日英首脳、円滑化協定(RAA)で大枠合意 福島産の食品規制来月解除 コメント「これは世界に対してもインパクトがある」「この機会を逃さず英国との軍事・経済協力の強化につなげてほしい」


Photo ボリス・ジョンソン英首相Twitterより 

日英首脳、円滑化協定で大枠合意 福島産の食品規制、来月解除
5/5(木) 22:32配信 JIJI.COM Yahoo!ニュース

【ロンドン時事】岸田文雄首相は5日午前(日本時間同日午後)、ロンドンで英国のジョンソン首相と会談した。

 両首脳は自衛隊と英軍の相互訪問時の法的基盤となる「円滑化協定(RAA)」締結に向けた大枠合意を確認。ジョンソン氏は、2011年の東京電力福島第1原発事故後に英国が導入した福島県産などの食品の輸入規制を6月末までに解除する方針を伝えた。

 RAAは、相手国に一時的に滞在する際の刑事手続きなどを定めたもので、共同演習や災害救助活動の円滑な実施につながる。両首脳は日英間の防衛協力を深化させるとともに、早期署名に向け作業を加速することで一致した。次期戦闘機開発をめぐり、22年末までに協力の全体像で合意することも申し合わせた。

 ロシアの侵攻が続くウクライナ情勢をめぐっては、先進7カ国(G7)が結束して対ロ制裁やウクライナ支援を継続することを確認した。両首脳は「欧州大西洋とインド太平洋の安全保障は不可分で、力による一方的な現状変更は世界のどこであれ認められない」との認識でも一致した。 

https://news.yahoo.co.jp/articles/cddb1da6c9cb308566d732f7e8793e62d51fa588

JIJI.COM
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022050500492

関連





2020/05/05
「フライ」と「フライング」で歓迎 相思相愛の日英防衛協力 - 産経新聞
https://www.sankei.com/article/20220505-KCTAKMHABNP4XE74KODFAWBKTA/
英国で岸田文雄首相を待ち受けていたのは、戦闘機による歓迎だった。英政府は5日の首脳会談を前にした歓迎式典で、英空軍の戦闘機タイフーンと空中給油機ベスピナの上空飛行を実施。英政府は「フライ・パスト(上空通過)は岸田首相の政府賓客として初の訪英を記念して行われる」と説明した。

「歓迎」はこれだけにとどまらなかった。英首相官邸は4日夜、翌日の首脳会談で自衛隊と英軍の相互訪問円滑化協定締結に向け大枠合意すると発表した。この種の合意は、事前に発表する場合でも両政府で同時に行うのが外交上のしきたりだ。日本側は英側に抗議したが、英首相官邸の発表を英外務省も事前に把握していなかったという。

ジョンソン政権の「フライング」は、対日関係の強化に向けて前のめりな姿勢をうかがわせる。英軍は昨年、最新鋭空母「クイーン・エリザベス」を中核とする空母打撃群をインド太平洋地域に派遣。同地域で哨戒艦2隻の恒常展開を行う見通しだ。

2020/05/05
日英首脳、福島県産ポップコーンを試食 輸入規制撤廃へ訴え - 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20220505/k00/00m/030/143000c
 岸田文雄首相は5日(日本時間同)の日英首脳会談で、ジョンソン首相と共に福島県産のポップコーンをほおばった。

2020/05/06
日英首脳会談、「円滑化協定」大筋合意を確認…対露制裁・ウクライナ支援で一致 - 読売新聞オンライン 
 両首相は、先進7か国(G7)が結束して、対露制裁やウクライナ支援に尽力することで一致した。中国による東・南シナ海での一方的な現状変更の試みへの懸念を共有し、北朝鮮による核・ミサイル開発や日本人拉致問題に連携して対応することも申し合わせた。



コメント

ずっと注目していた日英RAAがついに来ましたね。QEの寄港に合わせて合意すると思っていたので遅かったな、と思いますが、率直に喜びたいと思います。
これで相互防衛義務以外、軍事同盟とほとんど変わらない協力関係を日英は築くことになりました。これは世界に対してもインパクトがあるでしょう。
オーストラリアと締結した少し後に、反米軍事評論家の田岡氏がずれたタイミングで反対の論文書いてましたから、すでに周辺国には効いていると思われますw
この機会ですから、日本は9条を持つ限り本物の同盟を結べないこと、だからこういう防衛協定を積み重ねていることを再認識してほしいと思います。
それと、英国は死刑制度を廃止しているので、地位協定として日本国内での裁判権などの扱われ方がどう合意されたかは、確認しておく必要があると思います。ジャーナリストの義務だぞ。


今回のロシアとウクライナの戦争で分かったことは、戦争にルールは無く兵士が民間人の女性や子供、老人までも無差別に殺しに来る。そして軍事施設とは関係ない民間人の住まいまでもメチャクチャに破壊してくるってこと。
それを身勝手な正当化でどんどん攻めいてくること。
そんなロシアに対し断固とした態度で批判や制裁をかけていくならその反発に備えたことも考えなければいけないと思う。
もはやロシアは日本を友好国から外し、一部の入国拒否などの反発をしている。それに対してとか、それ以上に日本が制裁や批判をすれば当然それ以上の反発をしてくるだろう。
それが行き過ぎれば今血迷っているロシアは日本に対し軍事行動に出ることも考えられる。
海外との連携もそれに備えての事だと思うが、日本は自国の防衛力も世界でもトップクラスくらいの防衛力をつけてほしい。


