1700人の島に200人超の自衛隊員が駐留…沖縄・与那国島の「台湾村」構想が備える中国侵攻のリアル コメント「こうやって自衛隊が与那国島に駐留する事で中国に睨みを効かせることができる」「島を守りきれるのか?ではなくて、守りきるんだよ」


Photo 日本から見えた台湾 - Grow Happiness / PhotoAC

1700人の島に200人超の自衛隊員が駐留…沖縄・与那国島の「台湾村」構想が備える中国侵攻のリアル
5/22(日) 19:51配信 PRESIDENT Online Yahoo!ニュース

中国による台湾侵攻のリスクに日本はどう備えるべきなのか。台湾から約110キロの距離にある沖縄県の与那国島では、陸上自衛隊による配備増強が進んでいる。さらに「台湾人避難施設」の建設構想も浮上しているという。政治ジャーナリストの清水克彦さんの現地リポートをお届けする――。

■中国軍が訓練を繰り返し「戦時下にあるよう」

 本土復帰から50年を迎え、51年目に突入した沖縄。なかでも台湾や尖閣諸島に近い沖縄県与那国町(与那国島)や石垣市(石垣島)など八重山諸島の自治体では、「軍事的プレゼンスを増す中国にどう備えるか」という大きな課題を抱えている。

 実際、このところ中国軍による動きが目に見えて活発化している。

 2022年4月7日、中国のY9電子戦機が、与那国島から宮古島南方の太平洋上を往復した。Y9電子戦機は、機体の下部にアンテナを搭載し、電波情報の収集や妨害電波を発信することを目的とした軍用機である。与那国島の海域でこのタイプの軍用機の飛行が確認されたのは初めてのことだ。

 その約1カ月後には、中国海軍の空母「遼寧」が7隻の艦艇を伴い、沖縄本島と宮古島の間を南下。艦載機の離発着訓練を100回以上も実施している。これも、台湾や尖閣諸島に侵攻することを想定した演習にほかならない。

 筆者は、さっそく与那国島へと飛んだ。そこで聞いた住民の声は、島が有事の最前線であることを再認識させるものであった。

 「ロシアがウクライナに侵攻してから、緊張が一段と高まった感じがします。日によっては中国軍に備えた台湾軍のドーンという砲撃訓練の音まで聞こえてきて、戦時下にあるような気がしますよ」(40代男性)

「神奈川から移住して11年。実家の親からは『ウクライナみたいになる前に戻ってこい』と言われていますが、攻撃されるときはどこにいても攻撃されると思うので、好きな島に覚悟を決めて住んでいます」(30代女性)

■人口1700人の与那国島で急浮上した「台湾村」構想

 与那国島は、日本の最西端に位置する島だ。人口は約1700人。台湾とは約110キロしか離れていない。天気が良い日には台湾の東岸が目視できる。ちなみに尖閣諸島とも150キロ程度の距離にあり、尖閣諸島を行政区域としている石垣市からの距離よりも近い。

 つまり、与那国島は、台湾に一番近い島であり、中国が台湾や尖閣諸島に侵攻した場合は最前線となる島である。

 その島で急浮上したのが、「台湾村」の建設構想だ。構想を推進するのは、在沖縄与那国郷友会という団体で、今年中にも建設準備会を発足する予定だ。

全文は以下(PRESIDENT Online)
https://president.jp/articles/-/57773

関連



2022/05/12
人口1700人の与那国島、有事の最前線…自衛隊配備進む[沖縄復帰50年]<1>安全保障 - 読売新聞オンライン
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20220511-OYT1T50316/

 防衛省は、敵のレーダーや通信機器を無力化する電子戦部隊について、23年度にも与那国島への配備を計画している。「拳銃2丁」だった与那国は、いまや国境の守りの最前線だ。

 与那国以外でも自衛隊の存在感は高まる。駐屯地は19年に宮古島に設置され、22年度中には石垣島でも開設される。太平洋戦争で県民の約4分の1が亡くなったとされる沖縄戦の記憶から「基地は攻撃対象になる」と反対運動もあるが、危機感を抱く住民の間では自衛隊誘致を求める声が広がる。

