米、ポーランドに常駐部隊設置 コメント「ロシアへの牽制と軍事的圧力強化」「米国の相当の覚悟を感じさせる」「容易に侵略できると思われたらそこから侵略が始まる」


Photo VCorps twitterより

米、ポーランドに常駐部隊設置
6/29(水) 21:20配信 産経新聞 Yahoo!ニュース

【マドリード=大内清、板東和正】スペインのマドリードで開幕した北大西洋条約機構(NATO)首脳会議に出席したバイデン米大統領は29日、ポーランドに恒常的な米軍司令部を新設することなどを柱とする欧州防衛体制の強化策を表明した。ロシアによるウクライナ侵攻を受けた安全保障環境の激変に対応するため、米軍として東欧では初となる常駐部隊をポーランドに置くほか、ルーマニアやバルト3国に巡回させている部隊を増強する。

バイデン政権はまた、最新鋭ステルス戦闘機F35の2個飛行隊を英国に追加配備するほか、スペインに配備されている海軍駆逐艦を現行の4隻から6隻体制にすることでも調整中だと発表。ドイツとイタリアでは防空態勢の強化を進める。

全文は以下(産経新聞)
https://www.sankei.com/article/20220629-NUT6R7E5GVLHXG3NX3ZWBDREBI/

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欧州の米軍戦力増強 「NATOはかつてなく必要」―バイデン氏 - JIJI.COM
 米政府によると、陸軍第5軍団はポーランドに前方司令部を設置し、部隊を常駐させる。米軍部隊を東欧のNATO加盟国に恒久的に配置するのは初めてとなる。

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今回のNATO加盟合意で一気にロシア包囲網も進むが、隣接国のフィンランド、飛び地から近いポーランドには、ウクライナ侵攻と同様に攻め込まれる恐れがある。
米軍在留を意識しないといけなくなるから、またロシアの侵攻戦略が変わるはず。ウクライナへの侵攻が鈍化して、経済制裁効果が出て来て、ロシアが弱体化する事は期待できる。
ウクライナの被害がこれ以上拡大しないよう、心から祈りたい。


【米軍として東欧では初となる常駐部隊をポーランドに置く】
米国軍の意味合いの一つは、仕事を増やす意味もある。海外に常駐部隊を置くことを条件に、その国からも金を払わすことで、経済的なエコシステムが作られる。米軍基地を置くことは、その国に強い影響力も与えられる。
米国とポーランドは、どのような条件になるのであろうか?
米国にとって、軍事力をコストを上げずに増強するには、米軍基地を世界その国に強い影響力もにする事もできる。
中国が世界中に中国軍の基地を置こうとしており、米国も同様に基地を世界中に置くという流れになると、新しい帝国主義の構造が生まれてくるだろう。


旧東欧のポーランドへ米軍の常駐部隊が配備されればロシアの反発は不可避ですね。
ただでさえ、スエーデンとフィンランドのNATO加盟合意で、プーチンは相当苛立っていると思います。
どのみちロシアはウクライナを侵攻して、大きく道を踏み外しましたから、ロシアのウクライナからの撤退は最低限必要で、ひとたび道を踏み外したロシアを今後も警戒しなければならないでしょうね。
一度信用を失えば、信用回復にはそれまで信用を培ってきた時間の何倍も要することは、国家も人も同様だと思います。
ですが、無用な国際的緊張感は高めないに越したことはありません。
近年覇権主義を強めて海洋進出を図る中国に対するNATO加盟国の合意形成ができるようなので、そのことは、中国の台湾侵攻を牽制するなど、アジア地域の地政学的安定性に寄与するのではないかと思います。
ウクライナ国民の皆様が、一日も早く平穏な生活を取り戻せますように!


NATO最前線への司令部設置は、もちろんウクライナ侵攻をやらかして「脅威」となったロシアへの牽制と、軍事的圧力強化の側面はあります。
しかし、やらかしてくれたプーチン様々な面もあるのでは。
軍事と経済でアメリカを追い上げているチャイナに対峙し、搦め手から圧力をかけるのも世界戦略上重要なアクションであり、西側の結束が強化された今こそ打つべき手段でさえある。


元々心の底からロシアを嫌悪しているポーランド。
最新鋭の米軍部隊と核搭載可能戦力部隊を駐留させるということは米国の相当の覚悟を感じさせる。
NATO諸国の一部にロシアの攻撃があればロシアに対する反感を土台に非常に士気の高いポーランド軍と米軍の駐留部隊が動けることは非常に大きな意義がある。
戦略思考が全く欠けたロシアの軍事能力はウクライナ侵略戦争で格段の低下を示すだろう。その時が来るのを米国は待っている。
ロシアは暴力と覇権によりバルト諸国や北欧諸国や東ヨーロッパ諸国を蹂躙してきたが、そのことが間違いだったと気づくころにはロシアという国自体が崩壊しているかもしれない。


手遅れとならないうちに準備をするのは良い事だ
中露は着実に準備を進めている
平和ボケの日本もようやく危機感を持った国民が増えて来ている
侵略が始まってから慌てても遅い
尖閣は既に実効支配されつつある
戦争は無いに越した事はない 容易に侵略できると思われたらそこから侵略が始まるだろう
最大の抑止力を持たなくてはならない


ノルウェーとフィンランドNATO加盟申請はロシアにとって誤算だったと思う
さらにポーランドに米軍在留はさらに誤算
NATO拡大阻止のためウクライナ進攻を決断したプーチンだが真逆になった
軍事進攻でなく経済圏を確立し、ウクライナなど旧東欧諸国をEUのようにする発想はなかったのと思う
多くの犠牲者がでたことは残念でならない


ポーランドやバルト三国がロシアとの最前線で相当神経質になって不安感も増しているから米軍を増強して絶対見捨てないとの意志を示したのだろう。
フランスやドイツやイタリアの優柔不断で曖昧な態度が問題になってるんじゃないか。
本来ならその三カ国の軍隊が最前線に加勢しに行かないといけないはずなのに腰がひけてる感じがする。


バイデンは2期目ないだろうけど、トランプがなるのか共和党に他に有力候補がいるのかわからないけど。
次のアメリカ大統領がこのNATOの強化とウクライナへの支援をもし止めようとする政権だったら日本・台湾を守る気もあるんだろうか?
アメリカの安全保障の専門家たちは今のトランプ周辺の人物がほとんど親露or陰謀論者ばっかなことに懸念を示してたりして、トランプがまた大統領になったら安全保障関連の大臣やスタッフはどうなるのか。


以前NATO拡大にプーチンが抗議した際NATO加入した新東欧には常駐部隊は入れないとプーチンをなだめた経緯がある。 プーチンが約束をやぶったのだから当然ではあるがこれらの最前線に常設部隊、ゆくゆくは中距離弾道弾も配備されるだろう。 
このまま軍備競争になった場合、ソ連と同じ轍をロシアは進むのだろう。

https://news.yahoo.co.jp/articles/aed0d695d3ef758782af1823200183669baf5255/comments

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