ウクライナ情勢から私たちが学ぶべきことは外交の大切さだと思う
同盟関係など強い繋がりを持つ国が多ければ多いほど、相手は手を出して来にくくなる
防衛費をかけるのも大事だが、むしろ世界各国と強い連携を組むことこそ一番の安全保障となるだろう
アメリカのトップがトランプとなり、アメリカファーストでアメリカとヨーロッパが分断して一番喜んだのは中国ロシアでしょう
逆に、バイデンに代わったことで、アメリカやヨーロッパが連携して中国ロシアにプレッシャーをかけるようになった
もちろん、アメリカやヨーロッパが全て正しいとは言わないが、中国やロシアのやってることを見れば、日本もヨーロッパ側につかざるを得ないでしょうし、そうすることで近隣の国に対しての大きな牽制になるだろう
岸田さんは、今のところうまく外交してると思うので、今後も引き続き世界各国と連携を深めてほしい


ロシアからエネルギーなど貰いたいもののリストとその理由を詳しく知りたいな。ロシアから調達出来ないなら、代替としてどこから調達すれば良いのかも。
品目や取引量により、我々も苦労する事もあろうかと思うが、そういった苦労も国民全体で共有してこの機会を乗り越えると共に、ロシアをジリジリと追い詰めたい。
政府は決して足元見られるような対応せずにロシアが今まで感じた事無いほどに厳しい姿勢と対応を突きつけて欲しい。


岸田首相になってからこれまでになく会見の数も多い印象でそれは評価する。
でもこの日英首脳会談の結果はいつものように日本の報道は首相の会見だけで、海外ニュースでBBCでも報じていない。イギリスはどう報じているのかも紹介を。特にNHKは公平に放送すると言いながら、こういう会談の結果は日本の政治家の会見しか報じない
相手国の紹介などもやらないとどれだけ重要だったのかもわからない
そもそも会談の議題も紹介がない。本来会うからには議題もあり、それが10個ほどあれば10個のすべてを紹介するのが報道ではないのか
言われたままに都合のいい箇所だけ日本向けに、首相は頑張っていると広報だけの役割なら意味がない


日本は対中・対露の安全保障のために、イギリスとは事実上の準同盟国という関係にとどまらず、日英同盟復活まで関係を深めるべきだと思います。
イギリスは強かな国ですが、戦前とは違い、日本はイギリスに対して与えられるものがそれなりにありますので、同盟関係を維持強化していくこともできるでしょう。


これだけではさっぱり。
英国的には切っても痛くもかゆくもないカードを一枚切っただけ。
日本側が水面下で飲まされたとすればTPPあたりだろうか。
それならお互いにそれなりって気がする。
英国やフランスあたりは本当にえげつない外交をやるので、日本はつかずはなれず信用しすぎないこと。いきなりはしごを外された国って多いと思う。
きっちりプーチン政権が滅びて数年は問題のない状況になるならともかく、そうはなかなかならんだろう。
ウクライナの次の的にされたらたまったもんじゃないので、EU内にも及び腰な国があるんだから最前線に出てロシア批判する必要は無いと思う。
変なカッコ付けはせずに、後ろからついて行ってますよくらいで良いと思う。


これは岸田総理の手柄になるのだろうけれども、大枠合意というのはメニューやお品書きが決まったってだけで具体的な事にはあまり触れないケースが多いからもう少し注視が必要だと思う。
岸田総理は政調会長時代に取りまとめた給付金をちゃぶ台返しされたのを官僚に良くも悪くも利用されていて文書費の日割支給も国民民主との約束もいったんは土壇場でちゃぶ台返しになっている。
だから、岸田総理が成果として掲げる場合、何割かは間引いて見る必要があり少なくとも詳細が判明するまでは評価しない方がいい。


日豪の円滑化協定では、2020年に大枠合意の後、日本の死刑制度の適用を巡って協議が停滞。協定締結は、今年1月になった。英国も死刑廃止の国なので、恐らく豪同様、死刑が適用される犯罪は、我が国が裁判権を放棄するのだろう。英国の対日接近は、ブレグジット後の同国の世界戦略の一環。昨年は、TPP加入交渉開始、空母クイーン・エリザベスの日本来航があった。しかし、空母来航時に英国が期待したような訓練に、日本が腰が引けていたため、英国の期待はしぼんでしまったとの報道もあった。
ここに来て、ロシアの脅威が追い風といっては何だが、日英最接近のきっかけになったのだろうか?
いずれにしても、この機会を逃さず、英国との軍事・経済協力の強化につなげていってほしい。


日英はより深化したほうが良いと思う。強い国というだけでなく、同じ島国、価値観、歴史、政治が似ている。
今回のロシアによるウクライナ侵攻も米国より英が一番積極的な行動、態度をしている。対露中の意味でも期待出来ると思う。


日本が見習うべきはイギリス。
同じ島国に人口は日本の半分にも関わらず、核もあり兵器の技術力もあり、何よりイギリスは近代から戦争は常に勝者側にいる。
人口も今は日本より半数だが、移民政策で今後人口が著しく減少する日本を超えると予測されており、世界へのプレゼンスは健在。
なかなか出来る事ではない。


日露戦争時の軍費調達ではイギリスの世話になった等、同じシーパワー国家同士としての関係は深い。
周囲を覇権主義国家に囲まれた日本としてはアメリカに次ぐ同じ価値観を有する国として更なる関係強化を進めて欲しい。


露・中・北から常に睨まれ、資源に乏しい島国日本にとって、価値を共有できる諸外国と認識を合わせておくことは重要と思える。日本も万一という時のために、防衛力を高めておく論議は今後必要なのではないか。
日本国憲法は、全世界が平和を甘受出来ている時は理想かもしれないが、現状は全くそうなってはいないということを認識しておくべき。


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