次期戦闘機、日英共同開発へ BAEと協力、伊も参加 コメント「現状ベストの選択」「英国との防衛協力はとても大切」「日本もメインで関わる戦闘機を」


Photo 英国空軍 次世代戦闘機「テンペスト」 イメージ / 出典:BAE Systems

<独自>次期戦闘機、日英共同開発へ BAEと協力、伊も参加
5/14(土) 5:05配信 産経新聞 Yahoo!ニュース

防衛省が航空自衛隊のF2戦闘機の後継機について、英航空防衛機器大手BAEシステムズと日本の三菱重工を主軸とする日英での共同研究開発事業とする方向で調整に入ったことが13日、分かった。複数の政府関係者が明らかにした。5日の日英首脳会談に基づき、年末までに正式合意する。次期戦闘機は米ロッキード・マーチン社から支援を受ける方向で検討されていたが、事実上の方針転換となる。

機体は三菱重工とBAEシステムズが参加し、エンジンは造船重機大手IHIと英ロールスロイスが協力する形で検討。イタリア企業やロッキード社も一部参加する可能性がある。日英防衛当局は昨年12月に次期戦闘機のエンジン開発を共同研究することで合意し、主要部品についても共同開発の可能性を探っていた。

次期戦闘機はF2を共同開発したロッキード社から支援を受け、三菱重工が主導する形での開発を模索していた。しかし、ロッキード社との調整が難航し、米政府からの理解を得た上で主軸を英国へ切り替えることにした。ただ、相互運用性の観点から米国との連携は続け、無人機による戦闘支援システムは米国と共同開発する。

全文は以下
https://news.yahoo.co.jp/articles/2cad4ba27c0246972db4d2d146341245d6c62072

産経新聞
https://www.sankei.com/article/20220514-O7FEJWGHTFKXDCXYQDCFAIAOZU/

関連

2021/12/22
英ロールス・ロイス、IHIとの次期戦闘機用エンジンの共同開発発表 - Yahoo!ニュース 個人
https://news.yahoo.co.jp/byline/takahashikosuke/20211222-00273876


2022/02/16
英国と日本が共同戦闘レーダー開発に関する協定に署名(英文) - Overt Defense
https://www.overtdefense.com/2022/02/16/uk-japan-sign-agreement-on-joint-fighter-radar-development/


2020/05/17
次期戦闘機、日米→日英共同開発に転換する理由 日英共同開発にメリット、4つの理由 - 東洋経済ONLINE
なお、BAEシステムズは1月28日、日本に子会社を設立した。BAEシステムズの日本代表兼日本地区担当支配人のトーマス・ライク氏は、「新会社は、日本のパートナーと協力して高度な能力と新技術を開発するうえで、重要な役割を果たすことになると期待している」とのコメントを出した。BAEシステムズが次期戦闘機開発を通じて、防衛省との協力関係を一層強化していくのは間違いなさそうだ。

コメント

戦闘機を共同開発すると言う事は同盟に近い関係になる事を示すとヒゲの隊長が言っていた。
例えば日本が中国の侵略を受けた場合、英国にとっては自国の戦闘機の部品が調達出来ないという事につながる。英国はそれを回避する行動をせざるを得なくなる。さらにイタリアも関係してくればさらに互いの関係を強化できる。
多層的重層的な外交関係により安全保障を進めていく。、
、、、という感じだ。
日米英で戦略を話し合ったのではないかと思うぐらいに見事だ。
憲法改正により
自衛権に基づく武力行使の権利を明確にして、
国防軍を定義し、
国防軍の役割として国際貢献や集団的自衛権をベースにした軍事同盟締結可能にする事で
国防軍の規模を自衛に必要な規模を超えて拡大させる必要もなくなり、より安泰な安全保障が構築出来ると考える。


現F-2戦闘機も国産機開発として計画されていたが、技術的・政治的問題によりアメリカとの共同開発となり、結局F-16の原型が基本(F-16より大きい)となり、結局、国産開発より高額になったようだ。そして次期戦闘機の開発は日英共同と発表あったようだが、米国は黙ってみていないだろう今後二転三転するのかも知れない。
本来なら、オール国産なら技術継承やメンテナンスにしても価格的にもそして国内経済などに多くの貢献があるのだが、戦闘機のハード的な部分は世界に匹敵する国内技術力と思うのだが、今や戦闘機も電子戦で特に戦術ネットワークなどのソフトウェアの技術は日に日にバージョンアップされている。特に将来の戦闘機の無人化など新たな戦闘機の在り方が注目されている事など、それを思えば海外の共同開発は仕方ないのかもしれない。
ロシアを極暴走を思えば、世界の情勢の変化で何が起きるか分からないだけに早急に実施すべきだ。


