対ロ制裁、石油標的 G7、記念日にらみ圧力強化 米国は工業輸出も規制 コメント「同時にエネルギー対策も交渉してほしい」「本当に効果的な強い制裁をするなら原発再稼働やもっと大胆な金融政策が必要」


Photo 先進7カ国(G7)首脳ら=3月24日、ブリュッセル(AFP時事)

対ロ制裁、石油標的 G7、記念日にらみ圧力強化 米国は工業輸出も規制
5/9(月) 0:24配信 JIJI.COM Yahoo!ニュース

 【ベルリン時事】先進7カ国(G7)は8日、オンラインで首脳会議を開き、ロシア産石油輸入の「段階的廃止か禁止」を含む対ロ追加制裁や、ウクライナへの軍事・財政支援の継続で合意した。

米国は独自措置として、ロシアの軍事能力に関わる工業部門に対する輸出規制なども決定。ロシアが旧ソ連の対ドイツ戦勝記念日を迎える9日に合わせ、圧力を一段と強めた。

 8日は、欧州での第2次大戦の終戦日。G7は共同声明で、ロシアのプーチン大統領の行動は「ロシアとその国民が(ナチスとの戦いで)払った歴史的犠牲を辱めるものだ」と糾弾した。会議にはウクライナのゼレンスキー大統領も参加した。

 岸田文雄首相は首脳会議で、ロシア産石油を「原則禁輸」すると表明。米国は既に禁輸を実施し、欧州連合(EU)も加盟国に提案しており、日米欧で一致した方針を打ち出すことになった。ただ共同声明は、「世界が代替供給源を確保するための時間を取る」とし、実施までに一定の猶予を認める構えも示した。

全文は以下
https://news.yahoo.co.jp/articles/28bb7448c7ca71ac8864f78d03d1f452687726dd

JIJI.COM
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022050900007

関連




コメント

「原油輸入禁止」という、対ロシア制裁の効果が見込めるかどうかは、 G7の結束度によって異なると言っても過言ではないでしょう。日本も西側陣営の一員として、国際社会と一致協力しながらウクライナを支援するとともに、ロシアによるウクライナ制圧を頓挫させる必要があると思います。つまり、対ウクライナ戦でロシアが勝利するようなことがあれば、次の標的は日本となるかもしれません。それは、ロシアの下院副議長が「北海道の領有権はロシアにある」と主張していることからも明らかです。
また、日本は米国議会の承認を必要とする日米安保条約のみに頼るのではなく、「反撃能力」を含めた防衛力を強化する必要があると思います。日本に侵攻すれば自らもそれ相応の甚大な被害を被ることを悟らせる、それが最大の抑止力となるはずです。
いずれにしても、軍事力のバランスこそが平和を維持する最良の手段と言えるのではないでしょうか。


対ロシア制裁として、日本にできる手段は米国程あれこれ出来る訳ではないので、今回の措置は分からなくはない。
ただし原油高と円安が続いている中で、国内での石油販売価格の高騰に影響を与える懸念もある。
元々ロシア産原油の輸入比率は全体の3.6%と高くは無いため、そこまでの影響は無いと踏んだのだろうか?
岸田政権になって積極的だと思うのは、対ロシア制裁及びウクライナ支援であって、国内経済政策については何かを行ったという印象が少ない気がする。
「岸田に投資を!」と格好良くイギリスで演説したものの、EU圏での報道はほとんど無かったいう。
恐らく具体的な政策が見えなかったからでしょう。
日本でそのニュースを視ても「何に?」としか思えませんでした。
単に「円を買ってください」と言いたかったのだろうか?
まさかそんな事は無いだろうと思いつつ、一抹の不安を禁じ得ません。


