中国が迫る尖閣諸島 日中衝突はあるのか?元陸将と台湾の研究者が語る懸念 ネット「子供達や若い人達の未来が心底心配」「産業依存構造が大きく影響」「次回の選挙では国民が腹を据えて意志反映を」


尖閣諸島(写真:ロイター/アフロ)

中国が迫る尖閣諸島 日中衝突はあるのか?元陸将と台湾の研究者が語る懸念
4/15(木) 17:55配信 Yahoo!ニュースオリジナル特集

2020年、中国の公船が尖閣諸島周辺の接続水域を航行した日数は333日にも及んだ。今年2月には、海警局に武器使用を認める海警法も施行された。日本は反発し、自衛隊や海上保安庁の対処力強化を求める声も上がっている。尖閣問題は日米首脳会談でも大きなテーマとなりそうだ。緊迫する現状をどう読み解けばよいのか。陸上自衛隊の元陸将と台湾の研究者に聞いた。(ジャーナリスト・小川匡則、森健/Yahoo!ニュース オリジナル 特集編集部)

(一部抜粋)

海上民兵が上陸してくるシナリオ

■山下裕貴・千葉科学大学客員教授、元陸上自衛隊・陸将
「日中が衝突するシナリオを想定してみました。まず、中国側は先制攻撃ではなく、日本側に先に撃たせる仕掛けをしてくるでしょう。『われわれは撃たれた』という口実が必要だからです」

「例えば、中国の漁民が尖閣に上陸するケース。中国は『あれは遭難した漁民だ』と主張するでしょうが、実は海上民兵です。上陸してもめている時に海上保安庁が威嚇発砲したら、『自国の漁民を守るため』と主張して、中国の公船が海上保安庁へ発砲し返す。こうして両国の船で被害が出る。その時、中国は『わが国の領域において日本が不法行為をした』として、海軍の駆逐艦が尖閣沖に進出してくる。すると、今度は同じように海上自衛隊も出てきて、全面衝突に発展していく──これが一つのシナリオです」

「もっと悪いシナリオもあります。中国が不意急襲的に部隊を尖閣に上陸させてくるケースです。たとえば、上陸部隊を排除しようとする日本の自衛隊と中国軍が尖閣沖で戦闘を行う。すると、被害は双方に及ぶ」

「その時、日本はアメリカが適用を明言している日米安保条約の発動を要請する。しかし、中国も『米軍基地のある嘉手納、岩国などは攻撃しない』と発表。尖閣という戦略的価値の低い小さな島だけが対象だとなると、アメリカは発動を躊躇し、場合によっては発動自体を拒否する可能性もある。そうなると日本は孤立します。その間に、中国軍が尖閣に施設を構築し、既成事実化するというのが最悪のケースです。だから、アメリカに対しては日米の共同対処の必要性を理解してもらわなければなりません」

すでに「現状変更」は行われている

■林泉忠(りん・せんちゅう)・元台湾中央研究院近代史研究所副研究員
「尖閣諸島はすでに『現状変更』がなされつつある──私はそう認識しています。もちろん尖閣に中国軍は駐留していないし、島への上陸もしていない。でも、広義では変更されていると思います」

「キーワードは『サラミ戦術』です。サラミソーセージを薄くスライスして切っていくように、少しずつ現状を変えていき、当初の目的を達成する戦術です。中国の公船が頻繁に尖閣の接続水域を航行するようになったのは2012年9月の日本の『国有化』措置以降です。一昨年は年間200日を超え、昨年は333日。公船が来るのが常態化したのです。これは日本にとって『本来の状態』ではありません」

「加えて、昨年は中国公船が領海内の日本漁船を追尾するという動きが5~12月の間で8件もあった。この時点で『新しい段階』に入ったと思いました。今までは日本の漁船が来ても基本的にノータッチだったのが、昨年から中国の公船が明白に日本の民間漁船の活動をやめさせるようになった。これは重要な変化です。つまり、中国は『パトロールの常態化』から、『尖閣海域の管理』の方向に動き始めたわけです。日本側は中国の島占領の可能性ばかりに注目し、この静かな変化をしっかりと認識していないように見えます」

