太平洋で試された防空網 必要な「中ロへの備え」とは ネット「憲法改正、英豪との軍事同盟を前向きに」「国防は必須、丸腰で交渉の席に着くなど有り得ない」「根本的に見直す時期」


Photo F-35B Lightning II - 1ZOOM.ME 

太平洋で試された防空網◆必要な「中ロへの備え」とは
1/30(日) 9:07配信 JIJI.COM Yahoo!ニュース

 日本列島太平洋側で中国、ロシアの軍事的活動が活発化している。2021年10月、両国の艦隊が列島をほぼ1周し、翌11月には両国爆撃機が日本海から太平洋へと共同飛行。岸信夫防衛相は「わが国に対する示威活動を意図した」と懸念を示したが、中国空母はその後も太平洋側に深く回り込み、航空自衛隊機の緊急発進(スクランブル)を余儀なくさせた。中国は22年、3隻目の空母を進水させるとみられ、運用が本格化すれば、東シナ海だけでなく、太平洋側でも頻回な対応を強いられる恐れがある。
(時事通信編集委員 不動尚史)

◇緊急着陸可は硫黄島のみ

 「中ロの連携は、わが国の安全保障に及ぼす影響は極めて大きいと認識している。しっかりとその活動を監視したい」。自衛隊制服組トップの山崎幸二統合幕僚長は22年1月の記者会見で、列島周辺での中ロの動向に強い警戒感を示した。

中ロ艦隊の列島周回は日本政府に衝撃を与えたが、防衛省が特に注視したのは、太平洋側で中ロのフリゲート艦搭載ヘリコプターが発着艦したことだ。現場は東京から500キロ以上離れた伊豆諸島・須美寿島(すみすじま)の南西沖。発着艦は、日本の広大な太平洋側の防空網を試すような格好で行われた。

 どういうことか。この空域へのスクランブルは、中部航空方面隊(中空)傘下の入間基地(埼玉県)のDC(防空指令所)が管轄する。中空には、F15戦闘機約40機(2個飛行隊)が配備された小松(石川県)、F2戦闘機約20機(1個飛行隊)が配備された百里(茨城県)両基地が所属しており、こうした発着艦があれば、DCは小松、百里いずれかに発進を指示する。

 スクランブルの詳細は非公表で定かではないが、中ロのヘリが発着艦した須美寿島沖までは、太平洋に近い百里基地からでも600キロ前後あり、現場空域に到着するまで30分以上かかる。F2の最高速度はマッハ約2.0だが、それはスペック上の数値で、燃費や機体への負荷も考慮し、マッハを超える速度で常時飛行するわけではない。相手がヘリの場合、空気密度の濃い低高度を飛行するため、燃費はさらに悪くなる。

 スクランブル時には不測の事態に備え、必ず発進基地以外に緊急着陸できる代替飛行場を決めておくが、太平洋側で戦闘機が着陸できる滑走路(長さ2400メートル)は硫黄島にしかない。トラブル発生時には600キロ離れた百里に戻るか、南下して硫黄島に緊急着陸するかの二択になるが、中ロのヘリが発艦した空域から硫黄島までも600キロ以上ある。

 F2のエンジンは、信頼性はあるものの、いかんせん単発だ。トラブル発生時の替えがなく、広大な太平洋でのスクランブルにはリスクがある。横須賀基地(神奈川県)を母港とする米空母艦載機パイロットが硫黄島でのFCLP(空母艦載機着陸訓練)を嫌がるのも、こうしたリスクがあるためだ。

◇中国の次の一手

 外洋での作戦能力を高める中国は、対米防衛ラインの第一列島線(沖縄県、台湾、フィリピン)を越え、第二列島線(伊豆・小笠原諸島、グアム・サイパン)を目指す活動にシフトした。中国紙・環球時報によると、中国の練習艦隊は2020年2月、太平洋を東西に分ける日付変更線を越えて航行し、外洋軍に変貌したことをうかがわせた。

全文は以下
https://news.yahoo.co.jp/articles/f0526bcb6cf5f2a7769d827578b0b551a461c753

JIJI.COM
https://www.jiji.com/jc/v8?id=202201bouei

コメント

【国防に想定外はあってはならない】
政府はこの事を踏まえて
自衛隊の増強
憲法改正、
イギリスやオーストラリアとの軍事同盟
を前向きに進めて欲しい。
もちろん戦争にならないように外交努力も必要だが、やはり
【国防に想定外はあってはならない】
とで、備えはしっかりしていくべきだ!
と思う。


必要な備え、それは日本政府と外務省の弱腰を無くすこと、に尽きるだろ?
いくら現場が周到な準備をしても指揮命令系統が言うだけの体たらくでは宝の持ち腐れだ。
そのためには中国隣国のための政治しか考えていない岸田、林、茂木の3名を更迭すること。
これが「中ロへの備え」の第一歩だよ。


自衛隊内には、半減により退役になる「PreーMSIP」と呼ばれる機体の代わりにEXを取得するよう求める声もある。引用終わり
PreーMSIP F-15は無人機偵察機として使用する!
撃墜されたら専守防衛から反撃に移行できる!


