「国連の信頼、地に落ちた」…高官のウイグル視察に人権団体など失望の声 コメント「侵略戦争・同化政策を続けている国家が常任理事国、重大な問題」「新たな枠組みを」


Photo 新疆ウイグル自治区疏附県にある強制収容所とみられる建物。再教育施設と呼ばれている。 MapsData Google ©2021 Google Earth / Maxar Technologies

「国連の信頼、地に落ちた」…高官のウイグル視察に人権団体など失望の声
5/29(日) 22:34配信 読売新聞オンライン Yahoo!ニュース

【広州=川瀬大介】ミチェル・バチェレ国連人権高等弁務官の訪中について、国際人権団体からは失望の声が上がった。

 国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウォッチのケネス・ロス代表は、28日のバチェレ氏の記者会見を受け、ツイッターに「報道もなく、ウイグル族への抑圧を終わらせる圧力もなかった」と投稿した。バチェレ氏が中国の高官と直接話した意義を強調したことについて、「静かに奥の部屋で話すことは中国政府が望んでいたことだ」などと指摘した。

全文は以下(読売新聞オンライン)
https://www.yomiuri.co.jp/world/20220529-OYT1T50141/

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国連の目的は、国連憲章1条にある次の3つである。
 ①国際平和・安全の維持
 ②諸国間の友好関係の発展
 ③経済的・社会的・文化的・人道的な国際問題の解決の為、及び人権・基本的自由の助長のための国際協力
残念ながら、WW2の遺産である現在の国連では、世界情勢を変化についてこれず、上記の目的を果たせない状態に陥っている。
ロシアのウクライナ侵攻や今回のウイグル人権問題でも分かる通り、国連としての役割は何一つ果たせていない。
米国も国連の改革若しくは国連に代わる新しい枠組みを考えていると思われ、日本も新しい秩序の形成に向けて、民主主義国家の一員として積極的に貢献してほしいと思う。


国連の実態が5大国による馴れ合いで、大義や公正、世界の現在と未来のための機関ではないことが最近はあからさまだ。
せめて5大国間、また彼らを支える日本を始めとした有力諸国間に一定の信頼があって、お互いに譲歩や交渉できる余裕があればそれなりに実行力や影響力を果たせるのだけれど、冷戦時よりも信頼が不足している今、何も期待できない。
更に特定の勢力による猟官によって役職に就いた高官が多いと言われるのも大問題。
(このウイグル視察の方がそうなのかそれとも組織的な圧力でそのように振る舞わざるを得ないのかは分からないが)
国際協力や開発、紛争や災害等の現場で国連が果たしている役割が大きいことは事実なので、一足飛びな国連解体のような議論は避けたいが、今のままの世界の不満を集めるだけの機関からの脱却を各機関だけでなく全体で取り組まないと瓦解してしまうと思う。


今、支えるべきは弱い立場の被害者である、ウクライナの国民やウイグルなど各地で抑圧を受けている人達だと思う。
そのために唯一動いている国際機関が国連。
残念も何も、はなからそういう条件での特使扱いでの訪中だったし、中国がそれしか認めなかった。
守るべきは、和平を呼びかけ自ら動いたグテレス事務総長であり、支持すべきは中国の門を叩き開かせ大国の施策の修正を働きかけようとしているバチェレ氏だと思う。マスコミや世論、国際社会はその動きへの同調を呼びかけるべきだと思う。
国連を孤立化させて、誰が代わりに和平や人権擁護を訴え守るのか、政治とメディアには賢明な判断を求めたい。
侵略や抑圧を受け困り苦しんでいる人を助けるのがまず先だろうし、それを実現させるために呼びかけ動いている人を盛りたて、道理に適った公平で適切な動きを支持し支えるのが、健全な民主主義社会の市民とメディアと政治の役目だと思う。


有史以来続いている、
強者=正義
は、現代でも揺らぐことのない事実です。
だいたい、国連が5大大国を常任理事国にしていること自体そういう意味です。
強い国が正しいから、それに従うようにと。
しかし、強い国同士が今回のように表立って紛争を起こした場合、国連は無意味な存在になってしまうのは、言わば当然の成り行きです。
人間に本能がある限り、争いが収束することはないでしょう。
大切なものは決まっています。
第一に自分の命
第二に家族の命
第三に親族の命
第四に同じ国民の命
第五に同じ人種や信者の命
そして最後が全人類の命です。
第一、第二は入れ替わることはあっても、優先度が下がることはありません。人間が種の保存を目的とした生物である限り絶対に無くならないと思います。
本能を超越した本当の平和はないですが、戦略的互恵関係による平和を何としても世界のリーダーは築いてほしいと思います。