王毅外相発言の真意は「共同管理」

「今後中国が目指すのは『尖閣の日中共同管理』です。共同管理とは、尖閣の領海に公船が自由に入っていき、漁船が勝手に入ってきた場合には排除できる状況。そうなって初めて本当の管理の状態となります。これが2020年から進行しているのです」

全文は以下
https://news.yahoo.co.jp/articles/2dfb1eb052067d3ab798ee9f505ad4b81db55f99

コメント

日本の領土を奪い取ろうとしている中国で
日本企業は金儲けをしている。
中国に進出して中国の富国強兵を助けている。
企業の幹部は日本国民の一員としての自覚を持って、このような国に投資することをやめるべきと思う。


田中角栄の棚上げがなければ・・・。
当時、随行した大平正芳が「大変なことになる」と口にしたことが現実になった。
1972年に、平然と自衛隊を駐留させておけば、何の問題もなかった。
日本の援助が欲しかった中国、そして国力の違いが歴然とあった当時の日本なら、何の問題もなかった。
全方位外交などとユートピアを夢見た馬鹿な政治家と官僚が日本を窮地に追い込んだ。


海上保安庁の皆さんいつもご苦労様です。
尖閣沖の漁師さんを守る為にいつも仕事をしていただき。
時間も関係なしに仕事をしていただきありがとう。
日本政府よりよほど頼りになります。ありがとう。
自衛隊と交代で警備にあたる事が良いと思いますが。
そんな訳には行かないのでしょう。。
日本の政治家がもっと正しい事をしてください。
中国の顔色ばかり見ていないで正しい事をしてください。


長い目で見ると中国は日本の善意を仇で返す事ばかりだ。戦後日本の製鉄会社は中国の製鉄所作りに損得勘定抜きで協力し技術輸出した。天安門の虐殺の後は率先して制裁を解除、又パナは松下幸之助の指揮下中国に資本進出し経済復興に協力した。しかし一旦関係がこじれると戦後受けた恩義など全く無視し、反日運動をやり、パナの工場や日本が関係する物産を破壊。更に日本が善意で技術輸出した製鉄所で日本を威嚇、攻撃する空母、軍艦他の大量の兵器を作った。長い目で見て中国に進出し儲けようと思ってると長期的には国家を揺るがしかねない厄災となって返ってくるということがよくわかる。日本企業には今後は中国から手を引いて彼等を決して信用しない事だ。


今の子供達や若い人達の未来が心底心配。
だから軍備増強には大賛成、反対派の人達って今の自分が良ければいいんだよね。
戦争はいけないと思うし反対なんだけど、侵略されたとしても戦わない、負けても良いって思考にはなれない。
護りたいなら、とても攻撃すら気になれない様な力が必要な状況に置かれている事を知り、対策しなくてはいけない。
軍備増強の為に増税は嫌?今の生活で手一杯?
中華に侵略されたとしたら全て奪われ、搾取され、今以下の生活になるんだよ。
本気で考えようよ。


日本はアメリカが先に衝突してくれと願ってるけど、アメリカは日本が
先に衝突してくれと願ってる。両国とも矢面に立ちたくないから、
でもいずれは中国と自由陣営は衝突すると思うが
その時ソ連を自由陣営に入れてはいけない。


これだけ、連日軍艦や戦闘航空機を送ってくるのだから、当然尖閣取りを狙っているでしょう。あと、1、2年したら確実に占領作戦が実行されるんじゃないかな。その次は沖縄。中国の経済力がアメリカを上回っていれば、その次は日本本土が標的でしょうね。


尖閣が奪われたら、さすがの日本も核武装するでしょ。
今のままの日本だと奪われる気しかしないので、奪われた時こそ核武装してね。
最大限、中に後悔させる事くらいはお願いします。


お二人の記事の中で欠けている事は日中の産業依存構造が事の流れに大きく影響すると言う事。
日本の経済は2010年代後半からハッキリと下降線を辿っており、国民一人当たりのGDPも上昇してはいない。サラリーマンにおいては大半の人が2000年代に比較して大幅に減少しているし増税と控除の廃止などで実質生活レベルは下がっているにも拘らず一定の生活水準を維持で来ている背景には中国産の安価な生活品を購入しているYと言う背景がある。ここは実は日本人にとってアキレス腱でありここを突かれれば日本は抵抗すること無く中国の属国になるしかなくなる。
軍事的側面と経済的側面の両方で国家体制を考え直さなければならないでしょう。