日本はNATOには加盟してないし、ロシアによるウクライナ侵攻に関しては当事者ではないのでそこまで突っ込んだ制裁をする必要があるのかとも思いますが、可能性として北海道もターゲットになるということも視野に入れるとそれが現実になった場合に今回のG7の結束は日本にとっても大きな外交成果ということになります。今回の戦争による円安基調の為替相場とエネルギー高、それに伴うインフレは我々の生活を直撃していますが、インフレ自体は問題ではなく物価上昇に追い付いていない賃金水準が問題なので、そのギャップを政治で埋めることができれば岸田総理もかなり強烈なインパクトを残すことができるのではないでしょうか。給付金や助成金は目先の対応としては効果がありますがやはり根本的に給与水準が上がらないことには日本が疲弊していくだけです。


岸田は対ロシア制裁をもっと真面目に考える必要がある。
欧米と横並びという考えを捨て、この制裁などによりプーチンを権力の座から引きずり落とさなければ今のウクライナは明日の日本だと考えることです。
そのためには石油禁輸だけではなく、サハリン2の権益等についても早急に代替方法等を検討する必要がある。
英シェルが撤退した今、ロシア(ガスプロム)に対し資本や高度な技術を提供することになり、必要がなくなれば三井物産や三菱商事が排除されるのは必至である。
もう既に米国や欧州はウクライナ戦争を終結させるだけではなく、プーチン政権を解体することにより二度とこのような戦争ができないロシアにすることを目指していることを真剣に考える必要がある。
いつまでも平和ボケしていないで、欧州各国が持つ危機感を共有すべきだと思う。


ロシア産原油はあまり痛みが無いため比較的容易に行える制裁だ。
本当に効果的な強い制裁をするなら原発再稼働やもっと大胆な金融政策が必要。
返り血を防ぐ策が強い制裁に繋がる。
それで言えば現状、原発再稼働の話も、今以上の金融政策もまだ聞こえてこない。
戦勝記念日以降、攻撃が激化した場合のより強い制裁も鑑みると、制裁を行う為の国内政策も今後議論されていく必要があるのだろう。


自分の生活が一番大事だと思うのは自然だし良く分かる。
過度な制裁が、周り周って自分たちの首を絞めることも分かる。
ただ、このままロシアがすんなりウクライナを降伏させ領土なり国民なりを収奪した場合、その結果を中国や北がどう受け止めるかを考えないといけない。
武力行使がまかり通ることが分かれば中国は間違いなく台湾に侵攻してくる。
そして誰を手を出さないことが分かれば、次は尖閣諸島そして沖縄だ。
ウクライナで味をしめたロシアは北方領土を返すどころか、北海道に侵攻してくる。
北海道においては自衛隊は地の利があるが、寒冷地での戦闘はやはりロシアに分があると思われる。
また、中国とロシアが同時に侵攻してきた場合、現在の自衛隊だけでは対応できないことは想像に難くなく、やれることといえば日米安保でアメリカが出てくる(議会承認)までの時間稼ぎ程度でしかないだろう。
事態は想像している以上に切迫している。


原油禁輸しても原油価格 が値上がりしてしまうと結果的に 効果が相殺されてしまう可能性が考えられます。 環境問題から考えると苦渋の選択ではありますが、 石炭や 原子力を 再検討する必要があるのではないかと思います。 環境政策は数年間遅れるかもしれませんが 、まず目先の人道問題を解決すべきだと思います。
ロシアへの経済制裁はこれ以上侵略を長期化させないことや、独裁国家は滅びるという前例をつくるのには、重要なことと思います。
しかし、石油禁輸をするのであれば、代替先を用意しないと国民生活に負荷がかかる。
アメリカはロシアへの制裁を大義名分に自国のLNGの販売先を一気に増やしているが、アメリカだけが今回の戦争で一人勝ちさせるのも違うと思う。
岸田総理も各国にロシア制裁を誘導しているが、同時にエネルギー対策も交渉してほしい。
かなり前できちんと記憶してないですが、日本領域内にメタンハイトレードが出たとかありましたが、その後どうなっているんだろう?
アメリカがLNGを掘り上げエネルギー輸入国から産業国にシフト出来たのだから、日本もできるはず。