中国とロシアが今の体制を存続させる限り国連は意味のある機関であることはないだろう。何故なら民主主義的なプロセスを排除して現体制の存続のみが目的になるから。先制主義、独裁主義に陥った国は民主主義に体制変換するのは容易ではない。例えその独裁者が倒れたとしても次の独裁者が出てくるだけだからだ。そして本来核の拡散、使用を阻止する責任がある常任理事国自身が核の脅しをしている有様で残念ながら国連は既に機能していない。


「国連の信頼地に落ちた」かなり辛辣な声明を浴びせられましたね。
それだけ期待していた人達の落胆は計り知れないぐらい大きかったという事ですよね。
ただ、中国共産党の機嫌を損ねる若しくは否定的な調査内容を報告する事は誰が弁務官であっても不可能でしょう。
現実的に中国の存在は世界的に影響力が高くて依存度も高い、中国抜きにしたら成り立たない国も数多くある。
人権という概念は中央部分にしかない国家なので、調査した弁務官を責めてもどうしようもないでしょう。
話は別になりますけどクアッドが対中国を鮮明にするのも、もはや国連には頼れないという事の裏返しではないかと。
違う弁務官にはなりますけど、元国連難民高等弁務官の故・緒方貞子さんはかなり評価が高かったものの中国に関しては「ある意味不可侵のような壁があり責任ある大国とは言い難い」と発現した時、中国の反応は凄まじい反発でしたからね。


英米仏に日独伊、豪州にNZ、印と伯、NATO加盟国を中心として、ASEAN諸国、アフリカ会議の親中勢力を分断させて新たな国際組織を作る流れへ傾くだろう。
国連組織は西側諸国が分担金を停止すれば事実上機能不全となり、新たな西側諸国とそれに近い非同盟諸国により作られる連合体で様々な分野の国際組織を構築すれば良い。
人材は国連職員の転職で賄える。
国連へは米英仏がそのまま代表団を形だけ置いていれば、安保理において露中の提案決議だけ粛々と拒否権発動を繰り返せば有名無実化できる。
露中が決議を無視したり、安保理へ諮らなくなれば、新たな国際機関は露中の拒否権に邪魔されることなく露中制裁や攻撃を発動できる。


国連は先の大戦の戦勝国が作った戦勝国のための組織だ。敗戦国が二度と侵略戦争をしかけないために目を光らせる陰の目的がある。しかし戦勝国=安全保障委員会常任理事国が戦争を仕掛けることが、今回、ロシアのウクライナ侵攻で分かった。これでは国連の存在意義は無くなった。こうなると民主主義国対独裁国の第三次大戦によって、民主主義国が勝利を収め、新たな国連の誕生が歴史的必然性として生じてくる。


この弁務官、中国のウィグル圧政を暗に認めてしまった感があるな。国連に基づく国際条約は簡単に破られるし、安保理の拒否権は圧倒的なパワーだし、紛争、戦争を逆に国連が認めてしまう結果になっている事案が多い。第2次大戦後の仕置きとして創設された国連の存在意義はなくなったので、そろそろ解散し新たな枠組みを作るべき時だ。


長らく抱えてる矛盾だと思うが、そもそも犯罪の容疑があれば、令状をもって現場を差し押さえて捜査し、証拠を押収し、容疑者を拘束し、あるいは関係者から聴取し、事件として裁判にかけるか否かを判断し……と手順はともかく公権力を行使してこそ悪行が暴かれていくのだが、国連にはない。できる訳がない。


他国に無法な侵略戦争を現在進行形でしている国家や宗教や民族のアイデンティティを認めず抑圧し同化政策を続けているような国家が常任理事国という事が既に重大な問題と言える。
第二次大戦の戦勝国主導で造られた国連という組織が機能不全に陥るのは当然と言えるだろう。
問題は国連に代わる組織を改めて作ることが可能かという事だが極めて難しいと言えるだろうな。


中国は得意の個人買収をやっているのだと思う。だから高額の拠出金を出してもだめ。国としての負担を中国にも同様にさせ、逆に米英日本は拠出金を減らしその分で個人買収を今まで以上に活発にし対抗すべき。中国に対しては価値観を捨て同じ事をすることで対抗するのが得策だと思う。


https://news.yahoo.co.jp/articles/b53bc492aaa8a62d8d9b3e157b2e5846cddba5de/comments

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