>彼らの目標は、香港、マカオ、そして台湾を編入し国家を統一することです。最後の目標が台湾です。
南シナ海での領土領海の拡張、インドとの領土紛争を見ると、最後の目標が台湾でないことは明白。尖閣の強奪が成功すれば次は沖縄。そして太平洋の西半分。これが成功した頃には米国の衰退が進み、米国西海岸に沿って新九段線が引かれる恐れもある。


中国の脅迫に対して、国民がやきもきしているというのに、政府はなぜ具体的対策を講じないのか?地元石垣市中山市長が、尖閣に標識を立てるための申請をしても、政府が拒絶する。また、漁師が尖閣で漁をしようとすると、尖閣に近づいた中国船に対しては形ばかりの痛くもかゆくもない警告だけで、日本漁船に対しては、尖閣に近づかないよう阻止して尖閣海域での漁を邪魔する。この実態を政府は国民にどう説明するつもりだ?国民を騙すのもいい加減にしてくれ。


日本が第二次大戦後戦争をしていないのは憲法九条のおかげではなく、在日米軍の力と日本に侵略するほどの魅力がなかったから(資源もなく地震と火山だらけ)であって、米軍に対抗できる力をもった国が海洋資源等侵略する魅力を見出せば当然攻めてくる。
が、中国等の世論工作の結果もあるだろうが、自衛隊を減らせ、米軍無くせ、新兵器配備反対!という市民の多いこと。中国では少なくとも新兵器の開発や配備を反対している人は見たことないな。


国防部会の青山議員達が海上保安庁法改正とかの提言をしても、赤羽国土交通大臣(公明党)などの抑え込みでどうにもならないみたいです。次回の選挙では国民が腹を据えて意志を反映させなくては日本国の未来はないと言えます。公明党、自民党竹下派、二階派等々、皆で落選させましょう!


共同管理?
そんなの有り得ないでしよう。
共同管理は名ばかりで、認めたら中国側の艦船などが縦横無尽に来るようになり、既成事実をどんどんつくられて、いずれは分捕る魂胆が見え見えだからね。


日本国民がホゲーとして、安い中国製品を購入しまくっているのも、原因のひとつ。
それ。中国側からすれば、戦略物資のひとつだから。
供給停止あるいは絞り込む事だって、彼らのカードの1枚。
弱みを握られている事に気づかないとな。
もし、その時が起こったら、日本は大混乱で手遅れ。
そうならない様に、最低限の物資生産を国産で補うべき。
内需拡大だ。


日本の国民のみなさん、現在尖閣の近くにいる船は中国の船で、日本の海保の船は中国の船より遥か沖にいると言う現実を知っていますか?今尖閣を支配し守っているのは中国なんです。日本政府は日本の民間の船を尖閣に近づけよとしません。海保も尖閣を中国から守っていると日本国民向けに言っていますが、これは政府は尖閣が中国が実効支配していることを隠蔽しています。海保は怖くて中国の船がいる尖閣には近づくことが出来ていません。私はこんな政府はもううんざりです。政府に愛国者はいない。親中派が中国の実行支配を許してしまったのです。自衛隊が国を仕切って国民と共に中国と戦うしかもう尖閣を取り返す方法は無いのかもしれない。親中派国会議員は日本にとって有害です。直ちに親中派を排除する運動を起こさなけば手遅れです。


無人の小さな島のリスクではなく日本全体の重大なリスクだ
この島を失うという事は尖閣諸島周辺の制海権を奪われるに等しい
そうなれば徐々に中国は東に進出しようとし
いずれ日本は周辺の海で自由に行動することが難しくなるだろう
日本を封じ込める戦略的な一歩であればリスクを踏む可能性は十分ある


最後の目標は太平洋の半分を手に入れることだろう。
台湾すら通過点にしかすぎず、尖閣強奪自体でさえ、サラミ戦術の薄皮一枚だと思う。
日中共同管理という提案があるとすれば、台湾侵略前の日本に対する牽制に過ぎず、
台湾が取れれば自動的に尖閣は手に入れるつもりだろう。
今の日本政府の一連の対応が「敵を欺くにはまず味方から」であることを切に願う。


https://news.yahoo.co.jp/articles/2dfb1eb052067d3ab798ee9f505ad4b81db55f99/comments

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