アメリカ空軍、戦闘機を爆撃機として運用するテスト開始…F-15Eに通常の2倍の長距離巡航ミサイルを搭載 ネット「F15Eは11トンを越える兵装搭載量」「強力なエンジン、圧倒的兵器搭載量を誇るF-15Eだからこそ成せる」 


F-15E ストライクイーグル USAF/BUSINESS INSIDER JAPAN

アメリカ空軍、戦闘機を爆撃機として運用するテスト開始…F-15Eに通常の2倍の長距離巡航ミサイルを搭載
5/17(月) 20:00配信 BUSINESS INSIDER JAPAN Yahoo!ニュース

・アメリカ空軍はF-15E戦闘機に通常の2倍以上の数の巡航ミサイルを搭載した。
・この負荷実験は 「Project Strike Rodeo」 として知られる構想の一環だった。
・自己防衛が可能な戦闘機を、爆撃機として使用するという考え方だ。



アメリカ空軍は、空対空ミサイルと長距離巡航ミサイルを大量に搭載した戦闘機を、戦闘空域においても壊滅的なミサイル攻撃を行える爆撃機として使用する可能性を検討している。


フロリダ州のエグリン空軍基地の第85試験評価飛行隊は、F-15E ストライクイーグルに通常の2倍以上の5発のAGM-158(統合空対地長距離ミサイル:JASSM)を搭載した。これは、「Project Strike Rodeo(プロジェクト・ストライクロデオ)」と呼ばれる実証実験の一環として行われたものだと5月11日にアメリカ空軍の第53航空団が発表した。


全文は以下
https://news.yahoo.co.jp/articles/ae9e06a8a891d97780a6559c3633b231b790a1a8


BUSINESS INSIDER JAPAN
https://www.businessinsider.jp/post-234689

関連

F-15EX、2号機を前倒し納入 正式飛行試験へ - Aviation Wire

https://www.aviationwire.jp/archives/225264
 ボーイングは現地時間4月21日、米空軍に最新複座戦闘機F-15EX「イーグルII」の2号機を引き渡したと発表した。計画よりも納入だという。3月に引き渡された初号機とともに、まもなく正式な飛行試験を始める。

コメント

F-15Eはパワフルだよねー
F-15EXも同じことができるだろう。
F-15JSIはJASSM搭載に関するソフト改修が必要で流れそう。
棚ぼたと言うべきかF-15JSIの雲行きが怪しくなったことが国産巡航ミサイル兼対艦ミサイルの導入に結び付けられたのは良かった。
12SSM能力向上型の陸海空共通弾化と射程延長で中国の政治的経済的中枢の沿岸部の大都市を狙うことができる。
アメリカに依存することなく。


F15Eは何と11トンを越える兵装搭載量を持ちますからね。この積載量、あのB29が最大約9トンの爆弾を積んだ事を考えると完全に爆撃機。勿論、最大限まで積んでしまうと航続距離は短くなりますし当然戦闘機動なんか不可能。しかし長射程の巡航ミサイルなら味方が制空権を保持している空域から攻撃出来ますから余り問題にならないのでしょう。


日の丸イーグルの行く末や如何に。スタンドオフ攻撃能力優先か、それともこの先十数年の戦略環境を生き抜く電子戦能力向上か。現時点では両方共実現するのはかなり厳しい状況だ。記事のように標準搭載量の倍のJASSM-ERを搭載するケースは日本ではないと思うが、どうせ2発の搭載に止まるならF-15じゃなくても搭載できる機体はあるのでは。非ステルスモードになるがF-35もソフトウェアの改修で搭載可だし、F-2やP-1あたりも何とかなりそうなものだが。F-15Eが実戦配備されて約30年経つが、それまでのF-15C/Dとは殆ど別の機体と言っても過言ではない。もし今後の改修計画で二者択一という状況になった場合、やはり空自のF-15は空対空戦闘優先での改修を目指すべきと思うが。


米空軍参謀総長デービッド・ゴールドファイン氏~(前任者)曰く、 国防総省には空軍がコスト効率を求める手段として、1960年代に設計され、1970年代にロールアウトしたようなレガシーな戦闘機に新しいバージョンを求める人がいるが、21世紀の博物館にあるようなものを現代の戦闘に投入するのは間違いだ。もはや、F-15をどんなに改修しても現代の戦場では生き残れない。スタンドオフウェポンの運搬役しか果たせない。
まさに、これだな。


相手が中国やロシアならそうだけど、実際にアメリカが相手にしているのはテロリストやシリア、イランの様な格下の相手。そういう相手ならF15Eでも十分に任務遂行が出来る。


戦闘機を爆撃機として使用できれば爆撃機を警戒擁護していた任務から外れ、自らが爆撃機としての戦闘を行うことができる。実に効率が良く敵を攻撃することが出来る。


強力なエンジンを積んで圧倒的兵器搭載量を誇るF-15Eだからこそ成せる芸だね。
後々には配備の進んだF-15EXにも活かす前提でのテストかな?
まさに“戦闘爆撃機”の呼称は伊達じゃない。


>一部の参加者が複数の戦闘機に1機の爆撃機を護衛させるのではなく、戦闘機をJASSMで武装すれば爆撃機の任務に使用できる可能性があると示唆した。
この手の発想はむしろ専門家より素人の方が生まれやすいものと思います。
なので特別驚くような話ではないのですが、問題は戦闘機がミサイルなどを多数装備した場合、必然的に戦闘機が持つ機動性が損なわれることにあるかと思います。
おそらくですが、WW2の頃であれば誰しもが考え付いたものの、この「機動性が損なわれる」点が危惧されて、今日まで本格的なテスト飛行が行われなかっただけのような気がします。
今は戦闘機と雖も電子兵器が主で、空中戦などする機会が少なくなったことから『試してみよう』ということになったのではないでしょうか??


核ミサイルを持てとは言わないが、日本も仮想敵から弾道ミサイルや巡航ミサイルで狙われている以上は、相手の領空外から軍事拠点を狙える長距離巡航ミサイル搭載機として、こういうマルチロールな機体は持っていて当然のはず。「敵基地攻撃能力は憲法違反」というのは専守防衛でも間違った考え方。(こちらから先に手を出すのは問題だろうが、相手が撃ってきたら着弾前に反撃するのは当たり前)


これって要は、従前2発搭載のJASSMを、どうにかして4発積みましょうって話ですよね。
ペイロードは問題ないから、取り付け方を工夫すると言う事かと。


センターパイロンにも1発搭載していますから、合計で5発です
この場合はコンフォーマルタンク以外の増槽は搭載不可能になるので、不足する航続距離は空中給油で補うのでしょう
多数の空中給油機を運用しているアメリカ軍だからこそ可能な、ゴリ押しですな


この記事を書いた者が無知なだけで、F-15A~F-15Dは要撃戦闘機、F-15EはF-15の優秀な機体性能からF-111の後継としてF-15の発展型の戦闘爆撃機です。
要撃戦闘機として就役したがF-16やSu-27みたいにマルチロール機に改修され対地、対艦攻撃能力が付与された訳でもないのだから、新しい巡航ミサイルがF-15Eの発展型のF-15EXに搭載されるが正しい表記になると思います。


https://news.yahoo.co.jp/articles/ae9e06a8a891d97780a6559c3633b231b790a1a8/comments

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