(現代ビジネス)
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/97429

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コメント

メディア、報道機関は功罪を明らかにしすれば良い。
過度な批判、その逆に神格化もダメ。
田中元総理は金権体質と批難されているが、その人柄、言動などから人気が今もあります。
真実に蓋をする事もいけませんし、死人に口なしとばかりに何かの罪を一身に負わせるのもいけないと思います。


本記事の中には言及がないが、森友学園問題についても改ざん前の詳細な交渉記録が出てきて、本来の論点である土地値引きについては安倍元首相は全く関係ないことが明らかになった。(交渉を有利にするために籠池が安倍元首相の名前を出したが役人側が突っぱねていた)
それがわかった途端、メディアは本来の論点を放置して文書改ざん問題に批判の論点を置き換えたことに非常に違和感を覚えた。当初追求していた内容が的外れだったのを認めるとメディア不信に繋がると恐れての行動だと思うが、それを隠し続けるほうがもっとメディア不信を招く結果になるように思うのは自分だけかな。


確かに安倍前首相の功績という所については、報道されることは少なかった。ましてやスキャンダルの顛末についても有耶無耶。報道の切り抜き・垂れ流しは今や国民誰もが知りうる事実でしょう。
リベラルはリベラルの視点で意見があるのは当然ですが、それに偏った見方・偏向報道が多い事も事実。少しは国民が正しく政治を判断出来る指標となるべく報道を願う…。が無理かな。
年寄りはテレビ・新聞の偏った報道で財布のひもが緩まない。経済を悪くしているのは、メディアかもね。


蓋を開けてみれば、事件は政治思想に反対する問題ではなく、特定の宗教団体への憎悪の矛先が、元首相に向かった結果でした。
明らかにすべきは、それが思い込みによる見当違いの惨劇だったのか、それとも恨まれるに価する理由はあったか否かの検証で、政治と宗教の関係性の問題です。
真面目に生きることを理不尽に否定された際の憎悪は、社会の歪みとして増長し、いずれは爆発するものに感じるからです。
メディアの果たすべき役割でもあります。


昔からマスコミが第一の権力と言われていた。戦前もそうでしょう。国民にはマスコミが戦争に向かわせたという敗北感があるので、マスコミの言論空間をどう設計するかを異常なまでに気にして今日に至っている。この習慣が最悪の結果として出てしまった。
思想信条の自由は尊重されなければならないが、安倍さんの地球儀外交の真の意味を理解、判断できる人がマスコミにあまりいないことが異常な言論空間になった理由かもしれない?または
記事にある山口二郎とは正反対の思想の学者も多いが、5大新聞にはあまり登場しない。どの学者を掲載するかは一般の組織と同様、社の方針に拘束される。一人一人が自分の名前で冷静に記事を書くのではなく、安倍批判という組織の方針に拘束されていた。


そもそも犯人の供述通りなら犯行動機は私怨。
政治的思想ゆえの犯行でない旨の供述もある。
犯人の供述を100%信じれるかという話でもあるが、誇張表現にも感じる表現には甚だ疑問がある。
少なくとも「暴力によって民主主義を破壊しようとする蛮行」等々民主主義への批判や朝鮮という表現には「現状の政治形態を批判されると困る」という意図にも感じ、「自分たちは間違ってない、正しい」という感じの驕った表現にも感じるから、過剰反応しているようにしか感じない。


究極は各個人が自分で判断できること。
そのためには確かな事実の報道こそ必須となる。
報道記事は新聞社や放送局の名前で表にでるが、記事そのものは個人の記者が書く。推敲、チェックがあるだろうが素材を表現するのは記者の思想、感性に影響される。
結果として残念ながら視聴者は、記者の意図の有無にかかわらず影響を受けることになる。
したがって、常に記事に疑いの気持ちを持、鵜呑みにしない構えがいると思う。