外交、防空や海防にせよ相手国や敵国に主導権を取られない事、日本は太平洋戦争以来受動的だが台湾や尖閣等逼迫しているなら国防力や防衛力を備えないとね。平和が一番なのは変わりないが有事に備えないね。


日本の現在の防衛力は中ロが連携して、我が国の脅威となるという前提で構築されていない。記事は防空体制に言及しているが、日本の戦闘機部隊は12個(F-15×7、F-2×3、F-35×2)で、この内、F-15の半分は能力向上改修できない旧式の部類だ。在日米軍を加味しても中ロが連合すればとても守りきれるレベルにない。第二列島線に進出しつつある中国海軍を意識すれば当然、日本も本格的な空母保有をとの声が強くなると思うが、そもそも空にしても海にしても自衛隊に志願する若者が圧倒的に足りない状況下でどうやって戦力を増強するのか。まさか自衛隊に徴兵制を導入なんてできまい。核を装備すべきだなんて突拍子もない意見もあるが核を持てば相手の攻勢を確実に止められるのか?F-15EXがどうのこうのという前に、国を護る人材を如何に育成し増やしてくか、我が国の防衛は根本的に見直す時期にきていると思う。


日本の領土領海に入る者には先制攻撃も辞さない。今後はそういう考えもあっていいのでは。先制攻撃は決してしないことから竹島、尖閣問題実効支配されそうだ。戦争は反対だけどもじゃ撃たなければ日本に入ってきていいのか。津軽海峡中ソ侵入も納得できない。日本を甘く見ている証拠だ。海外の軍艦が入って来るのをなんで海上自衛隊が止めに入らない。事なかれ主義が崩壊する日も来ると思う。


中露への備えは敵基地攻撃能力を早急に整備する事が重要だと考えます。公明や立憲が反対と唱えているらしいが、それは反日だからそう言うのであって、その様な意見に翻弄されてはならない。
 後、極超音速ミサイルの早期開発と実戦配備、
対ドローン、敵UAVの有効活用的な対空機関砲、レーザー兵器の開発及び実戦配備と考えます。
 ただ戦争反対の旗を振りまわして、話し合いで解決できるのであればとっくの昔に近隣諸国との領土問題等の解決は終了しているはずだ…。
 無論、コチラから戦争をする仕掛ける事は常軌を逸している?! こちらは戦争はしたくなくても仕掛けてくる脅威があるのだから、常に備えて置く言葉だと思います。国民の命と財産を護る為にも最低限度は!? 国を憂うのは当然の事で無いでしょうか。


太平洋側に2500mの滑走路を備えた航空自衛隊の基地が有ります。
浜松基地です。戦闘機の実戦配備基地の百里や小松と違い浜松基地の第一航空団はパイロット養成部隊ですが、早期警戒管制機を運用する警戒航空団がE 767を浜松基地で運用しています。浜松基地は大型航空機の発着に耐え得る滑走路を有しています。又百里(茨城空港)や小松空港と違い軍民共用空港では有りません。
F15を浜松基地に配備して太平洋側のスクランブルを担わせる事を検討しても良いと考えます。
周囲の住宅地や工場などに対する防音工事など対策は必要だと思いますが検討する価値が有ると思います。


中部航空方面(小松、百里)担当エリアの課題の一つが記事になるとは驚いた。
小松から太平洋への対領空侵犯処置任務では小松まで帰れず浜松や岐阜に降りる事も、
ロシアの偵察機はスクランブル機の燃料を消費させるため、ジグザグ、飛行速度の上が下げを繰り返す、ロシア海軍IL38(プロペラ)なんか飛行速度を500キロあたりから180キロに急減速して低速度で日本近海を偵察、空自戦闘機泣かせです。


戦争は起こさなくても国防は必須だ。
国は国民、領土を守る義務を負っている。
外交のおかげで回避できる衝突もあるが、向こうが軍事力を背景に力で現状変更しようとするならば防衛力が無ければ蹂躙られ奪われる。
特に左の政党は改憲、自衛権の行使に反対しているが向こうはお構い無しだ。
丸腰で交渉の席に着くなど有り得ない。


>F2のエンジンは、信頼性はあるものの、いかんせん単発だ。トラブル発生時の替えがなく、広大な太平洋でのスクランブルにはリスクがある。横須賀基地(神奈川県)を母港とする米空母艦載機パイロットが硫黄島でのFCLP(空母艦載機着陸訓練)を嫌がるのも、こうしたリスクがあるためだ。
横須賀を母港とする空母はロナルド・レーガンだけど艦載機はF/A-18Eで双発機なんですけど。筆者はF-35Cが既にロナルド・レーガンに配備されてると思ったのか。


中国の特に無人化AI攻撃をできるように開発する可能性あるから全面的に警戒すべきであり、今は米国から中国を監視していく現在。
もしウクライナ侵攻を開戦としたら中国はどうなるか?警戒すべき時期だ。


南西諸島を越えれば潜水艦の独壇場。
有事に越えれば米原潜の餌食となる。
日本も攻撃型原潜を配備してアメリカと共に沈めれば良い。
何も正直に日本本土からガダルカナルの日本海軍航空隊のように航空機で相手する必要はない。
硫黄島に戦闘機運用能力を付与して必要に応じて配備すればF-15である必要がない。旧世代機の改修型の新規購入に金を払うくらいなら次期戦闘機の開発予算に回した方が良い。


平時から、大型の50万トン級の航空基地をタンカーを改造して3隻ほど造って浮かべておく様にするとよい。災害時の基地として使えるし甲板が長いのでC2輸送機でも離発着できる。燃料の補給基地としても使える。


確かにF35は整備コストが高いので、F35B42機とF35Aの予備機以外はF15EXを買っても良いと思います。F15EXは同じ米国製兵器なのでトランプ大統領が仮に復活しても関係悪化にはならないと思います。


https://news.yahoo.co.jp/articles/f0526bcb6cf5f2a7769d827578b0b551a461c753/comments

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