アフガン撤収で思い知らされる日本の平和ボケ ネット「憲法の不備があらゆる問題の根本に」「法整備を現実に合わせてほしい」


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アフガン撤収で思い知らされる日本の平和ボケ
邦人もアフガン人協力者も救出できない欠陥の憲法体制
8/31(火) 6:01配信 JBpress Yahoo!ニュース

(一部抜粋)

 野党や反日団体が「戦争法案」のレッテルを貼り、「安倍政権が戦争を始めようとしている」「徴兵制が導入される」といった類のアジと、それに踊らされる国民が、「危機」の想定さえ拒絶し、憲法改正と安全保障体制の整備を阻止してきた欠陥が露呈したと言わざるを得ない。

 情報が不足している現時点で断定はできないが、同盟ゆえに米国が何でもやってくれるという認識は間違いである。

 他国が移送できて日本ができなかった問題は深刻に受け止めなければならない。「人命は地球より重い」と日本国民が主張してやまない人命が危険にさらされるからである。

 しかも、その人命には日本人ばかりではなく、日本のために協力したアフガニスタン人とその家族が多く含まれている。

 移送して救助できなければ、日本の国家としての信頼性は地に落ちるに違いない。

■ コロナ禍で憲法の不備が明白

 コロナ対処のために緊急事態宣伝(以下「宣言」)に加えて、蔓延防止等重点措置(以下「措置」)なる制度が法定された。

 緊急事態宣言では厳しすぎるので、その前段階の予防的措置としてである。しかし、基本はどこまでも「強制」でなく「要請」でしかない。

 何でもない平常時は細かい区分も有効であろうが、非常時はこうした細かい区分が返って邪魔になることも多い。また、宣言と措置の区分が判然としないという声も多く聞こえる。

 コロナ禍で数次の宣言や措置を出さざるを得ないのは非常事態条項が憲法にないために、政府は国民世論をうかがいながら負担を強いない「要請」で対応するしかなく、思い切った対策を打ち出せないことに起因している。

 2020年2月に始まったコロナ禍以来、医療資源が世界一と称されながら「医療崩壊」の声が絶えない。

 今年初めに、退任直前の千葉県知事が「民間病院の協力が得られることになった」と嬉々として語ったことが印象に残っている。

 裏返せば、これまでは医療資源の約80%を占める民間病院の協力が得られていなかったと白状したも同然だからである。

 そして今迎えている第5波である。

 政府と都は「医療資源の全面活用」で合意したという。これもまた、「要請」に応じない医療機関があり、全面活用ができていなかったという暗喩ではないか。

 菅義偉首相の発言力に疑問を呈する国民が多いが、コロナ禍に「疲労」もいとわず真剣に対処していると思う。

 10分の1強の人口の東京都の小池百合子知事は疲労を理由に休暇を取ったが、その後のコロナ対策も上手くいっていない。

 全人口の約200分の1(県民60万人前後)の県においてもしかりで、ほとんどすべての知事でさえ上手くコントロールできていない。

 今の法体制下では国以上に少ない人口の地方自治体の方がコロナ対処でも機動性発揮が容易なはずである。

 普段において危機を遠望せず、しかるべき法の整備などに消極的で、ことが発生すればその場の対処療法で弥縫策を講じる。

 こうして責任のなすりあいをすることが問題の根源ではないだろうか。

 首相に問題があるという以前に、リーダーシップを発揮しようにも発揮できない、法体制の不備、基本的には憲法の非常事態条項の欠落などに問題があるのではないだろうか。

 政府分科会の尾身茂会長は、いまの法体制下でロックダウンに相当するくらいの強制措置が求められている旨の発言をしているが、これはずばり、「(非常時に)強制措置」が取れない法体制の不備、それによって派生するリーダーシップの欠如を指摘したのではないだろうか。

全文は以下
https://news.yahoo.co.jp/articles/f85a976f3ca725df38292ec863a6a3ca9c53eff5

JBpress
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/66716

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コメント

この記事の通り、憲法の不備があらゆる問題の根本にあるよ
コロナで強い措置がとれない
アフガンで自衛隊の活動が制限される
国会召集要求の期限がない
外資による水源地獲得
など憲法改正すればすぐにでも解決することばかりだ