メディアは権力のチェック機能はよく理解できるし誰も否定はしない。では、朝日や毎日がチェック機能になってるかと言われると、批判のためのこじつけ、でっち上げ報道をやりすぎて、特定の思想を植え付けるメディアに成り下がっていないか、という疑問が容易に浮かぶ。メディアが劣化している。
劣化に気づいて購読をやめる人は救われるが、わからずにメディアの情報を鵜呑みにする人たちが残っていることは極めて危険である。
朝香氏が新聞に対して指摘しているのは、正しくメディアのチェックである。私はメディアも権力側に移っていったと考えている。権力側に移ったメディアを「オールドメディア」と呼んで区別する流れも納得できる。
オールドメディアが本来の目的を見失って偏向報道が行われれば、それをチェックするメディアも手厳しく指摘しないといけない。
事情がわからないと、ただのイデオロギーの違いによる争いにしか映らない。
私は安倍総理こそ弱者の味方で真のリベラル政治家だと思っている。
日本において「リベラル」とは反日思想を軸としたものと捉えられる。他国が日本に攻め込んだ時に反撃の能力を極小化するために「平和」という言葉を持ち出して憲法改正を阻止する。円安は近隣窮乏化であることを隠して金融緩和をやめるように主張する。要は国賊や売国奴とレッテル貼りされても仕方がない人たちのことを日本では「リベラル」と言われる。
祖国を愛することは日本では「右翼」あるいは「極右」としてリベラルからレッテル貼りされる。このロジックは特定東アジアを除いてとても理解されていないことは事実である。
なぜ、真のリベラル政治家だと思うのか。それは一番に雇用の立て直し(金融緩和)をやったことである。賃金がーって言う人多いですが、そもそも雇用されていないと賃金も何もありません。そして、既得権益を壊しまくったこと。


多くのメディアが、「民主主義の根幹を揺るがす暴挙」として取り上げていたが、それは違うのではないか。一宗教に、母親も、また自身の生活や人生も奪われたと感じている犯人が、それを応援している人物を憎く思い、それをぶつけた行為だ。もちろんだからといって殺人は許されることではないが…。たまたま選挙運動中だからといって個人的な恨みを民主主義の冒涜と結びつける、しかも各メディアが一斉に、というのは、とても怖いと感じた。


「リベラル」界の住人って、理想を追い求めているのが実際は幻想の中におり、その幻想を周りにも説いて言っていたところに、安倍さんが現実を説き、自分達の幻想が破壊されていく事に危機感を覚えている様に見える。
それが、異常な言論を繰り返している事に繋がっている。
「リベラル」の視点で最も顕著なのが、”相手”の存在を矮小化していて、自分達が望んで行動を起こせば”理想”が実現できると思い込んでいるところ。
ただ、現実は”相手”の存在の方が大きく、”相手”次第になっているところを指摘されているにも関わらず、その現実が受け入れられない。


だよな。何故か、日本では政治家を大事にしない風潮がある。国民レベルでも、政治や政治家に無関心で大事にしてない。戦前からそんな気がしてる。だから、良い政治家が育たない。なんでだろうかと思う。江戸時代のお上の政治が長かったからかな。政治家が悪いと、戦争になって負けて酷い目に遭うのは国民全て。だから、良い政治家を見る目と育てる意識が国民に必要。敵の内政撹乱勢力の言葉に負けてはいけない。安倍さんの後を繋ぐ政治家を見て育てるのは国民。


確かにな
演説妨害もれっきとした言論封殺ではある
言い方悪く言えば今回の犯人とたいして変わらないと言われても仕方ない
少なくとも聞くことはすべきだわ
それが最低限のマナーやモラルっていうべきもの
抗議やらデモやらをしたいのならそのあとにすればいい
相手が話してるときに割って入って
同じ言葉をしかも品性がない言葉を大声で連呼するってのはどうかと思う
しかもこれを意図してやってるわけだから悪質だって言われてもしょうがないように思う


https://news.yahoo.co.jp/articles/b812972e8c57767287495d0c6a88d0169d51faf8/comments

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