日本の自動車税は「罰金」同然？ 車に長く乗るとなぜ税金が高くなるのか JAFも激昂、官僚主導に決別を コメント「日本の自動車産業自体の衰退に繋がる」「根本的な改革が必要」

Photo by Jaromír Kavan on Unsplash

日本の自動車税は「罰金」同然？ 車に長く乗るとなぜ税金が高くなるのか JAFも激昂、官僚主導に決別を
5/22(日) 8:11配信 Merkmal Yahoo!ニュース

自動車税という名の「罰金」

「罰金が来ました。日本の誇る昭和の名車を大切に乗った罰金ですよ」

　筆者（日野百草、ノンフィクション作家）の関わる旧車のオーナーズクラブ、毎年5月のゴールデンウィークあたりになるとこの「罰金」の話となって久しい。

「車を大事に何十年も乗ると罰金が来る国なんて日本だけでしょう」

　もう笑うしかないといった様子のオーナーたち、昭和から平成初期にかけての国産車の多いこのクラブ、全員の「罰金」を合わせたら大した額になるだろう。

　その「罰金」とはもちろん自動車税。それも「平成13年度税制改正」からずっと続けられる、新規登録から13年を経た車両の増税という名の「罰金」である。ガソリン車（ハイブリッド除く）は新規登録から13年たつと自動車税が高くなる。

　もちろん軽自動車も例外ではなく、元の税額が少ないながらもパーセンテージでみると約20%も増税（7200円が1万2900円）となる。同年の「グリーン化特例」で減税した分をそっくり転嫁した形だが、筆者も個人的に納得できない話、自分が課せられるからという話ではなく、あまりにエビデンスが不足しているというか、はっきり言えば意味不明の税金である。

「車検6回で罰金なんてね、わけがわからない」

　この国は車検時にまとめて払う重量税も古い愛車を大切にしていると「罰金」を取られる。0.5t単位で税率が変わるが、重量税の場合13年はもちろん、新規登録から18年以上でさらに上がる。もちろんこのオーナーたちの大半は「罰金」込みで満額の税金を払っている。

「税金を払わないと言っているわけではありません。その根拠があまりに不明で、それも何重にも取り過ぎだと言っているのです」

JAFの衝撃的なSNS投稿

　いまだに多くの国民が、自動車税（地方税）は車が主に道路を使うのだから負担して当然、と思っているが、自動車税はすでに目的税（道路特定財源）ではない。2009（平成21）年の道路特定財源制度廃止以来、国や自治体が何にでも使える一般財源である。

　もちろん重量税もそうだ。ガソリン税も一般財源だ。つまるところ、不景気と人口減少により財源の厳しい国や自治体の

「便利なお財布」

になってしまっている。

　これに関して衝撃的なSNSの投稿をしたのがわれらの味方、天下の日本自動車連盟（JAF）で、

「自動車税を含めガソリン税・消費税などで乗用車には毎年約11.57万円の税金が課せられています。生活必需品なのに、こんなにかかるなんて、こんなの過重で負担過ぎます。補助金ではなく、抜本的な見直しを」

とストレートな発信を展開した。

「Hナンバーがある国みたいにしろとは言わないけど、取り過ぎなんですよ」

　Hナンバーとは…

全文は以下（Markmal）
https://merkmal-biz.jp/post/11243

関連

大切に長く乗っている車の方が税金があがる⁉️

車に乗る頻度や走行距離は人それぞれ
なのに13年過ぎると自動車重量税や自動車税(一部11年)に重い税率が課せられているんです💢
この重課措置 合理性に乏しく公平性に欠け見直すべきだと思いませんか😠https://t.co/pn2pLR2wx7#ドライバーは高額納税者 pic.twitter.com/6ke9sx4wQ9

— JAF (@jaf_jp) May 29, 2018

新規新車登録から13年経過すると重い税率が課されます😱(対象：自動車税や自動車重量税)

SDGs(持続可能な開発目標)てよく聞きますけど
まだ持続可能な車を所有しづらくする税制ってどうなんでしょう❓

長く大切に使うってエコじゃないんですか😠🔥#ドライバーは高額納税者 https://t.co/AxDAzjmgy0 pic.twitter.com/80mnWVfQH8

— JAF (@jaf_jp) May 18, 2022

コメント

むかし誰かが趣味性とか言ってたかな。車は古くなれば実用よりも趣味性で維持される。趣味で車を持つのは贅沢という事らしい。

それでも趣味が課税対象になる法も無く、一年で１０００キロも走らない車に重税は国のパワハラと同じだ
個人的には消費税も上限を設けてほしい。１００万以上なら３％とか５００万を超えたら消費税ゼロにしてくれると高額な車を買いやすい。すると高級車も台数が増えて中古車に回りやすくなり若い人も中古でも高級車を購入しやすくなる。
税金は仕方がないという考えが、税金は国からのパワハラという認識に変わった時に政府はどうするのか、公平な税制は国家の基本なのだから使い方を考える前に徴収の有り方を考えてほしい。野党もそういう部分に突っ込みを入れてほしいものだ。