 ロシアによるウクライナ侵攻も影を落とす。

 与那国町の糸数健一町長(68)は侵攻の一報を聞き、「中国が好機とみて、台湾にちょっかいを出さないだろうか」と不安に駆られた。ウクライナの市街地の惨状を見て、「戦場になる前に一般人を避難させなければ」とも感じた。

 町は台湾有事も念頭に、国民保護法に基づく避難想定例を策定済みだが、対象範囲は島内にとどまる。地区ごとに学校などに集めた町民を、空港や港にバスなどで運ぶ想定だ。その先の島外への避難は、主に国が責任を持つが、町は明確な回答を得られていない。糸数町長は焦りを隠さない。

 「命をどう守るかという問題だが、国や県の動きが鈍い。危機感が足りない」




コメント

どうせ台湾村を作るなら、収容人数の最大化を図った方が良い。
平時は安価な料金でレンタルし有効活用するとか、工夫するのも良い。
また、シェルターは各世帯の地下に既製品を設置するのが費用面で望ましい。
海保か海自で大きな輸送船を複数保有するか、あるいは民間の自動運転の大型船を配備するべきだ。
有事の際に戦場となる海域に民間の船が近づけるはずがないからだ。
それらは急ぐ必要はないので確実に予算を継続的に確保して5年10年で整備すれば良い。
自衛隊の兵器や弾薬はあまりにも不足の度が過ぎている。これは優先して整備するべきだ。


終戦直後は与那国は台湾との密貿易で人口も増え凄く繁盛していたそうだ。俺の亡くなった父も密貿易で与那国まで行って帰り道、糸満で海上で警察に見つかり船もろとも海岸に乗り上げて逃げ帰った話を聞いた事がある。船長は船を守る為、停船するつもりだったが父の仲間達は船長の首元に刃物を突きつけ体当たりで船を乗り上げ逃げて来たと話を聞いた事がある。皆、あの頃は必死だったんだ。与那国に行った事もあるけど有事になったら、小さい島故、逃げ場がない…シエルターが有っても気休めにしかならない。ウクライナのアゾフスタリ製鉄所に立て籠って闘った兵士や民間人を見てもわかる通り最後は人道回廊作戦で救出された。今回、ロシアの件がテレビで全世界に放映され県民も地元マスゴミからの印象操作・偏向報道から自衛隊や米軍に対する反アレルギー体質が改善されつつある。自衛隊は最後まで島守として戦うだろうが全ての島民は逃げられないと思う。


米国は迷っている。
台湾の重要性はウクライナの比では無く、アジア太平洋地域の秩序の要。
台湾を中国に武力統一されれば、南シナ海〜台湾海峡が軍事支配され、沖縄以西が中国支配下に。
これは日本にも死活問題です。
(欧州〜中東との貿易生命線が危うくなる)
習近平政権の至上命題は台湾統一で有り、その手段には軍事侵攻も含まれているし、期限も明確。
(習近平三期目が終わるまでには実行)
この為、サプライチェーンからの排除や米主導貿易体制を構築するが、それだけでは足りない。
既に米議会は強硬姿勢だし、国民世論も厳しい。
後は政府の決断だけでしょうね。
既に日米英豪政府は『対中武力衝突』は想定内準備で合意ー対応構築中。
有事は必ず来ると思った方が良いかと。


台湾村構想は危険である。
今は日台関係は良好であるが、50年100年という目で見れば関係が悪化することだって可能性としてはある。
その時に与那国島の日台人工比率が例えば1:9だったとしたら、あるいは台湾が中国に飲み込まれていたとしたら、同胞の保護名目で侵攻される可能性だってある。
日本人は短期的な、つまり目先の利益は見えるが遠い先を見る目がない。あったとしても目を瞑る。
国家戦略とはそう言うものだということを重く見なければいけない。


これでも沖縄方面に基地を置かないとかいってるなら、それは再度沖縄戦をやるということにほかならない。本土は、また、沖縄を見捨てるのか?と。そうしたくないからこそ、このあたりの防衛は急務なはず。それをわからない人が多すぎる。
そして、島嶼を守らないということは、すなわちいきなり本土決戦しますと宣言しているようなもの。軍保持しなければ、それで平和と思ってる連中は、それが意味する恐ろしさをよくよく考えるべき。