前回の時もBAEはタイフーンを売り込むためにかなり破格の条件を出してましたし、条件面では期待できると思います。
アメリカがダメと言う訳じゃありませんが、ラプターを日本が希望した時に売らないと言ったあたりから、戦闘機に関してはこの先はあまり期待できそうにないなと思いました。
F35を購入したと言っても、結局はラプター以下の性能なので一番は売らないと言うアメリカ側の意思なんでしょうね。
今後はBAEや英国と協力して日本もメインで関わる戦闘機を作れば良いと思います。


開発内容が一層高度化し多岐に渡っている現状では、開発リソースに限界がある単独開発は、スケジュールの面からも、コスト負担の面からも現実感が無い。
特に実戦経験という点で米英の経験は大きく、カタログスペックに見えない部分での貢献は大きくなるのでは無いか。
テンペストプログラムは、第6世代機の要素技術とインテグレーション技術の開発を主眼にしている様に見えるので、
従来の共同開発と異なり、仕様の調整で開発遅延、不要なコスト負担の増加を圧縮出来るのでは無いか。
もちろんプログラム参加国は、航空機を独自にインテグレーション出来る技術的能力を持っている必要があるので、現状ベストの選択だと思います。
日本の場合、インテグレーションが一番苦手な部分なのが懸念点でしょうか。飴は、この辺の支援で信用ならない点でも、BAEと組む方は良い選択では無いでしょうか。


今の国際情勢の変化に沿っていて、良いのではないでしょうか?欧州諸国、特にイギリスはアジア権益の防衛が必要であり、日本もアメリカ以外の国とも防衛協力を進めていかないといけないタイミング。イギリスは日本と違い、実戦経験も豊富なので、相手としては申し分ない。イタリアのような国も加わることで単独での開発は低減できるが、後は、国内の法制を共同開発や武器輸出に支障がないように変更できるかですね。


力関係の問題があるので、アメリカが相手だと何をされても泣き寝入りになってしまう。今後は基本的に西欧と組むのが良いと思う。無人機と戦闘機の連携技術・戦術は現状アメリカも持っていないから、先を越されるのを警戒して頭を突っ込んできたんだろうが、基幹技術でアメリカに依存するのはリスクが高いから、何とかうまくかわして欲しい。


アメリカとの共同開発がとん挫したってことは、主にアメリカ側の意向だろう。
アメリカが共同開発による技術開示を嫌がったのでしょうね。
米国は日本と違い、共同開発に拘らなくても戦闘機が開発できる予算と技術があるだけにそこは強い。
イギリスのBAEシステムズは世界第三位の軍需産業だ。イギリスが軍需産業を再編し、統合して設立した軍需の総合企業みたいな会社でな。戦闘機だけではあらいる兵器を手掛けている。その技術は定評があるけど。
しかしさすがに航空機分野では米国には及ばないな。


外交が視界良好なんてことは殆どないと思うが、今後益々不透明感を増す中で、国防に関する問題は、米国一辺倒ではなく、複数のチャネルを持つべきでしょう。
記事によると米国は技術の秘匿もあるというので、英国との共同開発で、新たな技術の取得も期待できるなら、日本としては取り組まない手はない。


英国との防衛協力はとても大切だと思う。
アメリカの兵器開発の裏にはイギリスのアイデアが応用されてたりして、意外に兵器のアイデアが豊富な国ですからね。
今のスーパーキャリアの外見上の特徴であるアングルドデッキも蒸気カタパルトもイギリスのアイデアをアメリカが実用化したものだし、そういう新しい事が出てくる協力に成ればいいなと思いますよ。


既に空対空ミサイルもレーダーセンサ類も日英共同開発のニュースが過去に出ていますし、妥当な流れと思われます。
日本の主導権をしっかりと持ち、F-2の時のような、ブラックボックス(日本独自で手を加えられない箇所)多すぎ問題や一方的な日本独自技術の米国への無償提供(炭素繊維やレーダー等)のような話にならぬよう、しっかりと日本の権益を確保して欲しいものです。


https://news.yahoo.co.jp/articles/2cad4ba27c0246972db4d2d146341245d6c62072/comments

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