スウェーデン、フィンランドと同時に18日までにNATO加盟申請 首相が正式表明 コメント「侵略の抑止力として加盟を急ぐのは当然の判断」「中立政策が前提から覆った」



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スウェーデン、18日までにNATO加盟申請 首相が正式表明
5/16(月) 22:49配信 毎日新聞 Yahoo!ニュース

 スウェーデンのアンデション首相は16日の記者会見で、米欧の軍事同盟・北大西洋条約機構(NATO)に18日までに加盟申請すると正式に表明した。アンデション氏は「17日か18日にフィンランドと同時に申請する」と述べた。  

 ロシアによるウクライナ侵攻を受け、両国は西欧とロシアの間で維持してきた伝統的な非同盟・中立政策を放棄する方針で、急速に西側への結び付きを強めている。フィンランドもすでに申請すると発表している。アンデション氏は「NATO加盟が国民にとってベストだ」と述べた。

全文は以下
https://news.yahoo.co.jp/articles/fb5ce51c5bdb07a46cdd22a0fa1c1298ca97760c

毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20220516/k00/00m/030/235000c

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コメント

賢明な判断だと思う。
ロシアによる侵略戦争はロシアからの脅威を抱える国々に安全保障上の大転換を迫ることとなった。
それにも拘わらず同じくロシアと国境を接する日本では安全保障の話が話題にも上らないことが不思議でならない。
その根底には日米安保に対する安心感があるのかもしれないが、いかに米国といえど核を保有する敵国に対して直接軍を派遣する可能性は限りなく低いという現実を今回の戦争は証明する形になったと思う。
頼みの綱である日米安保が絶対的安全を保障してくれるものではない以上、今は日本を守るためにどんな備えをしていく必要があるのかを明確にするための議論をすべき時だと思う。
日本はロシア・中国・北朝鮮という核を保有する厄介な国々に囲まれている。
上海のロックダウン一つとっても日本に食料品の価格上昇と家電製品の品切れをもたらした。
サプライチェーンの見直しなども安全保障上の大きな課題だと思う。


スウェーデンがフィンランド同様にNATOへの加盟を正式に表明したことで西側諸国というより民主主義国家の結束力がより強化されるのは間違いない。
思うのは先日フィンランドのマリン首相がある意味で日本を電撃訪問した背景には軍事力とは別の意味で何かしらのシグナルを発したのではないかと個人的には感じたが、岸田さんは今でもバックに米国がいることで西側(NATO非加盟の中立的な国家)の差し迫る脅威を感じたのか否かは謎でもある。
スウェーデンは200年間戦争をしていない国でもあり、冷戦後は核軍縮に力を入れ多国間との対話を重視し国際的な民主主義支援を柱に外交政策を真面目に取り組んでいる国家かと思う。
NATO非加盟であるがゆえ、仮にロシアに攻め込まれたとすれば自国軍で防戦し西側の協力を仰いで援軍が来るまで戦うしか術がない状況下、ロシアの侵攻に拠って一気に情勢が変わり自国を守るためにNATO加入は必至条件に


両国がこれまで中立を守っていただけでも精一杯の譲歩だったのに、NATO入りに傾かせたのはウクライナ侵略したロシアの自業自得。
NATOに入る前から攻め込まれる危険が判明した以上もはやロシアの侵略を恐れて加盟を躊躇う理由はなく、むしろ侵略の抑止力として加盟を急ぐのは当然の判断。
ロシアがウクライナと交戦中の今こそ未加盟の諸外国も雪崩を打ってNATO入りする絶好のチャンス。


スウェーデン、フィンランド2カ国の NATO加盟問題を、日本の安全保障と結びつけて論じるのはどうかと思う。
日本とアメリカのあいだには日米安全保障条約がある。
これは戦後、東アジアの安定のために結ばれたもので、 日本だけでなくアメリカにとっても意義があるもの。 アメリカにとって日本や韓国 、台湾は、 地理的に中国・ロシアの盾の役割。 もしここが攻撃されたら、 アメリカは中国と直接向き合う形になる。
アメリカがそれをただ傍観しているとは思えない。


NATOは日本のパートナーという面があるので、スウェーデンとフィンランドのNATO加入申請は日本にとっては朗報でしょうが、両国が独自性を持った中立国であり続ける選択肢がロシアの妄動によって奪われたことを示している気がします。
NATOとしても前向きに加入の方向で検討することになりそうですが、NATOは利害関係が異なる国が30か国も集まる大所帯です。その中で存在感を発揮し、発言権を維持できるかが決して大国とは言えない両国にとって試練になるかもしれません。でも、スターリンのソ連とナチス・ドイツという暴れん坊な国家に挟まれてしまいながらも第二次世界大戦を生き延びた両国なので、現代でもうまくやってくれるのではないかと期待しています。