この現実を見て自民党や維新・国民民主党は勿論のこと本当に日本の平和を考える、俗に言う保守層は危機感を覚え早急の防衛力upを図りたいのだが、立憲民主党、共産党といった左派勢力はロシアのウクライナへの一方的な武力侵攻をまざまざと見せつけられた現時点においてすら、国防に於いてはまともな案やマイルストンの提示もなくただ反対ですからね、大変困ったものです。今の日本国憲法9条は日本から他国を先に決して攻めないとの精神の礎にはなっても、現実的には防衛しないとウクライナの様になりかねないのに。
どう見たって日本国民の平和、繁栄を願うとの言葉とは裏腹に、政権奪取だけが主目的の何も考えない夢想家、亡国論者にほぼ等しいですからね、上記両党は。
現時点で与那国島に駐屯している方々が、いつマリウポリの製鉄所と同じ境遇になりかねないかと考えると大変心配しています、特に最近の中国の動きを見ていると。


この記事描いた人日米安保条約がどういうものか知らないよね。
外国の侵略は「一義的に」日本が対処する。だからアメリカ軍はよっぽど戦況が悪くならない限り助けには来ません。だけどアメリカは条約とか割と守る方なので、日本が攻められたら日本の味方はしてくれます。一部の国民サマのように「アメリカは日本は助けないけど核兵器は使わせる」という自分に都合のいい想定はしないよ。


条約第5条には
『いずれか一方に対する武力攻撃が、自国の平和及び安全を危うくするものであることを認め、自国の憲法上の規定及び手続に従つて共通の危険に対処するように行動することを宣言する。』
とあるから、対処行動が共同とも書かれていないし。
まあ、演習の形態を押していくと、第七艦隊の指揮下で動き、第三海兵師団と分担、第八航空団を援護という感じになる気がする。
ただ、憲法上の規定及び手続の都合上、当面は独自に対応しておいてね、となるのが普通の考えだと思う。


今回のロシア侵攻でわかったように、中国が攻めてきた場合アメリカは核戦争回避を言い訳に手を引くだろう、今のアメリカに世界をの警察でいるつもりは無いし、アメリカ国民もそれを望んでいない、どこの国民も自分たちの生活が良くなりさえすれば、他はどうでも良い。


国民の皆さんはよく考えてほしい。
そもそも公海とはいえ、日本列島の眼前で空母の発着訓練を延々やっている段階で日本政府は猛然と抗議しなくてはならない。
上海沖の公海で海自がF-35の発着訓練を延々やったら中国がどういう反応をするかは誰にでも想像がつくでしょう?


「島を守りきれるのか」?ではなくて、守りきるんだよ。
自衛隊はそれこそ、多岐にわたるシミュレーションをやっている。公開こそされないけど。
中国軍がミサイル撃ち込んでくるのか、観光船に兵士詰め込んで上陸させるのかはわからないけど、官邸がびびって弱腰にならなければ中国を撃退できる。海でも空でもね。
ただ、一方的に中国側に損害が出るような結果になると、それはそれで自衛隊が批判されるのかも。


>「島内にシェルターを作ってほしいですね。ウクライナを見ても、無事避難した市民の多くは地下壕(ごう)に入れた人たちですよね」
これは現実的な対策。
大都市圏の地下鉄等々の空間も同様。
これまでの災害対策の拡大。準備できるときにきちんと準備をしておくべきだと思う。


こうやって自衛隊が与那国島に駐留する事で中国に睨みを効かせることができるのだ。海上保安部と共同で尖閣諸島周辺を彷徨く中国海軍を牽制する狙いだ。それなのに左巻き連中は自衛隊の配置反対とか叫んで邪魔をする。隙を見せたらあっという間に侵略されてしまうぞ。それでもいいのか、左巻き連中よ。


基地があるって事は守ってる。
酷いと言うならこの情勢で基地も兵員もいない方が遥かに酷い。
それこそ見捨てられるわけだからな。

コメント

  1. 最新最強の電子戦部隊もいる。心強い。

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