岸田首相は、原油の輸入は原則禁止と言いながら、ロシア依存度の高い天然ガスや金属類・石炭・農産物は今後も輸入継続と言い張っています。
元々依存度の低い原油だけ「原則禁輸」と言っても、膨大な貿易を継続し経済的にロシアと助け合う。ウクライナも欧米も納得しないと思います。
>3月の原油輸入量は1,415万kl、前年同月比122.5%と8ヶ月連続で前年を上回った。輸入量の多い順にみると、
(1)アラブ首長国連邦(541万kl、前年同月比184.8%)
(2)サウジアラビア(484万kl、同94.2%)
(3)カタール(131万kl、同107.8%)
(4)クウェート(100万kl、同112.0%)
(5)ロシア(51万kl、同81.0%)


ロシアへの圧力は必要だが、G7の中で唯一日本はNATOに加盟していない国であり、日本国民の生活を強く圧迫する事柄は回避して経済制裁を課せるような外交カードを上手く操ることが岸田さんに求められるが、ヨーロッパ歴訪時の演説とかみていると迫力がなく、それをやれば他国から「曖昧な態度」に見えてしまう頼りなさがある。全体的に物価が上昇していることに加え、車のない生活ができない人にとって、今のガソリン代はなかなか厳しい。


対露制裁と言うが、米国並びにG7諸国はどうなれば戦争終結へ向かうのか先の予測が有っての行動なのか。緩やかにロシアへ制裁を科している間にもウクライナの地では沢山の血が流されている、多くの人々がこの世の地獄の様な日々を過ごしている事はどう考えているのだろうか。
明らかに日本は、米国に足並み揃える事で自国と同盟国の友好維持の為に動いているに過ぎない。日本にロシア侵攻を止められるだけの力が無いからそこは仕方がない事だが、米国程の核保有国でしても、そのロシアに対してじわじわと追い込む作戦しか手は無いとは考えられないが。米国の真の狙いは何処に有るのだろうか。
日本はこの巧妙な米国の思惑を鵜呑みにせずに、独自の自国防衛への強化を推し進めて欲しい。


ロシアへの経済制裁はこれ以上侵略を長期化させないことや、独裁国家は滅びるという前例をつくるのには、重要なことと思います。
しかし、石油禁輸をするのであれば、代替先を用意しないと国民生活に負荷がかかる。
アメリカはロシアへの制裁を大義名分に自国のLNGの販売先を一気に増やしているが、アメリカだけが今回の戦争で一人勝ちさせるのも違うと思う。
岸田総理も各国にロシア制裁を誘導しているが、同時にエネルギー対策も交渉してほしい。
かなり前できちんと記憶してないですが、日本領域内にメタンハイトレードが出たとかありましたが、その後どうなっているんだろう?
アメリカがLNGを掘り上げエネルギー輸入国から産業国にシフト出来たのだから、日本もできるはず。


https://news.yahoo.co.jp/articles/28bb7448c7ca71ac8864f78d03d1f452687726dd/comments


コメント

人気ブログランキング

クリックのご協力をお願いいたします。

このブログの人気の投稿

中国 東シナ海のガス田で掘削開始か 日本政府は抗議 コメント「合意違反」「一回抗議し状況を悪化させてくるならもう協調関係は無理」「今一度原点に戻り資源調査等行うべき」

宇宙ごみと人工衛星の衝突、「高リスク」過去最多268件に…政府は「交通ルール」策定へ コメント「宇宙ゴミの除去は宇宙開発に不可欠な技術」「国籍も目的も不明な衛星が多い」「誰が処理して誰が払うのか」

「車検ステッカー」貼る位置が7月3日から変更に 指定の位置に貼っていないと違反になる?運輸局にたずねると… コメント「安全確認の邪魔に」「場所を変えて解消するような問題ではない」「誰目線の制度改革なのか」