確かに「二度と戦争を起こさない」と言う覚悟と理念は非常に大切なのですが、「起きてしまったら」に対する覚悟が無いですね。
日本が起こさないことも勿論大切だが、そもそも戦争は偶発的に起こる場合もあるし、直接の当事者でなくとも自国民保護の観点での法律も欠如している。
与野党共に真摯な態度で議論しないと。
そもそも、与野党で真摯に議論する姿勢がない。


「基本的には憲法の非常事態条項の欠落などに問題があるのではないだろうか」
この文章に尽きると、思うよ、
妄想平和お花畑憲法では
自衛権放棄?
安全は相手国の誠意に丸投げ?
侵略されても交戦権ナシ
自衛隊は違憲??
武器を持つこともダメ?
こういう疑義だらけの世界にも類を見ない異様な
「国を守ることがいけない」?というおかしな憲法ですからね。
あの世界を毒したドイツですら、戦後の現行憲法で「18歳以上の国民の兵役義務」を明記してますからね。


バイデンさんがアフガニスタンが戦う意思が無いなら、アメリカは撤退するみたいな発言。この教訓を自衛隊も頭に入れて置かないと。日本だって自ら血を流して戦わなきゃ、アメリカだっていざ有事があった時、支援しないとも取れる発言。


五輪関係で終戦記念日付近の戦争特番がやらないけしからんみたいな事を言っていた人たち、半世紀以上前の戦争のある意味美化されたお涙頂戴話ばかり有難がりそれだけで、日本の周辺のいまそこにある危機や世界で現在進行形で起こっている戦争紛争に全く興味を持たないその姿勢は本当に平和ボケだと思う。
戦争反対なのは当たり前、ただ戦争は相手勢力が居て初めて起こるもの、こちらの平和思想がどうので防げるものでもない。


しょうがない。太平洋戦争敗戦後、
アメリカから「日本を骨抜き」にするために
作られた憲法がベースになった日本国憲法だから。
だから改憲も行いにくい条項になっている。
日本の教育もそういう目的。
根本から変えていかないと。


「現地の安全が確保されない限り自衛隊機の派遣はできない。」
この一点にしぼられると思います。
後々、国会であるいはマスコミからあるいはプロ市民の集団から
徹底的に抗議・批判をされるからでしょう。
法整備を現実に合わせてほしいです。


日本で内戦が起こった場合、どんな行動ができるのか考えると全く思い浮かばない。平和ボケしていることがわかる。コロナ禍においても国任せ、自分で何か行動することもない。近所付き合い、助け合いが今の日本人が失いつつある現状のような気がする。国の支援、援助は大事だがパキスタンの方々を見ていると私自身、平和ボケしているのかなと感じさせられます。


大東亜戦争でも、強力な明治憲法下でも、敗北濃厚で危なくなったら、最初に避難したのは政府関係者で取り残されたのは開拓団達だったし、今回のアフガニスタンでもあろうことか日本大使館員らが自衛隊機を待つことなく、早々と英軍機に乗せてもらってパキスタンへ避難した。
外務省は避難するようにアナウンスするだけではなくて、邦人保護、邦人脱出できるように大改造しない限り無理だと思う。他国の飛行機に乗って外交機密保持できるのか!
根本的に改造するためには、米国のように国務省へ大改革することであり、憲法など改正しても治らないと思う。
なんたって、外務省には1941年12月の対米宣戦布告に間に合わなかった汚点があるからね。


自衛隊は現地に駐留してないし、駐留しているアメリカ軍でさえタリバンの急襲とアフガニスタン軍のあっけない瓦解を予測できてなかったのに、現地にほとんど権益も関与もない日本が素早く行動できるわけないと思うけど。
今後、強力な諜報網整備と、憲法9条を廃棄するしかない。しかしアメリカ軍も今回まともにカブール市内に入れてないけど。

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