これでロシアの西側諸国はベラルーシを除いてNATO加盟国だらけになる。ただロシアの飛び地としてバルト三国とポーランドの間にカリーニングラード州がある。ここに軍備を強化するかもしれない。
ロシアとしてはNATO加盟していない隙を狙ってウクライナ侵攻したけどもはや失敗になる可能性があり
さらに軍事同盟に消極的だったスウェーデンやフィンランドが加盟申請するようになったのが大誤算。
仮に申請中であってもロシアから攻撃を受けるとイギリスは軍事的対抗処置を示唆している。
もはやロシアは強烈な経済制裁も含め誤算だらけで泣きっ面に蜂。


フィンランドもスウェーデンもNATOに加盟するなら今しかない。
ロシア軍がウクライナで消耗している間に入らなければ数年後などと言っていては今度は自分たちが標的になり兼ねない。特にフィンランドは有事の際にロシアとの長い国境線を防衛するためには人数が必要。人口が550万人しかいないのでウクライナと比べると大体1/10。ということはその中で戦える人も1/10しかいないということになる。
これでは話にならないからNATOに参加する。当然の話だろう。


ウクライナを強奪し、ロシア海軍黒海部隊が自由にできるようにしようとしたら、
もっと大事なロシア海軍バルト海部隊が自由にできなくなってしまった。
バルト海から潜水艦を発進しようものなら、どこから発進して、どこを潜行中で、どこへ行こうとしているのか丸裸になってしまった。
潜水艦はステルス性が最大の武器なのに、それが消滅した。
これでウクライナが取れなければ、ロシア史上最大の失態を演じることになる。
ロシア海軍はもうバルト海では無力だ。
東は世界トップクラスの海上自衛隊が通常型潜水艦だけでも22隻潜行している。
北極海は冬は使えない。
ウクライナが黒海を奪還すれば、もうカスピ海だけがロシア唯一のシーパワーを発揮できる海となる。
ロシアよ、随分しくじったな、自業自得だが。


全てはロシアと言う独裁社会主義国家が核保有してる事が問題。中国も北朝鮮も同じ。核保有してなければなんて事はないんだけど、なければ自由主義保有国と軍事同盟を結ぶしかない。でないと国民の生命財産を守る事はできないしね。
日本は日米安保があるがNATOのような強固な軍事同盟では無い。日本人はそこがわかっていない。日米安保をよく知ればいかに脆弱な同盟かがわかるよ。


いやー、遂に北欧もNATOに加盟するのか。
ヨーロッパが一つになるってなんか、戦争の前触れなんだよなぁ。
ロシアが何を狂ってか、北欧の攻め込むなんてことが無いように祈るしかない。
それにしても、ヨーロッパは決断が早い。
ドイツの軍備強化も、ウクライナの徹底抗戦も、フィンランド、スウェーデンのNATO加盟も。
ちまちまちまちまと根回しして、ようやく動き出す日本とは大違い。
本当に嫌になる。
スパイ防止法もないし、経済は落ち目だし、新しい産業はなかなかでてこないし、株価は下がるし、物価は上がるし。
このままじゃ、日本は戦争に巻き込まれることすらないぐらいに、落ちていきそう。
やっぱり、軍備を整えても、最後は政治家の勇気ある決断だってことが今回のウクライナ戦争でよく分かった。
誰か志ある、決断力のある、未来志向な政治家はいないものか。


ロシアも恐ろしいけど、スウェーデンはどっちかと言うと国境を接するドイツを念頭においての中立だった。
それはロシアが強いという前提で成り立ってて、ドイツが侵攻しようものならロシアに助けを求めるというシナリオも想定されていた。
しかし蓋を開けてみれば、軍事支援を受けてるとは言えウクライナ一国に反転攻勢されるグダグダっぷりで、スウェーデンとしては中立政策が前提から覆った。
フィンランドがNATO加盟申請するのはスウェーデンにとって渡りに舟で、いかに左派政権とは言えこの話に乗らない手はないだろう。
この一件は、ウクライナに負けるよりも深刻なダメージをプーチンに与えることになりかねない。


https://news.yahoo.co.jp/articles/fb5ce51c5bdb07a46cdd22a0fa1c1298ca97760c/comments

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