JAFもですがトヨタの社長も同じようなことを述べてますね。
自動的に入ってくる税金を手放すわけが無いというのが現状。
国、都道府県、市町村それぞれに入ってくるので車には課税が群がっている。
元々の古い制度に次々と上乗せした結果…
化石燃料によるCO2の排出が悪だと言うのなら、燃料に課税するだけでよいはず。つまり走った分の徴税。燃費の悪い車はその分多く税を納める。燃費のよい車を減税する必要も無い。所有しているだけで排ガスも出さなければ道路などのインフラも傷めない車に懲罰的課税は理解しがたい。
他にも0.5t単位の重量税や0.5L単位の自動車税の大雑把さ。今や電子的に管理されているのだからもっときめ細かく設定できるはず。2LNAで130PSと2Lターボ300PSの車が同じ自動車税も疑問。軽自動車の税金が安すぎるのでは無く、登録車の税金が高すぎること。二重課税など…
根本的な改革が必要です。


国は一度決まったものは取り消さない。
しかし、自動車税や重量税、それに伴うグリーン課税は天下の悪法だと思う。
平均国民所得が伸びないなか、物価上昇は続き、車両価格も高くなるばかり、クルマに関する負担割合が大きくなりすぎている。
地方では鉄道やバスの廃止や本数の減少が続いているのでクルマの所有は絶対！
今や全自動車販売数の半分以上は軽自動車が占める。
このままの状態が続くと普通自動車を買わなくなり、メーカーだって日本を見限るかもしれない。日本の自動車産業自体の衰退に繋がる。


JAFさん、正論を正しく明快に発言いただき深謝です。ガソリン税の不正ともいうべき枠組みへの政府への批判と合わせて、JAFさんを大いに評価いたしたい。元々、緊急時の自家用車への対応を本業が、各保険会社が提供するサービスと競合し厳しいと聞き及ぶ。今後、自動車税とガソリン税を正していくために、これからもJAFさんの勇気ある発言に期待しています。


こうした施策は単に税収を増やしたいとか、官僚の実績評価のための施策のような気がします。
田舎のように交通インフラに乏しい地域は自家用車が不可欠であるのに対し、都内などは自家用車がなくても移動手段がある中で、贅沢税というような発想から税金を課すのならば、一定の交通インフラを満たしている都市部での自家用車所有者に負担をしていただくべきではないのかと思う。


古い車の加重課税が決まった時、古い車は燃費が悪いからとか、排気ガスが汚くて環境に悪い（CO2増加ではなく大気汚染）からとかいうもっともらしい理由を謳っていたように思うが、本当は買い換えを促すことで自動車業界の為（新車販売と古いモデルの為の保守部品在庫削減）と、買い換えると当時はあった自動車取得税の課税が増えるという業界と政府の思惑があったことは間違い無い。今後EV、HEVの時代になるのに合わせて自動車関係の税金は抜本的改革をすべき（結局増税では困るが。）


11万円、て家の固定資産税より高い。
土地はそもそも国のものだから、それに税を払うのは理解できるけれど、購入した工業製品に、毎年税が課されるのは車だけじゃないかな⁈
道路など交通環境以外にも使っている税は目的税ですらないですね。
「手段(交通環境の整備のための徴税)が目的化(取れるところから取る！)」している良い(悪い？)例ですね。
単なる税金なら、各資産をマイナンバーで紐付けして、総合的に課税すれば良いのでは？お金持ちは銀行利子など分離課税で得してるんだから。


環境負荷を言うのなら年間走行距離も考慮して欲しい所。
年数が経った車はそこまで毎日長い距離を乗り廻るよりは
走行頻度が減って傷みの速度も鈍化しつつ所有者も高齢になってそこそこ運転機会を減らしているケースも有る。
　そう言うケースに環境が～と持っているだけで重税と言うのは割に合わない。
一律ルールの方が精査の必要が無くエスカレーター式に必ず取れるからと言う話なんだろうけど。。


日本の自動車税は高すぎるし13年ルールも賛同出来ません。
日本より平均給与が高い国の自動車税よりも日本の自動車税は高いのですから
罰金だと言われても仕方がないでしょうね。
ガソリン税についても、これさえ無ければガソリン価格を大幅に下げられ
運輸コストの削減により物価の上昇を抑えられるのではないかと思います。


ガソリンも高く、自動車税も高い。
どこに止めるも駐車料金がかかる。
政治家は、知らないそぶりで何もしない。
給料も上がらず、税金や社会保障費は上がるばかり。
車の新車価格も、日本人庶民には買い辛い値段になるほど、日本が貧困になってしまった。
車を諦め、自転車にする時代なのかも。
一昔前の中国のように、庶民は自転車しか持てない国力になっていくんだろうね。


田舎では、交通手段が、車がメインであり必需品です。
その必需品を大事に数年乗っているだけで、
税金が高くなるには理解できません。
物を大事にするには当たり前と思いますし、
高価な車を頻繁に乗り換えるお金もありません。
勝手な思いですが、
古い車は、税金を高くするので、
早く新しい車に乗り換える様に、自動車業界と
政治がくるんでいる様に感じます。
こんな悪税、早く撤廃してください。
ＪＡＦ頑張れ！。応援しています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/5a7cdb756893184a6c0bbec2c97c60231175b4f1/comments